6/17(金)に発売が予定されているポケモンカード強化拡張パック『Pokemon GO』にて収録されることとなった「ミュウツーVSTAR」は、「サイコバーン」という自分のポケモンについているエネルギーをトラッシュした枚数までダメージを上げることができ、そのダメージ量は最大270という高火力な値となっている。
ただし、毎ターン安定的な火力を打つのであれば、それなりのエネルギー管理力がプレイヤーに求められる。
今回はこのエネルギー管理を補助する効果を持つカードをいくつか紹介したい。
また、VSTAR技である「スターレイド」は相手ポケモンV全員に120ダメージを与えられる切り札となるが、全体攻撃である以上打点がやや低い。
これを応用したテクニックを持つ相性のいいカードも紹介していくことにする。
「ミュウツーVSTAR」についてはこちらの記事をどうぞ↓
こくばバドレックスVMAX
まずは「こくばバドレックスVMAX」だ。
特性「めいかいのとびら」により手札から超エネルギーを1枚加速させることができる。
特性であるため、わざわざバトル場に出す必要もなく、技ではないのでそのまま自分の番を終了することもないので非常に扱いやすい。
その後、2枚山札からカードを引けるのもおいしい。
そして、「こくばバドレックスVMAX」のさらにいいところは、技である「ダイガイスト」がエネルギーの枚数だけダメージ量を上げることができるので、自身の特性と非常に相性がいい。
ダメージもそこそこ出せるため、万が一「ミュウツーVSTAR」が気絶したとしても、このカードで戦うこともでき、ベンチでお荷物になることは少ない。
とにかくサポート面においてもアタッカーにおいても無駄が無いので、「ミュウツーVSTAR」のサポートとして最有力候補と言っても過言ではない。
ザシアンV
「ザシアンV」は特性「けんのほうこう」により超エネルギーを1枚加速することができる。
「こくばバドレックスVMAV」と違う点としては手札からではなく、山札から加速できる点だ。
偶々手札にエネルギーが無いという事態でも気軽に使うことができる。
また、ベンチだけでなく、バトル場のポケモンに付けることも可能だ。
そして、「こくばバドレックスVMAX」と違いたねポケモン扱いなので、初手からうっていけるところも評価したい。
ただ、1つだけ欠点があるのは、特性「けんのほうこう」は使用後に自分のターンが終了してしまう。
特性なので、ベンチからでも使うことは可能だが、特性の効果によりターンが終了してしまうので、バトル場のポケモンが動けなくなってしまうのは少し痛手になってしまう。
技「ストームスラッシュ」は超エネルギーの数だけ増加するので、自身の特性と相性がよくダメージ量もそれなりに見込めるので、サブアタッカーとしても活躍できるだろう。
ガラルフリーザー
「ガラルフリーザー」の特性「れいこくチャージ」は手札から2枚エネルギーを加速できるので、先程紹介した「こくばバドレックスVMAX」や「ザシアンV」よりも素早く加速することができる。
「ミュウツーVSTAR」の技でエネルギーをトラッシュさせた後に「回収ネット」でこのポケモンを手札に戻せば、「れいこくチャージ」を再利用できる点も評価が高い。
注意したいのは、加速したエネルギーはこのポケモンにしか付けられないこと。
また、一番最初の手札を7枚引いた時に、このポケモンしかバトル場に出せないという手札事故にあった場合、この特性を活かせないうえに、初っ端から戦況的に苦しい状態になる。
採用しすぎた結果、このポケモンを最初に戦わせる羽目になったという状況にならないように願うしかない。
技「サイコレーザー」はダメージ量の割にコストが重く、少し扱いづらいが、「ミュウツーVSTAR」の技(特に「スターレイド」)で倒しきれなかった相手ポケモンや、ベンチに逃げたポケモンに対して追い打ちをかけることができるので、相性は良い。
クレセリア
「クレセリア」の「グレセントクロウ」は山札から超エネルギーを加速させる技である。
こちらは特性ではないのでいつでも気軽発動するということはできず、バトル場に出す必要があり、エネルギーも必要だ。
魅力は後攻1ターン目にこの技を打てれば、驚異の3エネルギー加速させられ、莫大なアドバンテージを得ることができる。
しかし、それだけのためにこのポケモンを何枚採用するかは悩みどころ。
少なければ、手元に来る確率は低いので後攻1ターン目にこの技を打つのは難しく、多ければ、後攻1ターン目に「クレセントグロウ」を打てたとしても、それ以降は「ザシアンV」の「けんのほうこう」の劣化版にしかならない。
自分のデッキに応じて、どれだけ採用するかはよく検討してほしい。
マホイップVMAX
「マホイップVMAX」は「かざりつけ」で自分のベンチのポケモンの数だけ、超エネルギーを加速できるので、予めベンチを展開しておけば大量にエネルギーをチャージすることができる。
山札から持ってくるので大きくデッキ圧縮すること可能である。
欠点は技であるため、バトル場にでないと使えないという点だ。
1エネで打つことができる技なので、試合序盤で打つことも可能だが、それで自分のターンが終了してしまうことは注意しなければならない。
「キョダイホイッパー」はエネルギーを好きなだけトラッシュして火力上げる技で、「ミュウツーVSTAR」の「サイコバーン」ほどではないが、打点はそこそこ高い。
サブアタッカーとしても活躍できるが、「キョダイホイッパー」の打ち過ぎで、エネルギーが枯渇することは避けたい。
ピッピ
こちらは5/13(金)発売予定の『ダークファンタズマ』で収録されるカードだ。
特性「おつきみパーティ」は自分のベンチの「ピッピ」の数だけ山札から超エネルギーを加速することができ、ベンチに並べるだけアドバンテージを得ることができる。
