けものフレンズ3の『ジェネットすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「ジェネット」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「ジェネット」のみについて評価、解説していくことにする。
ジェネット
「ジェネット」はフレンドリー属性のフレンズで、サブ属性にアクティブ属性を持つ。
高体力、高攻撃のステータスが特徴で、意外に回避も6%と非常に高い。
プラズムの強みも活かしていくのであれば、純粋にアタッカー向きのフレンズと言えるだろう。
けものミラクルは連続で使うべし
「ジェネット」のけものミラクルは自身の与ダメージを上げる効果を持っているが、この効果はけものミラクルによるダメージを与えた後に発動する効果のため、けものミラクルのダメージそのものにこのバフ効果は乗らない。
このバフ効果を活かして、効果適用中にもう一度けものミラクルを狙う場合は、発動した2ターン後の開始時までにMPを120溜め切らなければならず非常に難しい。
そこで、この悩みを解消させるために、キセキ特性によるためこみ上手状態を使っていきたい。
ためこみ上手を使えば、最大2回分のけものミラクルのMPを保持できるので、1回目を撃った後に2回目を撃てば、与ダメージバフ効果の恩恵を難なく受けることが出来る。
勿論、2回のけものミラクルを撃つことになるため、2回分のMP240を溜める必要がありかなり重くなる。
また、「ジェネット」自身がActionフラッグの数値が10と低く、これ1枚しか保持していないため、フラッグによるMP溜めは困難になりやすい。
そのため、フラッグ以外でのMPを溜める手段はある程度用意しておいた方が良いだろう。
一応、「ジェネット」の待機スキルで一定のターンの間MPを加速できるほか、けものミラクル自身が確率でMPを大きく加速できるようになっているため、2回目のけものミラクルはやや溜めやすいようになっているので、これを活かすのも手だろう。
ちなみに、待機スキルの継続ターン数は3ターン(MP総増加値は20)と書かれているが、実際の挙動では4ターン(MP総増加値は30)となっている動きが見られている。
表記が誤りなのか、処理が誤りなのか不明なので、どのように修正されるかは不明だが、現状は低く見積もって効果は3ターンとみておいた方が良いかもしれない。
サブ属性を活かすには
「ジェネット」はサブ属性にアクティブ属性を持っているため、アクティブ属性のフレンズと組み合わせることで大きく活躍することもできる。
その中でも一番のオススメとなるフレンズは「ユニコ」だろう。
ジェネットはキセキ特性に与ダメージ増加効果を持つが、発動条件として「ジェネット」自身が状態異常にかかっていないことが前提となる。
「ユニコ」のけものミラクルを使えば、味方の状態異常を解除できるほか、大きな与ダメージバフも与えることが可能だ。
似たようなことは「麒麟」でも代用可能で、「麒麟」のけものミラクルにより「ジェネット」の状態異常を解除できる。
この状態異常解除効果は「ジェネット」がフレンドリー属性であるためであり、サブ属性の恩恵とは何も関係ないが、「麒麟」の追加効果でMP加速や与ダメージバフ効果を得られるのはサブ属性を持っている恩恵と言えるだろう。
アタッカーとして運用するべき「ジェネット」にとっては状態異常解除も、与ダメージバフ効果も、MP加速効果も非常にありがたい支援となる。
フレンズ戦の場合では、「アフリカオニネズミ」との相性が良い。
「アフリカオニネズミ」はフレンズ戦の場合、特性でアクティブ属性の味方の与ダメージを上げるほか、毎ターンMPを7加速させることが出来、アタッカーのフレンズにとっては非常にありがたい効果を持っている。
また、回避も上げることが出来るため、「ジェネット」の強みである攻撃と回避の両方をさらに伸ばすことが可能だ。
特殊な使い方になるが、回避をより強化していきたいのであれば、前回紹介した命中率デバフに強みを持つ「オグロスナギツネ」と組み合わせるのも面白いだろう。
