けものフレンズ3の『キットギツネすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「キットギツネ」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「キットギツネ」のみについて評価、解説していくことにする。
キットギツネ
「キットギツネ」はマイペース属性のフレンズ。
攻撃よりのステータスとなっており、セルリアン戦で活躍しそうな効果を多く持っているのが特徴となる。
オリフレとしては存在していたが、公式では完全新規のフレンズとなる。
シーサーバル道場アタッカーとして大活躍
「キットギツネ」は攻撃、プラズム、けものミラクルのダメージ量が高めのため、純粋にシーサーバル道場のアタッカーとして使えば、ダメージを稼ぎやすく高スコアも狙いやすいフレンズと言えるだろう。
けものミラクルのダメージ量は最大952%で、条件にそぐわなかった場合でも最低784%のダメージ量を叩き出せる。
与ダメージ増加バフ効果も特性、キセキ特性で大きく強化でき、得意技でもバフをかけることが可能なので、けものミラクルを撃つ1,2ターン前に重ねてBeatフラッグで攻撃すれば、更なる火力の底上げが可能だ。
待機スキルの体力回復は、直接的に自身の火力を上げる効果ではないが、回復量が大きいため、「オフショット」「ちょっとはいしゃく!」「りーどあぶっく」などの体力条件を持つ火力増加フォトと相性が良く、発動条件を満たしやすくなる。
他にも「セイリュウ」と同じ効果のしょんぼりきぶん耐性を持つことや、待機スキルで与ダメージ減少状態解除を持つことから、デバフ系による火力減衰ワザにも対策がとれており隙がない。
面倒なギミックが多いシーズンのシーサーバル道場でもそれなりに動きやすくなっている点は非常に評価できる。
自分と敵の両方のパーティ管理が必要
けものミラクルと得意技では相手のセルリアンの数で、特性とキセキ特性では味方のフレンズの数で発動する効果が異なる特徴を持っており、すべてを使い分けるには自分も相手も体力やダメージ管理の必要があり少し運用が難しくなる。
セルリアンが3人以上の場合は、けものミラクルの追加ダメージが入るため、シーサーバル道場でも基本的に複数体を相手にするシーズンの時により活躍してくれそうだ。
ただし、得意技の命中率デバフ効果は相手のセルリアンの数が2体以下の時にしか発動しないため、けものミラクルとの効果の併用は基本的に不可能になる。
味方のギブアップでないフレンズ数が条件となっている効果は、特性で3人以上の時に味方のくらくら中耐性が付与される効果が、キセキ特性で5人の時に味方のMPを毎ターン3加速させる効果を持つ。
どちらの効果も、5人パーティで1人もギブアップしていない状態で発動する効果であるため、基本的に「キットギツネ」を扱う場合は味方をダウンさせないパーティ運用が求められる。
そのため、ギブアップ前提で「Welcome to ようこそ!」を装備した「ムック」を併用するといった戦法は向かない。
毎ターンMP加速効果を捨ててもよいのであれば、一応味方の犠牲を前提とした戦い方もありになるが、お勧めとは言い難い。
他の同属性アタッカーとの比較
ほかのマイペース属性のアタッカーと比べてどのくらいの差になるか比較してみる。
以下のフレンズたちはレベル70、野生解放4段階目、けも級4、けものミラクルレベル5で計算しており、けもコーラス、フラッグ強化値、プラズム等は計算に考慮しない。
フレンズ | 攻撃 | けものミラクル | 与ダメバフ | プラズム | 合計ダメージ |
キットギツネ | 7728 | 784% | 約1.38倍 | 50 | 約83611 |
キットギツネ | 7728 | セルリアンが3体以上 952% | 約1.38倍 | 50 | 約101527 |
【わたしたちのプライド】 ライオン | 7996 | 相手が単体 996% | 約1.71倍 | 50 | 約131793 |
カマイタチ・切 | 7999 | 相手が状態異常 840% | 味方3人の時 約2.19倍 | 60 | 約147258 |
結果の通りで、現役のマイペース属性アタッカーと比較すると、攻撃のステータスと与ダメージバフが他のフレンズに及ばず、「キットギツネ」が合計ダメージに大きく差をつけて劣る形となっている。
「カマイタチ・切」は特性で味方が3人という発動条件が難しいため、これを除いた場合「カマイタチ・切」の合計ダメージは約117806となる。
これでも「キットギツネ」の火力は届かないが、上記表の「キットギツネ」の火力には得意技によるバフ効果は含まれていないため、得意技を2回決めることが出来れば、セルリアンが3体以上の時のけものミラクルは約111934となり「カマイタチ・切」を超える。
環境にも左右されるうえに、フラッグ運も関わってくるため、あまり現実的とは言えないが、「カマイタチ・切」の特性の発動条件が難しい場合で且つ敵のセルリアンが3体以上の時は「キットギツネ」を使ってみるのも悪い選択ではないと言えるだろう。
まとめ
「キットギツネ」はセルリアン戦に特化したアタッカーで、条件が揃えばシーサーバル道場でも高スコアを狙えるフレンズとなっている。
ただし、現役アタッカーでより強いフレンズが存在するのも事実なうえに、敵の数、フラッグ運、パーティの運用方法など様々な要因で火力も変動するため、使い方には注意が必要だ。
コメント