6/4(土)発売の『メガロードパック』に、「オリエンタルタイガー」が収録されることが決定された。
また、このカードと関連する「ビースト・サモナー」も再録されることとなった。
これらのカードについて触れて解説していく。
オリエンタルタイガー
効果モンスター
https://twitter.com/YuGiOh_RUSHDUEL/status/1521068228285325315
レベル7/地属性/獣族/ATK1600/DEF2500
【条件】このカードの表示形式を変更して発動できる(攻撃表示は表側守備表示に、守備表示は表側攻撃表示にする)。
【効果】[相手の墓地の魔法・罠カードの数]×100ダメージを相手に与える。相手の墓地の魔法カードの数が10枚以上の場合、さらに相手に1200ダメージを与える。
攻撃力は1600となっており、最上級モンスターにしてはかなり低めの設定になっている。
代わりに守備力はそれなりに高い設定となっているため、壁モンスターとして扱うのが一般的かと思われる。
バーン効果で与えられるダメージ量は相手依存となってしまうため一概には言えないが、相手の墓地の魔法カードが10枚以上という条件で与えられるダメージ量は1200と高めとなっており、「魔法、罠カードの数×100」との効果も相まって2200ダメージを叩き出せるのは少し魅力である。
とはいえ、ラッシュデュエルはまだまだモンスターが主体である現環境においては、墓地にたくさんの魔法、罠カードがそう簡単に集まることはないだろう。
ただ、このカードの魅力はバーン効果を使ってもそのターン戦闘に参加できることだ。
バーン効果を使うと「そのモンスターはそのターン戦闘を行うことができない」というデメリットを持つカードが多いが、このカードはその足枷が無い。
守備力が高めなので、壁にしてバーンダメージを与え続けることが主な運用方法になるが、状況に応じて戦闘を行い、効果ダメージと戦闘ダメージの両方で相手ライフを削っていくということができる。
1つだけ注意したいのは、効果を発動するにはこのカードの表示形式が変わるという点だ。
このターンこのカードは攻撃したいのか、あるいは壁にしたいのかを考え、表示形式を逆算して効果を発動する必要があるので、プレイミスしないようにこのカードの表示形式は常に意識しておきたい。
ビースト・サモナー
効果モンスター
https://twitter.com/YuGiOh_RUSHDUEL/status/1521066970485039104/photo/1
レベル4/闇属性/魔法使い族/ATK 900/DEF 700
【条件】相手フィールドに表側表示モンスター(レベル6以上)がいる場合、自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】手札のモンスター(レベル7以下/獣族・獣戦士族・鳥獣族)1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
こちらは以前『デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!』に収録されていたカードだ。
「オリエンタルタイガー」は最上級モンスターで出し辛いから、このカードを使って出しやすくしようという考慮だろう。
相手フィールドに該当のモンスターがいれば、こちらはこのカードをコストとして一気にレベルの高いモンスターを手札から呼び出すことができる。
レベル7のモンスターを特殊召喚すれば、このカードだけコストとして払えばよいので、通常にアドバンス召喚するよりもモンスター1体分お得に呼び出すことができる。
発動条件が相手依存にはなってしまうものの、強いモンスターで殴り合う現環境のラッシュデュエルなら、そこまで厳しい条件でもないだろう。
ステータスを見る限り戦闘では活躍しにくいため、このカードは効果を使うために場に出すことが通常的な運用になるだろう。
そのため、このカードを出した時点で、相手も何かしら妨害してくる可能性が高い。
ただ、そのステータスの低さのおかげで「落とし穴」を回避できるほか、このカードの効果で特殊召喚したモンスターも、特殊召喚扱いのため「落とし穴」を回避できるのは強い安心感があるといえる。
まとめ
ダメージ量は相手依存になってしまうものの、毎ターンバーン効果を狙いつつ、壁となり時には隙を見て戦闘でもダメージを稼ぐことができるモンスター「オリエンタルタイガー」が登場した。
そして、このカードをサポートしてくれる「ビースト・サモナー」も再録されることが決定した。
「ビースト・サモナー」のような他のカードをサポートしてくれる汎用性の高いカードは、今後この効果の対象となる強力カードが多くなれば多くなるほど優秀になるので、今後の強力カードに期待したい。
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