けものフレンズ3の『できるもん!スマトラトラの体験入団しょうたい』にて、新フレンズ「スマトラトラ」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「予測不可能」、星3フォト「せいくらべ」も並べて解説していくことにする。
スマトラトラ
「スマトラトラ」はフレンドリー属性のフレンズ。
そこそこ高い攻撃を持ち、Beatフラッグが3枚構成となっている。
6%と高い回避が特徴的なステータスである。
ズキンズキン状態を駆使して攻める
「スマトラトラ」はズキンズキン状態に関係する効果を多く持っている。
得意技ではズキンズキン状態付与、特性ではズキンズキン耐性、けものミラクルはズキンズキン状態への火力増加、キセキ特性は相手のズキンズキン耐性減少とそれぞれ効果の内容は異なる。
けものミラクルの火力を上げるには相手がズキンズキン状態になっている必要があるため、基本的には得意技でズキンズキン状態を付与させて火力を上げる条件を満たすのが一般的な動きとなる。
得意技による状態異常付与は高確率であり、継続ターンも3ターンと長めで比較的使いやすいのが魅力だ。
Beatフラッグが3枚構成である点も得意技を繰り出しやすくなるため評価できるポイントだ。
おまけ程度ではあるが、リラックス属性が相手の場合ズキンズキン耐性を下げれるため、パーティ全体にズキンズキン耐性を付与する「クロヒョウ」などにも僅かながら希望は持てる。
強敵出現バトル向き
「スマトラトラ」をメインアタッカーにしたい場合は、高難度クエストやシーサーバル道場で扱うのが最適だろう。
けものミラクルではより大ダメージを叩き出すためにズキンズキン状態を付与するのが必須であり、これを狙っていくためにも「スマトラトラ」以外のフレンズでもズキンズキン状態を狙える術を用意しておきたい。
高難度クエストもシーサーバル道場でも相手の属性はあらかじめ判明しており、「スマトラトラ」を使う以上フレンドリー属性が有利であるバトルのはずなので、ズキンズキン状態を付与できるフレンズもフレンドリー属性で統一させてたい。
そこで候補になってくるのは「アムールトラ」「オーロックス」辺りになるだろう。
これらのフレンズは得意技とけものミラクルの両方でズキンズキン状態を付与できるので、「スマトラトラ」のけものミラクルによる火力上げ条件を満たし易い。
また、「オーロックス」は強敵相手の時に火力が上がる他、フレンドリー属性の味方の火力の底上げもできるので、「スマトラトラ」のダメージ量をより伸ばすことが可能だ。
ただし、ズキンズキン状態を軸にしたこの戦い方は、ちからくらべになるとあまり意味をなさない。
「スマトラトラ」の魅力はズキンズキン状態の相手に対して繰り出すけものミラクルのダメージ量であり、フレンズ1人倒すのにはあまりにもオーバーキルなダメージとなる。
そのため、わざわざズキンズキン状態を狙わずとも単純なけものミラクルだけで倒せる可能性が高いので、ズキンズキン状態を付与するという目的が大きく薄れることになる。
ズキンズキン状態を軸にして戦いたいのであれば、相手全体に付与できる「【隻眼の悪魔†】オーストラリアデビル」「ニホンオオカミ」「ジャック・オー・ランタン」を使ったほうが効率的だろう。
特に「【隻眼の悪魔†】オーストラリアデビル」はズキンズキン状態の相手に与えるダメージを増加させれるおまけ効果もあるので、非常に優秀である。
これらのフレンズの中に「スマトラトラ」を混ぜ込ませるのも問題ないが、あくまで得意技によるズキンズキン状態付与にとどまり、サポート的な役割しか担うことが出来ない。
キセキ特性のズキンズキン耐性減少もリラックス属性の相手限定となるため、あまり期待はできないだろう。
火力の高さは確率依存
「スマトラトラ」は自身の与ダメージ増加効果を多く持ち、特性で1つ、キセキ特性で2つ、待機スキルで3つ備えている。
特に待機スキルで掛かるバフの効果は15%と大きいものがあり、火力を上げていくにはこの効果は無視できない。
