けものフレンズ3の『お正月!みんなでぺったん♪大勝負!?しょうたい』にて、新フレンズ「ユキウサギ」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「もちもちぺったん」も並べて解説していくことにする。
ユキウサギ
「ユキウサギ」はリラックス属性のフレンズ。
高い攻撃が魅力で、リラックス属性では一番高いステータスを誇る。
その他にも、プラズムの高さやけものミラクルでのダメージ量が高いことから、アタッカーとして運用するのが最適となるだろう。
体力が減るほど火力が増すキセキ特性
「ユキウサギ」は攻撃のステータスが高いだけでなく、待機スキル、特性、キセキ特性において与ダメージ増加効果を備えている。
いずれの効果も強化値自体は低いため微々たるものにはなるが、待機スキルやキセキ特性においては重ね掛けをすることが可能な点から、上手く狙っていけば大きく火力を上げることが可能となる。
その中でもキセキ特性のバフ効果はかなり特徴的で、体力が5%削れるたびに3%の火力が増す効果となっている。
即ち、予め備わっている5%増加スキルと合わせれば、最大62%(累乗でバフ値が増加する場合は最大84%)の与ダメージバフ効果が乗ることになる。
最大バフ効果となる62%を叩き出すには体力を20分の1に減らさなければならないため、圧倒的にリスクが大きくなるのは目に見えているが、それでも体力5%刻みでバフ効果が働くため、チキンレースの難易度が多少緩くなる。
無理して火力を最大まで上げなくても、無理せずにそこそこの火力を上げられる点は運用もしやすくなるためかなり優秀と言える。
ただし、このキセキ特性を活かす以上は、体力を低い水準で維持しながら戦わなければならない。
このことから体力が一定以上の時に火力を上げることが出来る「オフショット」「サイキョーだからね~」等のフォトとは相性が悪い。
そのため、フォトでより火力を上げたい場合は「応援の歌」「くものうえのけしき」など、体力が一定値以下で発動する条件を持つフォトに置き換える必要があるのは忘れてはいけない。
「ケルベロス」との比較
リラックス属性のフレンズで、けものミラクルにて対象が状態異常の時にダメージ量が増すフレンズは「ユキウサギ」以外に「ケルベロス」存在する。
けものミラクルに必要なMPも30と同じで、待機スキルによりMPを30まで溜められる点も同じで、類似する箇所が多い。
そこで、レベル70、野生解放4段階目、けものミラクルレベル5の時のダメージ量を書くフレンズで比較しておきたい。
フレンズ | 攻撃 | プラズム | けもミラダメージ量 | バフ効果 | ダメージ合計 |
ユキウサギ (最大火力) | 7921 | 50 | 784% | 約2.06倍 | 約128,106 |
ケルベロス (最大火力) | 7879 | 20 | 770% | 約2.04倍 | 約123,599 |
ユキウサギ (体力96%以上、寒冷地以外) | 7921 | 50 | 784% | 約1.16倍 | 約72,037 |
ケルベロス (ギブアップ中のフレンズ無し) | 7879 | 20 | 770% | 約1.39倍 | 約84,329 |
けものミラクルのダメージ量も攻撃も「ユキウサギ」の方が僅かに高いため、最大火力で計算した場合は「ユキウサギ」の方に軍配が上がる結果となった。
ただし、「ケルベロス」も「ユキウサギ」も与ダメージバフ効果の発動条件に癖があるため、発動条件が少し困難なバフ効果が発動しなかった場合のダメージも計算することにした。
その結果、「ケルベロス」の1.39倍のバフ効果の方が「ユキウサギ」の1.16倍のバフ効果を上回り、ダメージ量は「ケルベロス」の方が高くなった。
条件が極端であるため、一概にどちらが有利とは言い難いが、最大火力で見るなら「ユキウサギ」の方がより大きくダメージ量を上げることが出来、プラズムの高さにも差があることから更なる火力上げの期待も見込めるのは魅力である。
「スカイフィッシュ」とは好相性
「ユキウサギ」のけものミラクルでダメージ量を稼ぐには、相手が何かしらの状態異常になっていることが必須である。
そこで相性が良いフレンズとして「スカイフィッシュ」が挙げられる。
「スカイフィッシュ」はけものミラクルで相手を高確率でくたくた状態にできることから、「ユキウサギ」のけものミラクルのダメージ増加条件を簡単に満たすことが出来る。
