けものフレンズ3の『黒龍すてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「黒龍」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「自然のお宝を求めて」も並べて解説していくことにする。
黒龍
「黒龍」はファニー属性のフレンズ。
サブ属性にラブリー属性を持つ。
けもステータスは現時点で3番目、ファニー属性内で1番の高さを誇る。
そして体力に至っては全フレンズの中で1番高く、2番目の「スザク」と3000以上の差をつけている。
けものミラクルによるサポートがてんこ盛り
けものミラクルによる味方へのサポート効果が豊富で、与ダメージ増加バフ、被ダメージ減少バフ、体力回復、MP増加、状態異常解除効果を持つ。
これに加えて、ファニー属性とラブリー属性は与ダメージ増加バフと命中率増加バフが入る。
ファニー属性とラブリー属性なら2回与ダメージバフ効果が入るため、けものミラクルだけで強化値が約1.79倍と非常に高く、継続ターンも3ターンと長めなのも嬉しい。
MP増加効果でアタッカーのMPを溜め切ることが出来れば、火力バフの恩恵を得た状態で次ターンに攻撃系けものミラクルを放つこともできる。
耐久面のサポートも優秀で被ダメージ減少バフに加えて、高い体力回復と状態異常を解除できるため、劣勢状態からでも巻き返しやすく、被ダメージ減少バフが続く3ターンを活かして体勢を立て直すことが可能だ。
ただし、状態異常解除と言えど、けものミラクルを封じるひやひや、くらくら、ばてばてヒリヒリになってしまっては勿論のこと発動できなくなる。
必要MPは200と非常に重いが、それ相応の効果は持っていると言えるだろう。
豊富な味方の体力回復
体力回復効果はけものミラクル以外に待機スキル、キセキ特性にも備えており、対象も味方全体とありがたい。
待機スキルは1回きりだが、回復量が高いのが魅力で、高難度クエストなどで相手の大技をくらった後に耐性を立て直すのに使える。
発動率も100%と安定しているため扱いやすい。
キセキ特性の毎ターン体力回復効果も回復量の高さが優秀で、「れっつぱーんち!」「オフショット」などの一定の体力以上の時に火力が増すフォトと相性が良い。
味方の体力回復効果をこれだけ備えていれば、ヒーラー役のフレンズを別途用意する必要はないだろう。
特にファニー属性はバッファー兼ヒーラー役のフレンズが乏しかったため、「黒龍」の登場により戦略の幅が広がったと言えるだろう。
ただし、からげんき耐性は持っていないため、からげんき攻撃を使ってくる敵を相手にする場合は「【みんなでクールに】オオタカ」「エトピリカ」が欲しいところである。
シーサーバル道場では「ムック」の存在が壁?
「黒龍」の与ダメージバフ効果は前述したとおり強力で、他のバッファーのフレンズと比較しても格段に高いのは確かである。
であれば、シーサーバル道場でならひときわ活躍できるフレンズと言いたいところだが、現環境のシーサーバル道場ではバッファーはWバフ以上するのが定着化してきている。
Wバフを行うにはけものミラクルによるバフ効果が3ターン続き、必要MPが低いフレンズほど成功させやすい。
それに対して「黒龍」は必要MPが200と非常に重く到底Wバフ出来る水準のMPとは言えないだろう。
また、Wバフを成功させたフレンズであれば、「黒龍」のバフ効果の強化値を超えるため、正直「黒龍」の優位性はない。
MP増加効果を活かして、Wバフのサポートに回るという使い方は可能だが、それなら「ムック」同じ役割を持っている。
けものミラクルによるMP増加は「黒龍」の方が高いものの、「ムック」のキセキ特性による2ターン分の毎ターンMP増加効果も含めればMP増加量は同等で、待機スキルやワイルドフォトも考慮すれば「ムック」の方が勝る。
また、MPを支援する場合は体力低下時に発動する「よいこへ届け」や、ギブアップ時に大きくMP稼げる「Welcome to ようこそ!」を使うのも定番だが、「黒龍」はけものミラクルの味方被ダメージ減少バフが逆手となり、味方の体力減らしを難しくしてしまうためこれらのフォトとあまり噛み合わないのが難点である。
出張として他の曜日のシーサーバル道場で使うのも、必要MPが重すぎて1ターンでMPを溜め切るのは無謀に近いだろう。
自然のお宝を求めて
画像は完凸後の効果であり、完凸前は発動条件が体力50%以下、被ダメージ増加デバフが5%となる。
体力が一定値まで下がれば、相手に被ダメージデバフを負わせることができる珍しいフォト。
類似のフォトとしては星2の「うしろうしろ!」が存在し、「自然のお宝を求めて」の方が完全な上位互換となる。
装備させるフレンズに関係なく、相手の被ダメージに影響を及ぼすので、複数枚採用すればその分だけ相手にデバフを負わせることが可能。
ただし、装備させたフレンズが体力を一定値以下にしなければならないため、複数枚採用の運用は難易度は上がる。
中長期戦なら被弾の多い盾役にでも装備させれば体力の条件は容易になるだろう。
デバフの弱体値も大きいため、疑似的に味方の与ダメージを上げられると考えれば、シーサーバル道場では重宝されるフォトになるかもしれない。
まとめ
「黒龍」はけものミラクルによる味方サポートが豊富で、特に与ダメージバフと体力回復の効果が非常に強力である。
ただし、シーサーバル道場で扱う場合はWバフが主流な今の環境ではやや活躍させにくく、バッファーやMP支援として運用しても他に上位互換のフレンズが存在しているのが難点と言える。
コメント
ムックの立ち位置にはなれないかもしれませんが例えばピーチパンサーだったらどうでしょう。
同じ状態異常無効持ちでムックと合わせてTRYコーラス狙ってもWバフがある程度安定しますし、バフ自体も待機を入れなくてもピーチパンサーの最大値を超えますが。
フレンズとフォトの組み合わせ次第では1tムックミラクル+黒龍待機→2t黒龍ミラクル+ムック待機とかで夢のトリプルバフが。
仰る通りピーチパンサーの性能よりは上回ると思います。
同じ状態異常無効を持ちつつ、バフ強化値と体力回復量は黒龍の方が断然上なので。
パーティの構成と運用次第ではトリプルバフも狙ってみたいですね。
懸念としているのは必要MPの重さで、毎ターンMP減少攻撃を備えているシーズンとかはメンダコ等がいないとかなり厳しいです。
特に黒龍のけものミラクルで他フレンズのWバフを狙う場合は、黒龍がMPを溜められなかった時のリスクがピーチパンサーよりあまりにも大きすぎると思ってます。
いつも参考にさせてもらってます!
黒龍はとくせいの状態異常にならないがあるので、Wバフ出来ない場合のピーチパンサーの上位互換になるかもなと想定しておりました。
ありがとうございます。
同じ状態異常無効を持ちつつ、ピーチパンサーを上回るバフ強化値と体力回復量を見ればピーチパンサーの上位互換と言えるのは確かですね。
必要MP200も苦ではないのならピーチパンサーと入れ替えする価値は十分にあると思います。
ただ、「Wバフが出来ない」という初心者目線で考えた場合、そもそもキセキ特性込みでMP170を溜めつつ、他のフレンズのMPも溜め切れるのかという点がやや疑問に残ります。
フレンズのけものミラクルの強さが日々インフレしていき、必要MPのインフレも激しいので、初心者にはどんどん過酷な環境になっているような気がします。
毎ターンMP減少攻撃を備えたシーズンなら黒龍を使うのは発狂ものですので、扱いやすさ的にはピーチパンサーの方がまだ易しいのかなと思ってます。