けものフレンズ3の『カマイタチ・転すてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「カマイタチ・転」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「日頃の相談」も並べて解説していくことにする。
カマイタチ・転
「カマイタチ・転」はファニー属性のフレンズだ。
けもステータスは比較的高いが、個別のステータスで見ると何かしら特化しているものがあるわけではなく、バランス型に近い。
そこそこの攻撃と高いプラズムからサブアタッカーくらいのポジションであれば、攻撃特化として運用しても良いだろう。
支援と妨害を兼ね備えたアタッカー
「カマイタチ・転」のけものミラクルは攻撃系の内容となっているが、ダメージ量がそこまで高くないことからこのフレンズのみでメインアタッカーとして勤めるのは難しい。
代わりと言っては何だが、味方に対してのサポートや敵に対してのデバフ効果は豊富に備えているため、サポート兼アタッカーとして活用することは可能だ。
得意技では中確率で敵の与ダメージ減少、被ダメージ増加のデバフを狙えるほか、待機スキルでは自身以外の味方の与ダメージ減少効果を解除できる。
状態異常に関する耐性に関しては特性で自身のちぐはぐリズム耐性を付与しており、ファニー属性の味方に対してもひやひや耐性を常時付与できるのは大きい。
ひやひや状態に関する効果を持つフレンズはマイペース属性、ラブリー属性、リラックス属性に多い。
その中でもリラックス属性は不利属性であり、敵全体をひやひや状態にできる「マンモス」、低MPで高確率でひやひや状態にできる「マヌルネコ」、得意技でひやひや状態を狙いつつ、ひやひや状態の相手に力を発揮する「イッカク」、ひやひや状態の相手に対してパーティ全体に大幅な与ダメージバフをかける「【ぷろげーまー】キタキツネ」など、厄介な相手が非常に多い。
「カマイタチ・転」をパーティに加えることで、これらのひやひや状態に特化したフレンズやパーティに多少抗うことは可能になる。
勿論のこと、不利属性であることに変わりはないので、挑む場合は1人だけひやひや状態対策をしたフレンドリー属性のフレンズは連れて行きたいところだ。
サポート効果は自身に対する効果もいくつか持っており、待機スキル、特性、キセキ特性のそれぞれにおいて与ダメージ増加効果を備えているので、やはりアタッカーとして運用する場合も十分に機能してくれる。
相手を攻撃しつつ、味方への支援、敵への妨害を全て担えるのは、このフレンズの大きな特徴と言えるだろう。
回避タンク相手にそこそこ強い
支援と妨害効果が豊富な「カマイタチ・転」には、もう一つ特徴的なバフ、デバフ効果を持つ。
それが回避と命中率に関する効果だ。
けものミラクルでは相手単体に回避を24%と大きく減少させる追加効果を持つ。
これに加えて、キセキ特性により相手全体の回避10%減少と、味方の命中率10%増加を兼ね備えているため、攻撃が外れる可能性は著しく低下するだろう。
これにより、回避率を大きく上げてくる「ジャイアントペンギン」や、回避に特化したステータスや効果を持つ「アイアイ」「キンシコウ」、回避タンクとして活用しやすい「ケープペンギン」「ニホンノウサギ」に対しては強く立ち向かうことが可能だ。
ただし、敵がフレンズを想定している場合は、けものミラクルを使った時点で相手が倒れてしまう可能性も十分にありうるので、けものミラクルの回避減少効果の恩恵を大きく得られるかというと微妙なところはある。
あくまで強気で出れるという参考程度の認識としておくのが良い。
高難度クエストや野生大解放チャレンジ向き
けものミラクルの回避減少効果は、単純なフレンズ戦では大きく効果を発揮できない点から、「カマイタチ・転」は高難度クエストや野生大解放チャレンジなどで、ギミックにより大きく敵のバフが付与されるクエストで大いに活躍することになる。
このようなクエストでは基本的に長期戦になることが基本であり、「カマイタチ・転」のけものミラクルの必要MPは80と低いため、頻繁にけものミラクルを狙っていけるメリットもある。
Actionフラッグも25、30と優秀であるため、他のフレンズでもActionフラッグに偏りを持たせれば、より高頻度でけものミラクルを狙っていくことが出来る。
高確率で付与できるくらくら状態も、1ターンという短さではあるが長期戦において足止めできる効果を持っているのは非常に大きい。
足止め以外にも、セルリアン戦であれば相手の行動パターンをずらす手段にもなり得るので有用な効果であることに間違いはない。
待機スキルの与ダメージ減少効果も、高難度クエストならではの敵の効果やギミックによって、パーティの与ダメージを大きく削られることが多いので非常に役に立つ効果と言えるだろう。
日頃の相談
画像は完凸後の効果であり、完凸前は与ダメージ、命中率5%増加、体力10%回復となる。
効果はアタッカー向けの内容となっており、一度だけ体力を回復して体勢を立て直すおまけ効果がついている。
与ダメージと命中率の両方を上げるフォトは多く存在するが、その中でも条件なしで常時上げることが出来るフォトでいえば、「わたしの太鼓、どうですか?」が類似した効果を持つ。
あちらはヘイト値が上昇し、耐久面のステータスも低いため、何かしらの理由で被弾させやすくしたいというフレンズでなければ「日頃の相談」を選択するのが無難だろう。
ただし、このフォトよりも耐久面を求めるのであれば「ゆったりパーク巡り」が存在し、より攻撃特化にさせたいのであれば、恒常フォトの「蛇の王」で十分賄えることになる。
「ゆったりパーク巡り」は体力回復効果ではなく、被ダメージ減少効果で耐久面を補っているため、耐久を上げるだけでなく、体力調整をして他の効果の発動条件を満たしたい等の理由があれば「日頃の相談」も候補となってくるだろう。
まとめ
「カマイタチ・転」はメインアタッカーとして勤めるまでの火力は無いが、バフ、デバフ効果や状態異常耐性効果を持つため、アタッカー兼サポートとして活用することが出来るフレンズである。
特にギミックによってバフ、デバフ効果が強力になる高難度クエスト等では、回避に関するデバフが非常に有用になる他、けものミラクルも高頻度で撃てるステータスとなっているため、長期戦で扱いやすい内容と言えるだろう。
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