けものフレンズ3の『シロクジャクすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「シロクジャク」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「シロクジャク」のみについて評価、解説していくことにする。
シロクジャク
「シロクジャク」はラブリー属性のフレンズ。
体力、守り、回避のステータスが高く、体力においては現時点でラブリー属性の中で一番の高さを誇る。
体力回復効果を多く持ち、フォトの構成次第では盾役兼回復役を担うことが出来るフレンズだ。
体力回復量を上げる
体力回復効果を持つが、そのうち味方にも影響を及ぼすのはけものミラクルのみ。
ただ、キセキ特性の体力回復量を上げる効果がなかなか強力で、過去に例のない初めての効果となる。
この効果により、「シロクジャク」自身のけものミラクルによる体力回復をはじめとし、他のフレンズやフォトの効果による体力回復効果を強めることが出来る。
ギブアップフレンズの復帰効果による体力回復効果や、隊長スキルの栄養補給等どこまで効果が及ぶかは不明だが、体力回復手段を多く持つパーティであればあるほど、大きな恩恵をもたらすのは間違いないだろう。
ただし、発動条件として自身の体力が85%以上でないと効果は適用されず、体力回復手段は多く持つ「シロクジャク」ではあるが、それに比べてもやや閾値が高いのが難点だ。
また、あくまで回復量が上がるのは自身を除く味方のみであり、「シロクジャク」自身のけものミラクル、待機スキル、特性、キセキ特性で自身に対しての体力回復量は上がらない点は注意しておこう。
高難度クエスト、シーサーバル道場向け
使いどころとしてはやはり長期戦を強いられる高難度クエストがお勧めだろう。
体力回復効果が輝くのは、長期戦でパーティ全体の体力が大きく削れたところを回復の効果で戦況を立て直すことが一番の役目となるため、高難度クエストで属性相性が有利であればほとんどのクエストで流用できるフレンズとなってくれる。
先程も挙げたように、体力回復量を上げることが出来るため、「シロクジャク」以外にもパーティ全体の体力回復手段を豊富にそろえておけば、非常にギブアップしにくいバトル展開をしていくことが可能だ。
また、「シロクジャク」は回復以外にも与ダメージバフ効果を持つことからシーサーバル道場でもそれなりの活躍の期待がある。
シーサーバル道場において体力回復効果は直接的な記録を伸ばす要因にはならないが、同じラブリー属性で体力が一定値以上の時に火力が増す「ボブキャット」「イリオモテヤマネコ」や、フォトの「オフショット」と組み合わせれば、高体力を維持して疑似的に火力を増加させることが可能だ。
さらに、ラブリー属性の味方全員に毎ターンMPを加速させることが出来、これは単純にMP不足を解消させるほかにWバフの成功確率を高める要因にもなってくれる。
これは、「シロクジャク」と似たけものミラクルを持つ「シマハイイロギツネ」や「二ホンカワウソ」にはない強みと言えるだろう。
からげんき状態が天敵
これだけ体力回復効果を持っているのであれば、自身を含め、からげんき状態になってしまった味方への影響は非常に大きい。
体力回復量増加効果も、そもそもの体力回復効果が封じられてしまってはどうしようもない。
そのため、高難度クエスト等でからげんき攻撃を使ってくることが分かっているのであれば対策は必須になるだろう。
また、得意技でからげんき状態にできるフレンズはそこそこ多いので、ちからくらべで扱う際にも事前準備はしておいたほうが良いだろう。
対策手段としては、パーティに「アリサ=サザンクロス」「アラビアオリックス」を加えるか、「アオツラカツオドリ」のけものミラクルで解除を狙うか、からげんき状態になってほしくないフレンズに優先的に「しょうぶのゆくえ」「はなまるだね!」を装備させる方法がある。
場持ちは良いが物理耐久が高いわけではない
体力回復に優れているため耐久面が高いと思われがちだが、体力を回復する効果により場に残り続け易いだけで、被ダメージを軽減する効果は持ち合わせていない。
そのため、キセキ特性の体力85%以上という条件はおろか、最悪の場合一撃で落とされるダメージを受けると何もできずに終わってしまう。
そのため、火力の高い単体攻撃のけものミラクルには非常に脆く、回復する暇もなくギブアップする確率が高い。
ちからくらべでは相手のけものミラクルを発動させる前に短期決戦に持って行くことがモットーだが、そもそも「シロクジャク」自身が体力回復役で長期戦向きのスタイルである以上、やはりちからくらべでは不適合なフレンズと言える。
まとめ
「シロクジャク」は体力回復効果を多く持ち、体力回復量を上げるという初めての効果を持つフレンズである。
からげんき状態を対策したうえでパーティ全体の体力回復手段を極めれば、非常に長期戦に適したバトル運用が期待できるだろう。
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