けものフレンズ3の『5月体力測定しょうたい』にて、新フレンズ「サバンナセンザンコウ」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「鉄壁の突撃」も並べて解説していくことにする。
サバンナセンザンコウ
「サバンナセンザンコウ」はファニー属性のフレンズ。
守りに特化したステータスが特徴で、体力と守りはファニー属性の中で現状2番目の高さを誇る。
「サバンナセンザンコウ」はけものフレンズ3で初登場となるフレンズで、レッドリストは「オオセンザンコウ」と同じのVU(危急)。
「サバンナセンザンコウ」に限らずセンザンコウはその希少な鱗から薬の原料や革製品として使われ、密漁が横行し数は激減している。
この危機を多くの人に知ってもらうために保護活動の一環として、2月の第3土曜日は「世界センザンコウの日」として制定された。
高い耐久力とヘイトを兼ね備える
ステータスからもわかる通り、「サバンナセンザンコウ」は体力と守りが非常に高く耐久に優れたフレンズと言える。
さらに、特性では味方のヘイトを下げつつ、けものミラクルでは自身のヘイトを上げることができ、耐久に併せてヘイト上昇効果も持っているため盾役にはもってこいの構成となっている。
キセキ特性では体力1で耐える効果も持っているため、場持ちも良くちからくらべでの時間稼ぎや長期戦へ持っていく場合は優秀なスキルとして活躍してくれるだろう。
体力回復効果もやや特殊な部分はあるが、複数手段を持っているのはありがたい。
ただし、相手の被ダメージ増加や味方の与ダメージ増加効果をそこそこ備えているせいか、自身の耐久を強化するための被ダメージ減少効果はあまり持ち合わせていないため、フォトなどで補強してあげる必要がある。
また、複数の状態異常耐性を持っているが、耐久型には痛い体力回復を封じるからげんき耐性については持ち合わせていない。
戦う相手がからげんき攻撃を仕掛けてこないのであれば問題ないが、からげんき状態は得意技でも付与できるフレンズは増えてきているため、ヒーラー役にもなる「エトピリカ」と合わせて対策を取りたいところだ。
高い反射ダメージを誇るはねかえし
けものミラクルでははねかえし付与効果を持っており、反射ダメージが120%と非常に高いのが魅力である。
より高い反射ダメージを持つフレンズは「シーサー・レフティ」や「【一撃の極意】ブラックジャガー」がいるが、あちらは相手が限定されているため汎用性は薄い。
一方、「サバンナセンザンコウ」の反射ダメージは相手を選ばないので、条件なしで高いダメージをはねかえせるのは評価できる。
また、けものミラクルや特性により自身のヘイトを上げられるので、被弾率も上がり効率よくダメージを返すことが可能だ。
懸念としてはけものミラクルを発動する必要があることと、継続ターン数が1ターンであること。
けものミラクルのためにMPを溜める手間の割には恩恵効果が非常に短いため、運用するにはそれなりに策を考えておく必要がある。
ちからくらべではどれだけ早くMPを溜めるかが課題
ヘイト上昇と耐久の高さ、キセキ特性の体力1で耐える効果、フレンズ相手にも有効な高いはねかえし効果と、フレンズ戦で有利なスキルを多く持っているためちからくらべでは活躍の場が見れそうなフレンズである。
フレンズ相手にはねかえす効果としては反射ダメージが1番高く、これを活かしていきたいところだ。
問題は前述したとおり、けものミラクルの手間と効果継続の短さである。
継続ターンはどうしようもできないので、けものミラクルを何度も発動できるようにMP管理は対策しておきたいところだ。
毎ターンMPを加速できる「ムック」や「しあわせのうたごえ」は備えておきたい。
また、「サバンナセンザンコウ」の他にもう一人タンク役を用意しておくのもいいだろう。
「サバンナセンザンコウ」自身も耐久力は高いが、MPを溜めている間は受け以外に役目を果たせないため、短期戦へ持ち込まれやすいちからくらべではMPが溜まった段階で倒される可能性も少なくない。
そう考えるとダメージ分散のために少しヘイトの高いフレンズを用意しておけば、「サバンナセンザンコウ」の被弾を少し抑えて負担を少なくすることが可能だ。
けものミラクルの効果で自身のヘイトがより上昇するので、もう一人のタンク役のヘイトを上回ればはねかえし状態のときに「サバンナセンザンコウ」が被弾しないという事故も抑えることができる。
鉄壁の突撃
画像は完凸後の効果であり、完凸前は与ダメージ増加が3%になる。
体力減少量が20%につき4%の与ダメージ増加となるので、最大で16%(累積効果なら約17%)の強化値となり非常に高いのは魅力だが、ステータスに関しては防御よりとなっているためアタッカーに装備させるにはあまり向いていない。
また、「最強のトリは…?」や「大きな愛をあなたに」と効果が逆で、体力が少なくなるほど強化されるため、チキンレースな運用になり難易度はそこそこ高い。
敵の攻撃を受ける盾役がパーティにおり、その陰からアタッカーの高い火力で攻めていくという基本的な戦術のパーティであれば、アタッカー自身が被弾しにくいこのフォトは採用しづらく、「最強のトリは…?」「大きな愛をあなたに」を使った方が無難と言えるだろう。
逆に、「ユキウサギ」「ラーテル」「インドサイ」の様に体力が減少すればするほど火力が上がるフレンズであれば採用価値は大きく上がるだろう。
特に「インドサイ」は攻撃だけでなく、回避タンクという意味では受け型のフレンズとしても使えるため、このフォトの守りのステータスも無駄になりにくい。
まとめ
「サバンナセンザンコウ」は硬い耐久とヘイトを活かして自身に相手の攻撃を流し、はねかえしで反射ダメージを狙っていく戦い方が基本となる。
高い反射ダメージは魅力だが、手間のわりに効果時間が短いので、パーティ編成と運用でMP管理の技術は求められるだろう。
コメント