Pokemon TCG Pocketにて、2025年1月15日15時期限で『カメックスドロップイベント』が開催されている。
今回はイベント報酬でゲットできる5種類のプロモカード「カメックス」「ウルガモス」「ツタージャ」「イーブイ」「チラチーノ」について評価していくことにする。
カメックス
『最強の遺伝子 ピカチュウ』パックに収録される「カメックス」と同等の性能。
「ハイドロポンプ」は最大140ダメージ出せるが、必要エネルギーが重くエネルギーゾーンだけで供給するのは無謀だろう。
最大火力を狙っていくのであれば、「カスミ」によるエネ加速や、「シャワーズ」の「おしながし」のサポートを活かしていく必要がある。
「カメックスex」も同様の技「ハイドロバズーカ」を持っており、あちらはexである分最大火力160と少し高く、非exの「カメックス」ではワンパンできない「ギャラドス」「ニドキング」「ゴローニャ」「カビゴン」「カメックス」を一発で仕留められる。
最大ダメージではない場合も「カメックスex」なら「スリーパー」「サンダース」を1発で仕留められるのは大きい。
逆にこれらを仮想敵として見ていない場合は無理にexを使わずにこちらの「カメックス」に抑えるのもありだ。
ウルガモス
『幻のいる島』パックに収録される「ウルガモス」と同等の性能。
炎ポケモンは自身の炎エネルギーをトラッシュする技を持つポケモンが多い。
「ブーバー」ならたねポケモンながら2エネで「ウルガモス」と同じ80ダメージを出すことができ、「キュウコン」なら2エネで火力90出すことができ炎エネルギーのトラッシュは1枚で済む。
また、「ブーバー」と「キュウコン」なら「カツラ」の恩恵も得られる点が優秀である。
さらに、「ブースター」は炎エネルギートラッシュは1枚で済みつつ、火力は110ダメージ出すことができ、とにかくライバルが多い。
その中でも「ウルガモス」が強い点を挙げるならベンチ狙撃できる点だろう。
火力に関しては他のポケモンに比べて劣るが、倒しきれずベンチに逃げたポケモンを「ナツメ」を使わずにとどめをさせるのは大きい。
ただし、この「ウルガモス」が1進化であることや、ワザのエネルギーがやや重いため、ベンチ狙撃したいタイミングにこのポケモンが育っているかはやや怪しいところだ。
ツタージャ
草エネルギー1個で技を繰り出せる点が非常に優秀で、後攻なら「ジャノビー」に進化するまでに行動することができ無駄がない。
『幻のいる島』パックに収録される「ツタージャ」では火力が40と高いものの2エネ必要であったため、どうしても後攻1ターン目で行動できず、技を使う前に進化してしまうことも少なくない。
同じ御三家枠の「フシギダネ」も同様に後攻1ターン目から動けなかった点を考慮すると、この「ツタージャ」は大きな進化と言えるだろう。
代わりにHPは10低くなっているため、「ガルーラ」の「ピヨピヨパンチ」でワンパンされるリスクはあるが、それを背負ってでもこちらの「ツタージャ」を採用する価値はあるだろう。
イーブイ
『幻のいる島』パックのコイントスで表が出る限り無限の火力を持つ「イーブイ」や、『最強の遺伝子』パックの1エネで安定して20ダメージ与えられる「イーブイ」と比較して、こちらの「イーブイ」は受けるダメージを20軽減させる耐久寄りの技となっている。
「イーブイ」は基本的に「ブースター」「サンダーズ」「シャワーズ」に進化させて使うのが前提となるため、耐久寄りのこの「イーブイ」なら倒される前に進化先へ繋ぐことに貢献してくれる。
ただし、アタッカーで火力重視となる「ブースター」「サンダース」を採用している場合は、進化前の状態からある程度相手にダメージを負わせられるように他2枚の「イーブイ」の方がいい場合もある。
「シャワーズ」の場合は「バブルドレイン」による耐久型や、「おしながし」によるサポートがメインとなるため、少しでも被ダメージを抑えられるこちらの「イーブイ」とは相性が良い。
チラチーノ
『最強の遺伝子』パックに収録される「チラチーノ」と同等の性能。
必要なエネルギーはやや重いが、無色エネルギーであるためベンチを展開するデッキであれば容易に組み込みやすいポケモンと言える。
進化ポケモンの種類が増えるため事故要因にはなりやすいが、「ニドキング」を多数展開して「ニドクイン」の「ラブラブアタック」の火力を上げるニドキング&ニドクインデッキならばベンチに大量のニドランを並べる必要があるため相性が良い。
「ピカチュウex」もベンチを展開するデッキとはなるが、「エレキサークル」はベンチの雷ポケモンを参照するため、「チラチーノ」がいると逆に火力を抑える足枷になってしまうので注意が必要だ。
まとめ
新規となる「ツタージャ」は素朴ながらも優秀なカードで、「ジャローダ」を採用しているデッキであればぜひとも集めておきたいカードだ。
「イーブイ」も「ブースター」や「サンダース」を採用している場合は微妙だが、選択肢が増えたという点で戦略の幅が広がったのは嬉しいと言えるだろう。
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