遊戯王OCGにて『ダークウィング・ブラスト』に「ナチュル・モルクリケット」「ナチュル・カメリア」「ナチュルの春風」が収録されることが決定された。
今回はこれらのカードについて相性の良いカードや詳しく考察をしていきたい。
ナチュル・モルクリケット
効果モンスター
遊戯王カードWiki
星1/地属性/昆虫族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「ナチュル」モンスター1体を特殊召喚する。
攻撃力が一番高いモンスターが相手フィールドに存在する場合、
この効果で特殊召喚する数を2体にできる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した場合、
または自分がEXデッキから「ナチュル」モンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
1つ目の効果により、このカードをリリースしてデッキの別の『ナチュル』モンスターを呼び出すことができる。
『ナチュル』モンスター以外の条件が無いため、リクルート先の範囲は非常に広い。
さらに、攻撃力が一番高いモンスターが相手フィールドにいるなら、2体まで特殊召喚できるので、後攻1ターン目であれば、このカード1枚からシンクロ召喚やリンク召喚が可能で、同名カードの制限もないので、エクシーズ召喚さえも難なく行うことができる。
また、1つ目と2つ目の効果の相性が非常によく、1つ目の効果でこのカードをリリースし、リクルートしたモンスターで『ナチュル』モンスターをシンクロ召喚すれば、続けて2つ目の効果でこのカードをリクルートできる。
勿論、1つ目の効果も2つ目の効果も1ターンに1度までだが、「この効果で特殊召喚したこのカードがフィールドを離れた場合除外される」等のデメリットもないため、毎ターン安定してこの効果を使えるのは非常に大きい。
なお、どちらの効果も条件を満たせば、相手ターンでも発動できるので、自分のターンでも相手のターンでも、ボードアドバンテージを稼ぐことができるのはとても評価できる。
ナチュル・カメリア
チューナー・効果モンスター
遊戯王カードWiki
星4/地属性/植物族/攻1400/守 700
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ナチュル」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が「ナチュル」モンスターの効果を発動するためにモンスターをリリースする場合、
代わりに自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る事ができる。
(3):相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地から「ナチュル」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
1つ目の効果は、『ナチュル』カードであればカードの種類は問わないので、「ナチュルの神星樹」を墓地へ落とせば、それだけで『ナチュル』カードを何でもサーチできる万能な効果に化ける。
そこで「ナチュル・ハイドランジー」をサーチすればそのまま手札から特殊召喚できるので、レベル9シンクロへ繋げることも可能だ。
2つ目の効果は、墓地肥やしができる上にリリースコストを抑えることができるので、メリットしかない。
先程の「ナチュル・モルクリケット」効果でも利用できるほか、コストが重い「ナチュル・サンフラワー」や「ナチュル・ナーブ」の効果も無理なく扱えることができる。
「ナチュル・ホーストニードル」がいれば、墓地を肥やすだけで、相手の特殊召喚を1回封じる恐ろしいコンボもできてしまう。
発動条件が非常に緩い3つ目の効果は、墓地から『ナチュル』モンスターをリクルートできる優秀な効果ではあるが、基本的に相手ターンでの発動が想定されるため、このカードとリクルートしたモンスターがフィールドを維持できるかは、他のカードによる防御策があるか次第になる。
ナチュルの春風
速攻魔法
遊戯王カードWiki
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の手札・墓地から「ナチュル」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
●「ナチュル」モンスターを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚する。
●自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた、
「ナチュル」モンスターを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
発動条件は無いが、どの選択肢も『ナチュル』に関わる効果なので、『ナチュル』以外での汎用性はない。
1つ目の選択肢はただ単に手札か墓地から『ナチュル』モンスターを特殊召喚できるシンプルイズベストな効果でいつでも使いやすい。
2つ目の選択肢のシンクロ召喚効果は優秀で、最初に紹介した「ナチュル・モルクリケット」との相性が良く、相手ターンでも発動できる「ナチュル・モルクリケット」の効果で特殊召喚したモンスター2体をそのままシンクロ召喚させることができ、奇襲性が非常に高い。
先程の「ナチュル・カメリア」も、墓地からリクルートさせる効果は相手ターンで発動しやすい効果なので、速攻魔法のこのカードを使えば、相手ターンでの「ナチュル・カメリア」とリクルートしたモンスターでシンクロ召喚を行える。
融合素材をそろえているのであれば、3つ目の選択肢の融合召喚を狙うのも勿論ありだが、手札から融合素材を選べない点は注意が必要だ。
まとめ
どのカードも相手ターンで効果を発動でき、強力な効果を持っている。
この3枚だけでも、お互いに効果が非常に噛み合っており、非常に使いやすい。
『ナチュル』デッキを作ったことがある人であれば、これらのカードを採用して新しいデッキの回し方を研究し得た次割ってみるべきだろう。
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