「オグロスナギツネ」も与ダメージバフ、被ダメージデバフで味方の火力を上げられるほか、アクティブ属性の味方のMP加速が行える。
さらに、「オグロスナギツネ」自身がギブアップ状態でなければ、味方にばてばてヒリヒリ耐性を付与できるため、「ジェネット」の苦手属性に当たる「スザク」対策として非常に心強いパートナーとなってくれるだろう。
「オグロスナギツネ」に関しては下記記事を参考にしてほしい。
サーバルとの比較
同じフレンドリー属性で、似た外見を持つ「サーバル」が存在するが、「サーバル」もフレンドリー属性のアタッカーとして活躍するフレンズであり、「ジェネット」と似た立ち位置にある。
下記はこの2人のフレンズのステータスと似た効果を持つ部分を比較したものとなる。
ジェネット | サーバル | |
体力 | 19091 | 18501 |
攻撃 | 7795 | 7775 |
守り | 3474 | 3743 |
プラズム | 60 | 30 |
フラッグ構成 | Beat Beat Action10 Try黄 Try黄 | Beat Beat Action15 Action25 Try黄 |
けものミラクル | 単体に609%のダメージ 自身の与ダメージ29%増加 中確率でMP14増加 低確率でMP24増加 | 単体に合計560%のダメージ 高確率で相手の被ダメージ10%増加 くたくた1ターン付与 |
待機スキル | 毎ターンMP10増加(3ターン) ※3ターンと表記があるが挙動は4ターン | ターン開始時にMP10増加(5回) |
特性 | 味方全体の与ダメージ10%増加 | 自身の与ダメージ10%増加 |
キセキ特性 | ためこみ上手持ち | ためこみ上手持ち |
そして、以下は2回連続で発動した場合のけものミラクルの火力である。
レベル70、野生解放4段階目、けも級6、キセキ特性解放、けものミラクルレベル5のステータスであり、極力フレンズ自身の与ダメージバフ効果を最大限に発動した場合の内容で計算している。
それ以外のプラズム、フラッグ、被ダメージデバフ、属性、フォト等の計算は考慮しないものとする。
攻撃 | けものミラクル | 与ダメージバフ効果 | 総ダメージ量 | |
ジェネット | 7795 | 609% | 約1.27倍 2回目のけものミラクルは約1.63倍 | 約137,518 |
サーバル | 7775 | 560% | 約1.32倍 | 約114,946 |
「サーバル」のけものミラクルは被ダメージ増加デバフが10%はいるため、単純に2回目のけものミラクルの与ダメージを10%加算しても総ダメージ量は約120,693となり、「ジェネット」の方が火力が出ることが分かる。
さらに、今回には計算に含まれていない「ジェネット」の得意技による被ダメージデバフや、プラズムの高さを考慮すれば、さらに2人の火力の差を話すことになるだろう。
ただし、「ジェネット」は「サーバル」より火力が高い分、けものミラクルに置いて扱いにくさに欠点がある。
まず、「ジェネット」のけものミラクルに必要なMPは120であり、ためこみ上手分まで溜めるのであれば240必要になる。
これに対して「サーバル」の必要MPは160となり、「ジェネット」の3分の2で済ませることが可能だ。
他にも、「サーバル」の待機スキルによるMP加速が優秀な他、フラッグも優秀なActionフラッグを備えているため、非常にMPを溜めやすい。
結果的にけものミラクルも2回にとどまらず、長期戦であれば3回、4回と打って行くことも十分可能になる。
このように、似た特徴を持つ2人だが、バトルの内容次第では互いに差別化を図ることが出来るので、目的別に使い分けるのが良いだろう。
まとめ
「ジェネット」はフレンドリー属性とアクティブ属性を持つアタッカーのフレンズである。
火力は申し分ない程に上げることは可能だが、2回分のMPを溜めるのがやや難しい内容となっているため、他のフレンズやフォトの効果でサポートしてあげるのが好ましいだろう。
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