けものフレンズ3の『5月体力測定しょうたい』にて、新フレンズ「カモメ」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「どこまでも!」も並べて解説していくことにする。
カモメ
「カモメ」はファニー属性のフレンズ。
ステータスは体力、守り、回避が高く、体力は現時点でファニー属性の中で3番目に高い値となる。
MP増加効果を多く持ち合わせているのが特徴的。
MPを溜めやすい
けものミラクルの必要MPは120と高く、Actionフラッグも1枚構成であるため、Actionフラッグだけに頼ると非常にMPを溜め辛い。
代わりに得意技、待機スキル、特性、キセキ特性の全てにおいてMP加速効果を備えているので、無理してActionフラッグを狙わなくても自然とMPが溜まっていくのが最大の魅力だ。
これにより、一度けものミラクルを撃った後も2回目以降のけものミラクルも十分に狙いやすいので、長期戦であれば何度もけものミラクルを発動させることが可能だ。
Actionフラッグが少なく、MP加速効果を多く持ち合わせている性能は「キングチーター」と非常によく似ている。
ただし、毎ターンMP増加効果を持つ特性とキセキ特性は、発動条件として体力をかなり高く維持しなければならない。
そのため、体力や守りの高い「カモメ」ではあるが、自身の能力を活かしていくのであれば、なるべく被弾は抑えて運用したいのが本音だ。
待機スキルで体力回復は可能なものの、発動回数制限や回復量を考慮するとあまり頼りにはできない。
ぼんやりうっかりには弱い
「キングチーター」と同様に、これだけのMP増加効果に能力が偏れば、やはりMPを溜められなくなるぼんやりうっかり状態には非常に弱い。
対策としては「【解き放たれしダークネスホーン】ブラックバック」「カラカル」をパーティに加えてぼいにゃりうっかり耐性を高めるのが最善だろう。
「【解き放たれしダークネスホーン】ブラックバック」「カラカル」はアタッカーのフレンズとして活躍できるので、「カモメ」のけものミラクルの与ダメージバフ効果と非常に相性が良い点も評価できる。
フォトで対策する場合は「まよなかぴかぴか」「ゆらゆらゆれて」があるが、安定感はやや欠けるので注意が必要だ。
相手のぼんやりうっかり攻撃が単体攻撃であれば、自身のみに耐性を持つ「ピーチパンサー」「リョコウバト」のヘイトを上げてタンク役として運用する方法でも安心感は大きい。
ピーチパンサーとの比較
「カモメ」と似た効果を持つフレンズとして、同じファニー属性の「ピーチパンサー」「リョコウバト」がいる。
これらのフレンズも、けものミラクルで与ダメージバフ効果を持ち、継続ターン数も同じだ。
おまけに、味方全体に対する体力回復効果を持っている点も「カモメ」とよく似ている。
そこで、与ダメージバフ観点に関して3人の強化値を比較してみた。
以下のフレンズたちはけものミラクルレベル5で計算しており、フラッグ等は計算に考慮しない。
フレンズ | けものミラクル | 待機スキル | 特性 | キセキ特性 | 合計バフ値 |
カモメ | 約1.66倍 | なし | なし | なし | 約1.66倍 |
ピーチパンサー | 約1.53倍 | なし | なし | 約1.15倍 | 約1.76倍 |
リョコウバト | 約1.3倍 | なし | 約1.16倍 | 約1.16倍 | 約1.74倍 |
「カモメ」のけものミラクルのバフの高さは非常に強力だが、「ピーチパンサー」はキセキ特性でもバフ効果が発動するため、全体で見ると「カモメ」のバフの強化値は「ピーチパンサー」に劣る。
そのため、「ピーチパンサー」ではなく「カモメ」を採用する場合は、MP増加効果を活かして「ピーチパンサー」よりも多くけものミラクルを発動し、どれだけ累計強化値を上げられたかで差別化を図ることになるだろう。
「リョコウバト」のキセキ特性は体力次第で強化値が変わり、体力が40%より多い場合の合計バフ値は約1.6倍となり、「カモメ」の方が高くなる。
安定が欲しいならシーサーバル道場もあり
シーサーバル道場で求められる与ダメージバフ要員には、強化値が高いことももちろんだが、継続ターン数も重視される。
継続ターン数が長ければ長い程、Wバフの難易度が下がり、より高いバフ効果を狙っていくことが可能なためである。
「カモメ」のけものミラクルは継続ターン数が2ターンとなっておりWバフには向かない内容となっている。
ただ、強化値の高さは無視できないため、そもそもWバフを狙っていない場合や、Wバフを狙うにはまだ敷居が高いのであれば「カモメ」の採用価値も十分に上がってくる。
MP増加効果も多いので、10ターン目までに溜まらないという事故も防ぎやすい。
そのため、シーサーバル道場はあまり得意ではないが、安定してそれなりの高い記録を狙いたいという人にはお勧めしたいフレンズだ。
ただし、先程も述べた通りぼんやりうっかり攻撃を使用してくるシーズンの場合は、対策を取ったうえで十分に注意した方が良いだろう。
どこまでも!
画像は完凸後の効果であり、完凸前の効果は与ダメージ増加が8%、体力回復が3%となる。
フレンドリー属性の相手に与ダメージが増加するフォトは「がぶっとお仕置き」が一強で、このフォトではどうしても下位互換が否めない。
他にも、フレンドリー属性の相手に与ダメージが増加するフォトは多数存在するが、強化値と攻撃のステータスはどんぐりの背比べくらいの誤差であり、追加効果もこちらは地形の発動条件があることから扱い辛さが目立ち差別化が難しい。
よって、地形が水辺の時に効果を発動するフレンズと組み合わせたいところだ。
「イリオモテヤマネコ」「メガネカイマン」は水辺の地形の時にMPを毎ターン増加させたり、ステータスを強化する効果を持っているので組み合わせやすい。
また、これらのフレンズは体力が一定値以上の時に火力が上がる効果も備えているため、「どこまでも!」の体力回復効果と非常に相性が良いのも魅力だ。
まとめ
「カモメ」はMP加速効果を多く持っており、何度もけもミラクルを狙ってパーティの火力を底上げできるフレンズとなっている。
ただし、与ダメージバフ効果はけものミラクルしか持ち合わせていないため、用途次第では「ピーチパンサー」等の他のサポート役フレンズとどちらを採用するか相談になるだろう。
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