Vジャンプ8月特大号に付属される「水月のアデュラリア」の効果が公開された。
今回は『宝玉獣』と相性が良いと言われたこのカードについて相性の良いカードや詳しく考察をしていきたい。
水月のアデュラリア
効果モンスター
遊戯王カードWiki
星5/水属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の魔法&罠ゾーンに表側表示でカードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数×600アップする。
(3):自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のカード2枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地へ送る。
『宝玉獣』とは相性はいいが…
①の効果は表側表示の魔法があれば特殊召喚できるので、永続魔法扱いとなる『宝玉獣』では条件を満たしやすい。
②の効果も永続魔法扱いの『宝玉獣』が展開されていればいる程、攻守を大きく上げられる。
③の効果は、7種類のモンスターを早くフィールドや墓地へ送りたい『宝玉獣』にとってはありがたい墓地肥やし効果だ。
このように、効果①②③のどれも、表側表示の魔法、罠カードに影響するため、永続魔法扱いとしてフィールドに残り続ける『宝玉獣』とは確かに相性が良い。
ただし、『宝玉獣』とは噛み合うものの、『宝玉獣』のテーマに対してサポートしてくれる効果はほとんど持ち合わせていない。
例えば、①の効果はこのカードをフィールドに出すだけの効果で、②の効果の攻守を上げる効果はこのカードにしか適用されないため、『宝玉獣』に対して何も恩恵が無い。
唯一恩恵がある③の効果は墓地肥やしができるが、魔法&罠ゾーンの表側表示のカード2枚を墓地へ送る条件が重く、「宝玉獣 ルビー・カーバンクル」の効果で永続魔法になった『宝玉獣』を大量展開させることを狙っているなら、非常に相性が悪い。
「宝玉獣の導き」であればフィールドアドバンテージを稼げるほか、「水月のアデュラリア」のように魔法&罠ゾーンの表側表示のカード2枚を墓地へ送る必要もないので、代用カードも存在する。
あくまで『宝玉獣』と組み合わせればこのカードは強くなるが、『宝玉獣』自身が強化されるわけではないことに注意するべきだろう。
『宝玉獣』以外で使うには?
魔法、罠ゾーンの表側表示のカードとシナジーがあるので、ペンデュラムゾーンを多用するペンデュラム主体のデッキや、装備魔法を多用する『パワーツール』、装備魔法扱いになる『ドラグニティ』、最近何かと話題のある永続罠を多数使うデッキでも、このカードの使い道はあるだろう。
①のこうかで特殊召喚もしやすく、②の効果で自身の攻守も上げやすくなる。
③の効果はデッキに依存はするが、墓地肥やしを好まないデッキは少数派のため、このカードの効果があって困ることはほぼ無いだろう。
墓地肥やし対象がレベル4以下以外の条件が無いのも評価できる。
ただし、墓地へ送られないペンデュラムモンスターは、③の効果のコストとして使うことはできない。
③の効果はコストも重いので、使い切り型の「マスマティシャン」とどちらを採用するかは検討する必要がある。
まとめ
『宝玉獣』と相性が良いと謳われていたカーだが、『宝玉獣』を利用して自分だけが強化するカードなので、『宝玉獣』はあまり助けてくれない。
ただ、レベル4以下のモンスターを墓地へ落とせる効果は汎用性が高いので、ペンデュラムや永続魔法、装備魔法、永続罠を多用するデッキであれば検討の余地はあるだろう。
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