けものフレンズ3の『ちびくまモンステップアップしょうたい』にて、新フレンズ「ちびくまモン」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「今夜はサイコー♪」も並べて解説していくことにする。
ちびくまモン
「ちびくまモン」はリラックス属性のフレンズだ。
リラックス属性の中で体力は「シロナガスクジラ」に次ぐ2番目の高さ、守りは「インドゾウ」に次ぐ2番目の高さ、そしてけもステータスに至っては1番高い。
多種にわたる自身と味方への支援効果を持ち合わせており、サポートに特化したフレンズと言えるだろう。
味方への支援が多種多様
けものミラクルによる味方への支援内容が豊富で、与ダメージ増加、被ダメージ減少、体力回復とこれ1つで大半の能力を補正できる。
1つ1つの効果の数値は控えめではあるものの、MP80と軽く、比較的に高い頻度でけものミラクルを発動できるのは魅力だ。
味方への与ダメージ増加効果はキセキ特性でも備えており、全てかけ合わせれば約1.455倍となり、「インドゾウ」や「【プロゲーマー】キタキツネ」を超え、それなりに高いバフ効果を持っている。(ひやひや状態の相手に攻撃する場合は「【プロゲーマー】キタキツネ」の方が高い)
待機スキルでは味方のMPも増加させることができ、けものミラクルの発動の支援が可能だ。
発動確率そのものは低いものの、発動回数に制限が無いため、長期戦でも扱いやすい効果となっている。
「インドゾウ」との比較
「ちびくまモン」は味方への支援以外にも、自身への被ダメージ減少、体力回復、回避増加、ヘイト上昇効果を持ち合わせているのでタンク役としても優秀である。
類似するフレンズとして、同じリラックス属性のタンク役として活躍する「インドゾウ」と少し比較していく。
待機スキル、特性などの効果の種類や、発動条件が異なるため一概にどちらが良いとは言えないが、タンク役に求められる各性能を参考程度に下記表にまとめてみた。
ちびくまモン | インドゾウ | |
守りステータス(レベル70時) | 4716 | 4873 |
体力回復 | 16% 体力30%以下の時毎ターン3% | 40% |
被ダメージ減少 | 約1~1.798倍 | 約1.2~1.32倍 |
回避(加減算) | 13% | 11% |
ヘイト | 待機スキルで狙われやすくなる | 待機スキルで狙われやすくなる |
状態異常耐性 | 味方全体にからげんき耐性 | 自身のみくたくた耐性 |
守り&回避
耐久力のもととなる守りのステータスは「インドゾウ」の方が高いが、被弾回数を増減させる回避は「ちびくまモン」の方が高い。
数値として比較できるのはこの2つだけで、どちらも大差はない数値と言える。
体力回復
体力回復はけものミラクルによる回復量が大きい「インドゾウ」が圧倒的に高い。
「ちびくまモン」のけものミラクルは与ダメージ増加や被ダメージ減少効果もあるため、その分体力回復効果は16%と控えめになっている。
代わりに体力30%以下で毎ターン3%回復できる効果を持ち合わせているが、これくらいの能力であれば体力条件もない「大海を往く」等のフォトで回復を試みればよいので、大きなメリットとは言い難い。
被ダメージ減少
被ダメージ減少はけものミラクルや待機スキルの全てを組み合わせれば1.798倍と「ちびくまモン」の方が圧倒的に高い。
一方、「インドゾウ」は最大でも1.32倍までとなり「ちびくまモン」には遠く及ばないが、キセキ特性による被ダメージ減少効果は条件なしで発動するため、常時1.2倍の被ダメージ減少効果は保証される。
ヘイト
ヘイトはどちらも待機スキルで発動し、ヘイト値に差は無い。
違いは待機スキルの発動確率と発動回数だ。
