けものフレンズ3の『ハゲワシすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「ハゲワシ」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「ハゲワシ」のみについて評価、解説していくことにする。
ハゲワシ
「ハゲワシ」はフレンドリー属性のフレンズ。
攻撃に特化したステータスと効果が特徴となっている。
元々は「ミミヒダハゲワシ」と称されていたが、『けものフレンズフェスティバル』以降では「ハゲワシ」のみの表記となった。
「クロワシ」ではない。
安定した高火力を出せる
けものミラクルは単体攻撃系で、リラックス属性の相手に追加でダメージが入るため、得意曜日のシーサーバル道場か、得意属性の相手の高難度クエストで使うのが主となる。
攻撃のステータスもけものミラクルのダメージ量も高めに設定されており、これといった発動条件もないのでシンプルに高打点を狙っていけるのは魅力である。
与ダメージバフ効果も豊富で、こちらも癖の強い条件は持っていないので、特に考えずに脳筋でMP溜めてけものミラクルで殴っていくだけでも十分にダメージを稼ぐことが可能だ。
得意技では直接的に火力を上げる効果を持っているわけではないが、中確率でからげんき状態を狙うことが可能で、からげんき状態の相手に対して味方の火力をアップさせる「サラブレットあおかげ」「ビントロング」とは相性が良い。
さらに、状態異常で攻めていくのであれば「セカイをもっとカザって」「たまには、ね」とも相性が良く、これらのフォトは味方に持たせた際も「ハゲワシ」の火力を上げることができ、「ハゲワシ」のフォト枠を消費せずに打点を上げられる点は評価できる。
体力管理はやや意識すべし
キセキ特性の体力50%以上に発動する与ダメージバフ効果も狙っていくのであれば、体力に関してはやや意識しておくべきだろう。
体力50%以上という条件はそこまで難しくないものの、強敵などを相手にする場合は長期戦によるダメージ蓄積で維持できない場合も多い。
また、攻撃に振った分守りのステータスは低めで、体力を回復する効果を1つも持っていないため、「ホルスタイン」等のヒーラー役は1人用意しておいた方が良いだろう。
高体力を維持できる編成であれば、さらに火力を上げられる「オフショット」「わんだふる!」などのフォトも採用しやすくなり、より高ダメージを期待できる。
さらに条件は厳しくなるが、体力80%、100%を維持するのが余裕なのであれば、「サイキョーだからね~」「もっと高く!」などを使うのもありだ。
ズキンズキン耐性、ばてばてヒリヒリ耐性を持つので、状態異常ダメージが入りづらく体力100%の維持ができない不遇も回避できるのはありがたい。
他アタッカーとの比較
火力が高いのであれば気になるのは他のフレンドリー属性のフレンズとの火力比較である。
ここではよくシーサーバル道場で採用されている「マカミ」「ガチャピン」「ジェネット」と比較していく。
以下のフレンズたちはレベル70、野生解放4段階目、けも級4、けものミラクルレベル5で計算しており、けもコーラス、フラッグ強化値、プラズム等は計算に考慮しない。
フレンズ | 攻撃 | けものミラクル | 与ダメバフ | プラズム | 合計ダメージ |
ハゲワシ | 7772 | 868% | 体力50%以上の時 約1.746倍 | 50 | 約117,767 |
マカミ | 7853 | 780% | Beatフラッグ時 約1.6倍 | 50 | 約98,019 |
ガチャピン | 7918 | 700% | 約1.521倍 | 60 | 約84,296 |
ジェネット けものミラクル2回分 | 7795 | 609% | 約1.265倍 けものミラクル2回目は 約1.631倍 | 60 | 約137,518 |
ためこみ上手持ちのジェネットに及ばないものの、単発けものミラクルの「マカミ」「ガチャピン」よりは火力が出る内容となっている。
ただし、「マカミ」は得意技で自身の火力を長期ターン増加させることができ、隊長スキルの「オーダーチェンジ」を駆使して4回得意技を繰り出せれば「ハゲワシ」の火力を超える。
「ガチャピン」に関してはプラズム値とTryフラッグの質に優れているため、隊長スキルの「もーっとプラズム」も含めてプラズムを多く獲得できるのであれば「ハゲワシ」を抜くことは可能になるだろう。
このように、単純な計算では「ハゲワシ」が高いものの、運用次第ではほかのフレンズの方が火力が勝る場合もある。
逆に言えば、「ハゲワシ」は素で高い火力を持っているため、戦略を大きく立てなくても容易に高火力で殴っていけるという扱いやすさは非常に優れていると言える。
まとめ
「ハゲワシ」は得意なリラックス属性の相手に特化したアタッカーで、火力バフ効果に難しい条件が無く、初心者でも容易に高火力を狙えるフレンズである。
戦略や運までも味方にして出した最高火力で比較した場合は他のフレンズに抜かれる可能性もあるが、高い火力をストレスなく安定して出したいのであればお勧めのフレンズと言えるだろう。
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