けものフレンズ3の『ツクヨミノシンシすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「ツクヨミノシンシ」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「よるの流星」も並べて解説していくことにする。
ツクヨミノシンシ
「ツクヨミノシンシ」はアクティブ属性のフレンズだ。
けもステータスは現状、アクティブ属性の中で「麒麟」に次ぐ2番目の高さを持っており、体力、攻撃、守りのどれをとってもステータスが高く、バランス力に優れている。
プラズムで火力を補う
「ツクヨミノシンシ」のけものミラクルは全体攻撃系の内容となっており、アクティブ属性のフレンズとしては貴重な全体攻撃持ちのアタッカーとして運用することが出来る。
攻撃のステータスも、けものミラクルのダメージ量も申し分ないため、それなりの火力をだすことができる。
ただし、自身の与ダメージを増加させる効果は特性でしか持っておらず、その特性も効果もステージ時間が夜の時に発動するという厳しい条件を持っている。
アタッカーとして運用するのであれば、緩い条件で発動できる与ダメージバフ効果はいくつか持っておいてほしいものではあるが、「ツクヨミノシンシ」にはそれが無いのが難点となっている。
これを補うには、Tryフラッグ中心のパーティで運用させることで火力の底上げを図ることが出来る。
「ツクヨミノシンシ」はプラズムの値が50と非常に高く、Tryフラッグによるバフ効果の恩恵を大きく得ることが出来る。
また、待機スキルではプラズムチャージの効果が1回追加されるため、攻撃1回分だけTryフラッグによるバフ効果を維持して行動することができる。
これにより、1度の行動ではTryバフ効果を失わずに、けものミラクル使用時に自分が望むフラッグの調整させる融通が多少利くようになる。
そのため、Tryフラッグのバフを維持したまま、けものミラクル+を狙ったり、Beatコーラスを狙って更なる火力上げを行うこともできるのが魅力だ。
待機スキルのプラズムチャージ効果は発動回数に上限が無いため、長期戦でも活躍できる点は評価できる。
時間帯が夜の時に強化
「ツクヨミノシンシ」はステージの時間帯が夜であることで発動する効果を複数持っている。
1つ目は特性で、時間が夜の場合与ダメージと回避がそれぞれ10%上昇する。
回避はともかく、アタッカーとして運用していくのであれば与ダメージ増加効果の恩恵は得たいところだ。
先程も述べたように、「ツクヨミノシンシ」は与ダメージ増加効果をほとんど持ち合わせていないので、狙えるのであれば特性の効果は狙っていきたいところだ。
2つ目はキセキ特性で、バトル開始時にMPが30増加し、自身以外の味方のアクティブ属性のフレンズの与ダメージを20%上昇させる。
「ツクヨミノシンシ」のけものミラクルの必要MPは120と高いため、初回のけものミラクルのみ少ないMPで発動させることができるのは評価できる。
味方の与ダメージ上昇効果も魅力で、なんといっても強化値が20%とかなり高い。
攻撃系けものミラクルを所有しながらも、自身の与ダメージ増加は対象外になっている点は非常に残念である。
ぼんやりうっかりを軸に戦う
「ツクヨミノシンシ」は得意技で相手を中確率でぼんやりうっかり状態にすることが出来る。
ぼんやりうっかり状態はMPを溜めることが出来なくなり、実質的に相手のけものミラクルを封じることに等しい。
ちからくらべではMPを早く溜めてけものミラクルで速攻で決着を付ける戦い方が軸となっているパーティは多いため、ちからくらべで戦わせる場合は大きく活躍が見込めるだろう。
ただ、ぼんやりうっかり状態を軸にして戦う場合は、「ツクヨミノシンシ」以外のフレンズでもぼんやりうっかり状態を狙えるフレンズは多く用意しておきたい。
得意技以外にも、けものミラクルでもぼんやりうっかり状態にさせる手段はあるものの、低確率で安定性は低く、必要MPも多いため頻繁に使っていくことはできないので、「ツクヨミノシンシ」以外のフレンズに頼ることになる。
組み合わせるフレンズとしては「ダイアウルフ」はお勧めだ。
「ダイアウルフ」は「ツクヨミノシンシ」と同様に得意技でぼんやりうっかり状態を狙えるほか、マイペース属性に限られるが、けものミラクルでも高確率で付与できる。
キセキ特性では相手のギブアップではない敵が3人以上いる時、マイペース属性を強制的にぼんやりうっかり状態にできる効果を持ち、ちからくらべでは自然と5対5になりやすいので、安易に条件を満たすことが出来る。
さらに待機スキルでは、相手のぼんやりうっかり耐性を弱体化させるという極めて珍しい効果を持っているので、耐性を持っている相手に対しても強く攻めることが出来る点が優秀だ。
他のフレンズでは「ゲンブ」や「シヴァテリウム」が良いだろう。
「ゲンブ」は得意技で相手が3人以上の時に高確率でぼんやりうっかり状態を付与できるので、ちからくらべでは安定的にぼんやりうっかり状態を狙うことが可能だ。
「シヴァテリウム」の得意技もぼんやりうっかり状態を付与できるが、こちらは継続ターン数が2ターンと長く、Beatフラッグが3枚構成であるため、他のフレンズも含めて得意技を狙って出しやすくすることが出来る。
このように「ツクヨミノシンシ」を含め、パーティをぼんやりうっかり状態を付与できるフレンズで固めれば、ちからくらべにおいて有利に立ち回りやすくなるだろう。
よるの流星
画像は完凸時の効果で、完凸前の効果は被ダメージ減少、与ダメージ増加、命中率増加が全て5%となる。
守りのステータスが高く、被ダメージ減少効果を条件なしで付与できるため、壁役のフレンズに持たせるのが最適だろう。
ただし、似たようなフォトには「チイさなセンセイ」が存在し、被ダメージ減少効果を最低で7%得られるほか、守りのステータスもわずかながら高いのでこちらは採用する意図は薄い。
そうなると差別化を図るために、与ダメージ増加効果が付与できる点を推したいところだが、発動条件がステージの時間帯が夜という依存性の高い制限がかかっており扱いづらい。
時間帯が夜だと回避を増加させる「アフリカオオコノハズク」を相手にした場合は対策として使えるかもしれない。
また、「タスマニアデビル」は特性にこのフォトと類似した効果を持っているため、時間帯が夜であれば与ダメージ増加と命中率増加の大幅強化を狙うことが可能になる。
まとめ
「ツクヨミノシンシ」はステータスのバランスが良く、何かに特化している強みは無いが、けものミラクルは全体攻撃技となっているので、アタッカーとして運用するのであれば、Tryフラッグによるプラズムを多くチャージできるパーティに組ませるのが良いだろう。
それ以外には、得意技でぼんやりうっかり状態を狙えるので、ぼんやりうっかり状態に関連する効果を持つ他のフレンズと組み合わせれば、ちからくらべにおいて相手を大きく牽制できるパーティとして活躍が見込めるフレンズとなっている。
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