けものフレンズ3の『しょうたい』にて、新フレンズ「ヒメウォンバット」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「ポケットの中は…」、星3フォト「覇者の反撃」も並べて解説していくことにする。
ヒメウォンバット
「ヒメウォンバット」はアクティブ属性のフレンズ。
体力の高さが魅力で、アクティブ属性の中で3番目の高さを誇る。
守りや回避もそれなりに高い値であるため、受けとして活躍するフレンズと言えるだろう。
デザインコンセプト展にて初めてリデザ版が公開され、一応けもフレ3ではフォト「ひとやすみですぅ」にて既に登場している。
とにかく耐久力が高い
単純に体力と守りのステータスが高く、そのまま使うだけでも十分盾役として活躍できるが、「ヒメウォンバット」の魅力は所持している効果も耐久を強化する内容が多く、とにかく硬い盾役が完成するフレンズとなっている。
自身の被ダメージを減少させる効果は待機スキル、特性、キセキ特性に存在し、特性とキセキ特性は条件なしで常時効果が適用されるのは非常にありがたい。
待機スキルも発動率が70%とやや安定感はないものの、15%と減少値は高く、待機スキルの発動回数に制限がないのはかなり評価できる。
耐久の高さを活かし盾役として積極的に相手の攻撃を被弾する運用をしていけば、パーティ全体の場持ちも良くなることから、キセキ特性のMP増加効果の発動条件も満たしやすく、長期ターンでMP加速の恩恵を得ることができる。
ただし、体力回復効果は1つも持ち合わせていないため、「大海を往く」等の毎ターン体力を回復させるフォトを装備させたり、ヒーラー役のフレンズを用意して体力管理をしていくことをお勧めする。
また、アクティブ属性では「ドールシープ」が非常に高い耐久性を誇るフレンズで、最大防御力でい言えば「ヒメウォンバット」は「ドールシープ」に劣ることになる。
代わりに、「ドールシープ」の耐久を強化する効果はけものミラクルだったり、体力条件があったりと、常時発動できない効果も多く持っているため、安定して耐久を強化したいのであれば「ヒメウォンバット」の方が扱いやすい。
回避タンクとしても有能
「ヒメウォンバット」は耐久だけでなく回避のステータス値も高いことから、回避タンクとしても扱える。
けものミラクルでは自身の回避を15%増加でき非常に強化値が高く、けものミラクルに必要なMPも低めに設定されているので、MPを加速できるフォトを装備させてMPを加速していけば、高い頻度でけものミラクルを発動でき、回避を強化した状態でいられる場面を多く作ることができる。
けものミラクルには相手の被ダメージ増加デバフが大きく入るため、可能であればこれを活かして、ほかのアタッカーのけものミラクルも続けて発動していけるようしたい。
特性でも回避を10%強化する効果を持ち、体力50%以下になれば相手の攻撃が外れる回数も多くなってくるだろう。
ただし、耐久が高い「ヒメウォンバット」に対して、体力が50%以下という条件はやや重く、条件を満たすまでには多少時間がかかるだろう。
また、けものミラクルの回避増加も特性の回避増加も、いつでも使えるわけではないので、あくまでサブの効果と認識しておいた方が良い。
主体は耐久の高さで相手の攻撃をしのぎつつ、回避の高さで相手の攻撃を避けて少しでも長く場に残り続けるといった形で運用するだけでも、十分強いと言える。
強敵などと戦う長期戦で有利
「ヒメウォンバット」は耐久寄りのフレンズであるため、基本的には長期戦を得意とするフレンズである。
お得意の耐久と回避で相手の攻撃を受け流しつつ、キセキ特性で味方のMPを加速させながら反撃の準備をしていくのが主な流れとなるだろう。
反撃時は「ヒメウォンバット」のけものミラクルに続いて、アタッカーのけものミラクルを合わせればより大ダメージを与えることができる。
ちからくらべの場合は、待機スキルをなるべく頻繁に発動させて耐久を上げるか、素早くMPを溜めてけものミラクルで回避を上げて時間を稼ぐことが出来れば、多少はこちらの理想的な戦い方は可能かもしれない。
ただし、得意技が全体攻撃持ちのフレンズで組まれているパーティを相手にする場合は相当厳しいだろう。
けものミラクルの相手の被ダメージ増加デバフ効果で、疑似的に味方の火力を上げることができる点からシーサーバル道場でも使えそうではあるが、総合的な面で見れば「オグロスナギツネ」の方が優秀で味方の火力をより上げることができる。
Wバフを考慮したとしても「ヒメウォンバット」は効果が2ターンしか続かないため、2ターン連続でけものミラクルを使わなければならず、あまり現実的ではない。
むしろ、「オグロスナギツネ」の方が3ターンデバフ効果が続くため、こちらの方がWバフさせやすい。
ポケットの中は…
画像は完凸後の効果であり、完凸前は与ダメージ増加と味方の被ダメージ減少がともに4%となる。
自身の与ダメージを増加させつつ、味方の耐久を強化する効果で、内容から言えばアタッカーに持たせるべきフォトといえる。
ただ、どちらも強化値も微妙であるため、結局自身の火力を上げたいのか、味方を守りたいのか使用目的が定まらない。
味方の耐久を高めたいのであれば、恒常フォトの「隊長さーん!」の方が優秀で、ほかにも「私が守る」「こういうものだ!」なども存在し、星3フォトの強化値にも及ばないのが難点である。
また、守りのステータスは優秀なのだが、味方の被ダメージ減少効果は自身に付与されない点もまた痒いところに手が届かない内容となっている。
似た効果を持つフォトとして「ゆったりパーク巡り」が存在するが、こちらと比較しても性能は「ゆったりパーク巡り」だが、被ダメージ減少効果は体力条件があるため、扱いやすさは「ポケットの中は…」が勝る。
覇者の反撃
完凸前の効果は、与ダメージ増加が5%、被ダメージ減少が3%となる。
自身が状態異常の時に強化されるという珍しい効果を持つ。
そのため、状態異常時に恩恵をもたらす効果を持つフレンズに装備させるのが一般的だろう。
たとえば、状態異常時に火力が大きく上がる「カムチャッカオオヒグマ」や、火力と耐久を上げられる「アデリーペンギン」、はねかえしが付与される「ゴールデンタビータイガー」とは相性が良いことになる。
他には、自身にひやひや状態を付与できる「ホッキョクギツネ」や、味方を状態異常にする「メキシコサラマンダー」「コモドドラゴン」がパーティにいれば、状態異常時という条件は簡単に満たせるだろう。
まとめ
「ヒメウォンバット」はとにかく耐久に特化したフレンズで、回避も高いことから確定数を変えやすく、相手を錯乱させながら戦うことができる。
分野によっては「ドールシープ」や「オグロスナギツネ」といったライバルはいるが、安定して高い耐久を維持しながら戦場に居座ることができるという点では、扱いやすい盾役のフレンズと言えるだろう。
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