「インドゾウ」の待機スキルは100%と扱いやすく、狙ったタイミングで発動できるので、相手の単体けものミラクルや、セルリアンの単体大技を狙って発動することができる。
「ちびくまモン」は発動率が55%と低い代わりに、発動回数に上限が無いのが魅力だ。
長期戦で採用すれば、待機スキルを発動する場面も多くなり有効的に扱えるほか、待機スキルでの被ダメージ軽減効果が非常に高いので、効果的に相手からのダメージを抑えることができる。
状態異常耐性
状態異常耐性は「ちびくまモン」がからげんき耐性、「インドゾウ」はくたくた耐性を持っている。
タンク役にとって回復を封じられるのは痛手となるため、それを阻止できるからげんき耐性を持つ「ちびくまモン」はなかなか優秀であると言える。
また、「ちびくまモン」のからげんき耐性が味方にも付与される点は有用で評価できる。
シーサーバル道場で活躍
今シーズンの水曜日シーサーバル道場では、からげんきとどく攻撃を多用し、体力管理が難しい内容となっている。
どちらも厄介な状態異常ではあるが、どちらかの状態異常さえ対策できれば、生存率も大きく上がるだろう。
その点で、味方全体にからげんき耐性を付与できる「ちびくまモン」は非常に優秀で、今シーズンで活躍しやすいフレンズと言えるだろう。
与ダメージバフ効果もそれなりに備えており、バッファーとして採用する分にも優秀で、必要MPが80と低いことから、Wバフも十分に狙っていくことができる。
貴重なびりびり状態付与
中確率ではあるものの得意技でびりびり状態を付与できるのは貴重で、リラックス属性では「ちびくまモン」が初となる。
1回の行動でも封じられると厳しいちからくらべでは、相手をびりびり状態にさせることで優位になりやすい。
たとえ、びりびり状態の相手が行動をしてこなかった場合でも、確率で待機スキルを止められると考えれば優秀な状態異常である。
例えば、「ホワイトサーバル」や「アオツラカツオドリ」の待機スキルを止めることができれば、行動回数を減らせるほか、けもコーラスによるおかわりゲージの増加も抑えられる。
けものミラクルを発動されると止まらなくなる「ヤタガラス」の待機スキルを止めれば、初回のけものミラクル発動までを遅くさせることが可能だ。
他にもフレンズ戦で特有の待機スキルを持っている「アードウルフ」や「セーバル」相手にも相性が良い。
びりびり状態付与も、びりびり状態の効果発動も確率ではあるが、持っているのと持っていないのでは大きな差がでると言えるだろう。
今夜はサイコー♪
画像は完凸後の効果で、完凸前は与ダメージが5%増加、被ダメージが4%減少となる。
これ1枚で攻撃と防御の両方の面で強化できるのは魅力がある。
毎ターン体力を回復するという点で耐久を上げることができる「カリスマ美容師アルパカ・スリ」と比較すれば、攻撃の高さにおいてこちらの方が優れていると言える。
ただし、ヘイトが上昇するため耐久力の低いアタッカーに持たせるには多少懸念がある。
アタッカーに持たせる場合は「トムソンガゼル」の特性のように、体力が一定値以下で発動する効果を持っているフレンズに装備させるのが良いだろう。
タンク役に持たせるには被ダメージ減少効果とヘイト上昇効果があり扱いやす効果とはなるが、与ダメージ増加効果が腐りやすい。
また、同じヘイト値があり、体力も守りもステータスが高い「大海を往く」の方が優秀な点が多いので、こちらを採用する意味が薄い。
まとめ
「ちびくまモン」は味方の与ダメージ増加、被ダメージ減少、体力回復、MP増加効果の全ての面でサポートしてくれる汎用性の高い優秀なサポート特化のフレンズだ。
シーサーバル道場ではからげんき耐性やWバフが狙うことができ、フレンズ戦でもびりびり攻撃で妨害していくことができるので、使いどころに困らないのが魅力的である。
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