6/4(土)発売の『メガロードパック』に「プログレス・ポッター」が収録されることが決定された。
このカードについて触れて詳しく解説していきたい。
プログレス・ポッター
レベル3/風属性/サイキック族/ATK 1300/DEF 200/効果
【条件】自分の墓地のモンスター5体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手の墓地のカードを2枚まで選んでデッキに戻す。その後、自分は[自分の墓地にある「プログレス・ポッター」「貪欲な壺」のカード名の種類]だけドローできる。
「プログレス・ポッター」は「貪欲な壺」と似ている効果を持つサイキック族モンスターである。
しかし、相手の墓地のカードをデッキに戻したり、ドローできる枚数が異なったりと、いくらかは「貪欲な壺」と違う効果を持っている。
「貪欲な壺」と併用して使うことによってどうなるかを取り上げて見ていきたい。
「貪欲な壺」と噛み合わない
「プログレス・ポッター」の効果でドローできる枚数は墓地にある「貪欲な壺」によって増やすことができ、ある程度「貪欲な壺」とのシナジーを持つ効果ではあるが、「貪欲な壺」の発動条件がそこまで緩いものではないので、いつでも手軽に発動できるものではない。
発動条件が少し厳しい「貪欲な壺」と同じ発動条件をこのカードも持っている時点で、多く採用すればするほど、事故になりかねない。
また、「貪欲な壺」はLレジェンドカードなので、レジェンド枠を潰すことになる。
しかし、「プログレス・ポッター」の効果でドローする枚数を増やすには、墓地に別の「プログレス・ポッター」と「貪欲な壺」を送る必要がある。
即ち、「プログレス・ポッター」の効果を狙っていくなら、「貪欲な壺」も、複数枚の「プログレス・ポッター」も、事故覚悟、且つレジェンド枠を使うことを認識したうえで採用しなければならない。
サイキック族デッキでの採用
「プログレス・ポッター」を採用するのであれば、墓地へモンスターを送る術が豊富にあるデッキで採用したいところだ。
同じサイキック族で挙げるなら「ロマンス・ピック」が優秀な墓地肥やしカードとなる。
「ロマンス・ピック」は効果で自分のデッキトップから3枚墓地へ送る効果を持っている。
その後、墓地に別の「ロマンス・ピック」がいればそのカードをサルベージし、効果を使った「ロマンス・ピック」をリリースしてアドバンス召喚、サルベージ「ロマンス・ピック」で再度効果を発動というように、手札の状況次第で無限に墓地肥やしが可能となる。
この墓地肥やしをすれば、「プログレス・ポッター」や「貪欲な壺」の発動条件を満たしやすくなるうえに、「プログレス・ポッター」や「貪欲な壺」が墓地へ行けば、「プログレス・ポッター」自身の効果でドロー枚数を増やすこともできる。
また、サイキック族には「夢弦のフォルダーブリッツ」や「彩光のプリマギターナ」などの上級モンスターが多く、アドバンス召喚を狙いやすい。
さらに、これらの上級モンスターを素材とした「エンドレス・ロマンス・ブリッツ」や「彩光超オメガギターナ」などのフュージョンモンスターも存在する。
このアドバンス召喚やフュージョン召喚を狙っていくだけでも、墓地にモンスターを溜める行為となるので、通常にプレイしながらでも墓地肥やしを行いやすい。
まとめ
「貪欲な壺」をサポートする効果を持ちながら、「貪欲な壺」と併用することで事故になる確率が挙がったり、レジェンド枠を使ってしまったりと、多くのデメリットが目立ってしまう。
採用するのであれば、墓地肥やしが捗るサイキック族のデッキで採用するのが良く、その中でも「ロマンス・ピック」の採用は必須になってくるだろう。
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