しかし残念ながら、待機スキルで発動する与ダメージバフ効果の3つのうち2つは確率発動であり、中確率と低確率となっているため、毎度のバトルで最大火力を出す安定感は無いと言える。
そこで、他のフレンドリー属性とも火力を少し比較してみよう。
以下のフレンズたちはレベル70、野生解放4段階目、けも級4、けものミラクルレベル5で計算しており、けもコーラス、フラッグ強化値、プラズム、「フォト、探検!迷宮ゾーン」の成長ボーナス、フレンズ衣装、おしゃれアクセサリー等は計算に考慮しない。
攻撃 | けもミラダメージ量 | プラズム | 与ダメージバフ | 総ダメージ量 | |
スマトラトラ 待機スキル15%バフ 発動個数:0個 | 7560 | 742% | 40 | 約1.40倍 | 78396 |
スマトラトラ 待機スキル15%バフ 発動個数:1個 | 7560 | 742% | 40 | 約1.61倍 | 90155 |
スマトラトラ 待機スキル15%バフ 発動個数:2個 | 7560 | 742% | 40 | 約1.85倍 | 103678 |
マカミ | 7853 | 780% | 50 | 約1.60~1.85倍 | 98005~108050 |
ビャッコ | 8166 | 725% | 50 | 約1.74倍 | 102977 |
「スマトラトラ」は待機スキルの抽選で発動する効果の発動個数ごとに総ダメージ量を計算してみた。
結果だけ言ってしまうと、抽選効果が1個だけの発動では他の有力なアタッカーフレンズには火力が及ばず、物足りなさが目立ってしまう。
また、抽選効果が2個発動すれば「ビャッコ」の火力は越えてくるが、中確率と低確率の両方を当てないといけない再現性の低さから考えるとやはり魅力は乏しいものになる。
さらに、計算には含まれていないプラズムの面も考えれば、プラズムがやや低めの「スマトラトラ」がさらなる火力差を付けられることになってしまうだろう。
予測不可能
画像は完凸後の効果であり、完凸前は発動条件が体力80%以上、与ダメージ増加が10%、被ダメージ減少が9%となる。
Beatフラッグで火力が上がるためアタッカーに持たせる場合はBeatフラッグにてバフ効果を持つ「マカミ」「シヴァテリウム」などに持たせるのが良いだろう。
ただし、このフォト以外にもBeatフラッグで火力を上げられるものは存在し、「すーぱーしょっと!」「ぜったいぜつめい!」の方が優秀である。
また、体力に依存する発動条件もやや厄介で、完凸前は80%以上も維持しなければならないため、使うならば極力完凸させて条件のハードルを下げておきたい。
アタッカー以外に持たせるなら、被ダメージ減少効果を活かしてタンク役のフレンズに装備させるのも面白い。
相手を状態異常にさせる必要はあるが、得意技で状態異常狙えるフレンズを複数用意しておけばそこまで難しくはないだろう。
せいくらべ
画像は完凸後の効果であり、完凸前はプラズムチャージの追加効果がなくなる。
Beatフラッグでバフ効果がかかる星3フォトは多く存在するが、おまけでTryフラッグにも対応した点は大きな評価ポイントと言えるだろう。
ただし、Tryフラッグにまで対応した分、強化値はさほど高くなく「はっぴーたいがーいやー!」よりは火力は劣ることになる。
完凸後にはプラズムチャージの追加という優秀な効果が付与されるので、使う場合は必ず完凸させておきたい。
Tryフラッグでバフ効果をかけつつ、プラズムチャージ追加で溜めたプラズムを次ターンでより行かせるという一石二鳥な点もいい感じに噛み合っている。
似た効果を持つ「チョコレート・トラップ」「わたしのできること」とは選択となるが、あちらとはフォトタイプが異なるため、フォトタイプの枠の空き具合に応じて使い分けができる点はありがたい。
まとめ
「スマトラトラ」はズキンズキン状態を駆使して戦うフレンズであり、主に強敵相手の場合でアタッカーとして活躍できる。
ただ、瞬間最大火力を求める場合は確率依存で再現性は低いため、常に最大火力を出せるという過信は避けた方が良いだろう。
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