高確率で状態異常を狙うのであれば他の候補となるフレンズは多いが、「スカイフィッシュ」と「ユキウサギ」の相性が良い点はそれだけではない。
「スカイフィッシュ」はキセキ特性にて大きく与ダメージを上げることが出来るが、その条件として体力を100%維持させるという難しい条件が備わっている。
この条件を阻害してくる厄介なものとしてどく状態が存在する。
どく状態はこちらのターンが終了した時点でダメージ受けるため、「スカイフィッシュ」自身の待機スキルで体力を満タンに回復できたとしても無意味になってしまう。
「ユキウサギ」がパーティにいれば、リラックス属性の味方全体にどく耐性を付与できるため「スカイフィッシュ」の体力の100%維持を容易にしてくれる。
また、「スカイフィッシュ」のキセキ特性による与ダメージ増加はパーティ全体に効果が付与されるため、「ユキウサギ」自身もこの恩恵を受けることが出来るのは非常に大きい。
ちなみに、同じ理論上で「ユキウサギ」どく耐性を活かせば、「りーどあぶっく」「オーダー!」と言ったフォトの条件も満たし易くなる。
シーサーバル道場ではヒーラーとの相性が悪い
「ユキウサギ」のキセキ特性により、体力が低ければ低いほど火力が上がるため、シーサーバル道場で運用する場合はダメージを稼ぐために常に体力が低い状態での維持が求められる。
そのため、仲間の体力を回復してしまうヒーラー役のフレンズとは非常に相性が悪い。
このことから、体力回復効果を持ち、且つ与ダメージバフ効果を備え持つ「インドゾウ」「オランウータン」「【わたしを頼ってね!】アカギツネ」との併用はかなり難しい。
「オランウータン」に至ってはけものミラクル以外に待機スキルでも体力を回復してしまうため、より「ユキウサギ」の与ダメージ増加を阻害してしまう。
「ユキウサギ」をシーサーバル道場で使う場合は、ヒーラーとの併用は避け、生存することが難しいのであれば体力回復ではなく、被ダメージ軽減を強化させていくのが好ましいだろう。
状態異常は誰で狙うか?
「【わたしを頼ってね!】アカギツネ」の紹介記事でも話したが、相手を何かしらの状態異常にするためにどのフレンズで状態異常を狙うかを考慮する必要がある。
前述した「スカイフィッシュ」を使えば、けものミラクルで安定的に状態異常を狙うことは可能だが、その代わりにフレンズ枠2人分をアタッカーに割かなければならない。
得意技で状態異常を狙う場合は「オランウータン」「ツシマヤマネコ」「シロヘラコウモリ」「【ぷろげーまー】キタキツネ」等が存在するが、確率はいずれも低~中確率であり、必ずBeatフラッグを引かなければならないという条件も課せられ、安定感はかなり欠ける。
「オオセンザンコウ」のけものミラクルならくたくた状態は狙えるが、相手の被ダメージ増加を狙えるまでで、味方の与ダメージ増加させる効果は持ち合わせておらず、火力の底上げが乏しくなる。
何を犠牲にして、どのフレンズで状態異常を狙うかは各プレイヤーの判断スキルが問われることになる。
もちもちぺったん
画像は完凸後の効果であり、完凸前は与ダメージが5%増加、相手から受けるダメージが6%減少となる。
与ダメージの強化値が高く、攻撃のステータスも十分高いため、単純にアタッカーに持たせるのも良いが、得意技で状態異常を簡単に狙えるフレンズがパーティにいるのであれば防御を固める手段として用いることも可能だ。
ちからくらべの場合、けものミラクルで相手全体を状態異常にできるフレンズを用いれば、それだけで相手から受ける被ダメージを軽減させることが出来る。
ちなみに、「コモドドラゴン」はけものミラクルにて、「ノドグロミツオシエ」なら特性でギブアップ時に相手全体をどく状態にできる。
これを利用して「キングコブラ」このフォトを持たせれば、「キングコブラ」自身の特性でどく状態の相手から受けるダメージを大きく軽減できる効果と相まって、かなりの強固な壁役を作ることが可能だ。
まとめ
「ユキウサギ」はリラックス属性の中で驚異の火力を持ったアタッカーで、体力が減れば減るほどダメージ量が増す特殊な効果を持っているフレンズである。
より火力を出していくには体力管理以外にも、相手を状態異常にすることが必須となり、どのように他のフレンズで状態異常をにさせるかがカギとなってくるだろう。
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