けものフレンズ3の『ヒゲペンギンすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「ヒゲペンギン」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「ヒゲペンギン」のみについて解説していくことにする。
ヒゲペンギン
「ヒゲペンギン」はフレンドリー属性のアタッカー役を担う。
とりわけ高い攻撃を持っているわけっではないが、多数の与ダメージバフ効果を取り揃えているのが特徴だ。
守りに特化しているステータスでもないが、体力はフレンドリー属性で6番目に位置する値で意外にも高めである。
多様な与ダメージバフ効果
「ヒゲペンギン」の一番の特徴は、なんといっても与ダメージ増加効果の多さだ。
待機スキル、特性、キセキ特性のそれぞれでバフ効果を持っており、これのおかげでそこまで高くない攻撃やけものミラクルのダメージ量を大きく底上げすることができる。
発動条件も比較的難しいものが無く、常時バフ状態を維持することができるのも魅力だ。
また、得意技では相手の被ダメージを増加でき、くらくら状態の相手にけものミラクルを使う場合は、さらにダメージ量を上乗せできるので、シーサーバル道場で使う場合はくらくら状態にできるフレンズと併用するのが必須となるだろう。
ただし、与ダメージの増加効果は自身にしか掛からないため、「ヒゲペンギン」以外にアタッカーのフレンズを採用する場合は、「ヒゲペンギン」とは別で与ダメージ増加効果を用意してあげる必要がある。
味方への状態異常耐性付与
状態異常耐性として、ロストフラッグ、ひやひや状態に対して耐性を持っており、さらにこの耐性は味方にも付与される。
2つの状態異常耐性を味方に付与できる効果を持つフレンズは珍しく、特に今シーズンのシーサーバル道場では、ロストフラッグ、ひやひや状態の両方の攻撃を持っているため、このフレンズ一人で2つの状態異常をカバーできるのはありがたい。
ロストフラッグ状態耐性を付与する待機スキルは、発動率が100%でないものの、発動回数に制限が無いため気軽に使うことができるのも評価できる。
どちらかというフレンズ戦向け?
けものミラクルでダメージ量を上げるために、くらくら状態を付与できるフレンズの採用は必須になってくる。
くらくら状態を付与できるフレンドリー属性のフレンズは、「エゾヒグマ」や「フクロネコ」のけものミラクル、「ビャッコ」や「ヒメアルマジロ」の得意技、「ジャック・オー・ランタン」のキセキ特性などで狙っていくことが可能だ。
ただし、これらのフレンズとの併用を考慮する場合、どちらかというと「ヒゲペンギン」はシーサーバル道場よりもちからくらべの方で活躍しやすい一面がある。
例えば、「エゾヒグマ」や「フクロネコ」はけものミラクルで高確率でくらくら状態にさせられるが、これらのフレンズはアタッカー役としては火力が足りないため、ダメージ量を大きく稼ぐ見込みが薄い。
シーサーバル道場では、ダメージ量をより多く稼ぐために綿密な作戦が練られる中で、「くらくら状態を付与させるだけのために使う」という理由で採用するのは、あまりにも採用価値が低く、パーティの1枠分を使うには重すぎる。
「ヒゲペンギンでダメージ量を稼ぐ」のではなく、「パーティ全体でダメージ量を稼ぐ」と考えた場合では、「エゾヒグマ」や「フクロネコ」の採用は考えにくい。
他のフレンズも、アタッカーとして強い「ビャッコ」は、相手が3体以上いないとくらくら状態を付与できず、バッファーの役割を担える「ヒメアルマジロ」は、中確率でしかくらくら状態にできないので安定感がない。
さらに、「ジャック・オー・ランタン」のキセキ特性によるくらくら状態付与は、「ジャック・オー・ランタン」がギブアップした時に発動するので、発動が受動的になり正確に狙っていくのが難しい。
これが、ちからくらべになると状況が変わり、フレンズ5人相手と闘うことになるため、「ビャッコ」の得意技によるくらくら状態付与が安定して狙えるようになり、またちからくらべの仕組み上、比較的早くフレンズがギブアップしやすいので「ジャック・オー・ランタン」のキセキ特性によるくらくら状態付与も簡単になってくる。
これらのことから、くらくら状態を付与できるフレンズがシーサーバル道場では都合が悪い部分があるため、どうしてもフレンズ戦に比べて狙いにくくなってくる。
その結果、「ヒゲペンギン」もフレンズ戦で使わざるを得ない状況を強いられているのが現状だ。
勿論、シーサーバル道場で「ヒゲペンギン」が使えないわけではないが、使う場合はそれなりの犠牲や運が絡んでくることは考慮しておく必要があるだろう。
まとめ
「ヒゲペンギン」は与ダメージバフ効果を多く持ち、複数の状態異常耐性を味方に付与できる優秀なアタッカーのフレンズである。
けものミラクルではくらくら状態にできるフレンズが必須となるが、それを得意とするフレンズがシーサーバル道場では都合が悪くなってしまう部分があるため、現状だとちからくらべ等のフレンズ戦の方が活躍しやすい状況となっている。
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