「ピッピ」というカード名指定ではあるものの、「レベルボール」や「霧の水晶」など、サーチする手段は豊富にあるので困ることはないだろう。
ただし、この特性はバトル場にいないと使えないという条件が課せられている。
この特性を使った直後に攻撃を仕掛けたいのであれば、何かしらポケモン入れ替え手段を用意しておくべきだ。
せっかく特製でエネルギー加速したので、逃げるのはコストが重く割に合わない。
ラティオス、ラティアス
こちらは「ラティオス」の特性「ブルーアシスト」と「ラティアス」の特製「レッドアシスト」を組み合わせて、手札から超エネを加速させる方法である。
どちらもベンチにいれば、毎ターン2エネ分加速することができるが、逆にどちらかでも欠けるとその特性を利用できない。
技もコストが重く、水、炎エネルギーを採用することになるため、デッキ事故になりやすい。
特性だけを利用するために、水、炎エネルギーを採用しないという手もあるが、この特性を使うためだけにベンチ2か所を占領するのは少し苦しい。
また、攻撃しないのであれば「ボスの指令」等で相手の的になりやすいうえに、どちらかが倒されてしまうと、残ったほうは技も特性も使えない完全にお荷物になってしまうので、そんな悲惨な未来をこの兄妹に直面させないように全力で阻止したい。
ラブトロスV
「ラブトロスV」も『ダークファンタズマ』で登場予定のカードだ。
こちらも技「ブロッサムテール」でエネルギーを2枚をベンチのポケモンに加速させる効果を持っているが、他と違うのはトラッシュからエネルギーを持ってくることだ。
山札や手札は有限なのでいつかは枯渇してしまうが、「ミュウツーVSTAR」の「サイコバーン」でトラッシュしたエネルギーを再利用できるので、エネルギーが枯渇する心配がなくなる。
エネルギーがトラッシュにたまり始める中盤以降であれば、他のポケモンよりもこのポケモンが飛び抜けて活躍する期待が大きい。
また、「ブロッサムテール」は特性「あいのしゅごしん」とも相性が非常によく、「ラブトロスV」を除く超エネルギーを付けた自分のポケモンは相手ポケモンの特性を受けなくなるので、「インテレオン」の特性「クイックシューター」などから守ることができるのも評価できる。
ただし、「ガラルマタドガス」の特性「かがくへんかガス」には対応できないので注意する必要がある。
ソルロック、ルナトーン
「ソルロック」と「ルナトーン」は「ミュウツーVSTAR」と同様に「Pokemon GO」のパックで登場するカードだ。
「ソルロック」の特性「サンエナジー」でトラッシュから超エネルギーを1枚「ルナトーン」に付ける効果を持っている。
「ラブトロスV」同様にトラッシュからエネルギーを再利用するので、エネルギーを枯渇する心配がないのが嬉しいところだ。
「ソルロック」の特性はそれぞれの「ソルロック」で1ターンに1回使えるので、なるべくベンチにたくさんの「ソルロック」を展開しておきたい。
「回収ネット」で一度手札に戻して、再度ベンチに出せば、1ターンに特性を2回使うこともできる。
「レベルボール」や「レスキューキャリー」でも手札に持ってくることができるので様々なグッズと相性が良く使いやすい。
注意しなければいけないのは、あくまで「ルナートン」にエネルギー加速をする効果なので、「ルナトーン」がいないと特性を利用することができない。
「ルナトーン」自身は「ミュウツーVSTAR」に対して恩恵を与えるような効果は持ち合わせていないが、超エネルギーの数だけダメージが増す「ムーンキネシス」があるため、サブアタッカーとして十分に成り立つ。
「ソルロック」と「ルナトーン」の詳細については下記記事を参考にしてほしい。
ルナアーラ
今までは「ミュウツーVSTAR」の「サイコバーン」を打つために、効率的なエネ加速ができるポケモンを紹介してきたが、「ルナアーラ」は「ミュウツーVSTAR」の「スターレイド」と相性がいポケモンとなる。
「スターレイド」は相手のポケモンV全員に120ダメージを与える技だ。
複数体攻撃であるため、少し打点が低く設定されており、ポケモンVの体力であれば一撃で倒すことはほぼ不可能だろう。
そこでこのポケモンは「スターレイド」で負傷を負った相手全員に追い打ちをかけることができる。
「ルナアーラ」の「ルナティックペイン」はダメカンが乗っている相手ポケモン全員のダメカンを2倍にできるため、「スターレイド」をくらっているポケモンは、累計して240ダメージを受けることになる。
ポケモンVMAXやポケモンVSTARなら240ダメージでも耐えることが多いが、ポケモンVであれば射程圏内に入ってくる。
即ち、HP240以下のポケモンVが相手の場に3体以上並んでいれば、最初に「ミュウツーVSTAR」の「スターレイド」を打ち、次の自分のターンで「ルナアーラ」の「ルナティックペイン」を打てばあっという間にTKO勝ちとなる。
「ルナアーラ」が2進化ポケモンであるため、素早く用意するのは少し難度が高いが、デッキ構築によっては十分に可能性のある話と思える。
まとめ
「ミュウツーVSTAR」の「サイコバーン」と「スターレイド」を効率よく打つために、相性の良いポケモンを紹介してきた。
エネ加速が求められる「サイコバーン」に相性がいいカードは非常に多く、こちらだけの技に注目されがちだが、「スターレイド」も「ルナアーラ」の技で追い打ちをかけ一気に勝負を決める手段も決して悪くない。
自分に合った戦い方を探して、相性の良いポケモンとデッキを組むのが良いだろう。
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