けものフレンズ3の『12月体力測定しょうたい』にて、新フレンズ「エナガ」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「こだわりの新しいおうち」も並べて解説していくことにする。
エナガ
「エナガ」はフレンドリー属性のフレンズ。
体力と守りのステータスが高く、体力はフレンドリー属性の中で1番目、守りはフレンドリー属性の中で2番目を誇る。
日本産のエナガは、エナガ、シマエナガ、チョウセンエナガ、キュウシュウエナガの4種に分類されるが、その中で本州に分布するのがエナガになる。
尾が長いのが特徴で、その見た目が打ち水や墓参りの際に使われる柄杓と似ていることから、持ち手の長い柄杓の「柄長柄杓(えながひしゃく)」が由来とされている。
Wバフを狙いたい与ダメージバフけものミラクル
けものミラクルは2回に分けた味方与ダメージバフ効果と「オオフウチョウ」と似た内容となっており、前半は属性を問わない味方全体、後半はフレンドリー属性に対してバフ効果が反映される。
追加の体力回復効果もフレンドリー属性が対象で、基本的にパーティはフレンドリー属性への恩恵が大きい。
バフ効果の強化値は非常に高く、キセキ特性による与ダメージバフ効果も含めると約1.8倍となり、これは「【みんなでジャスティス】ハクトウワシ」に匹敵する強化値である。
そして、「エナガ」のけものミラクルの後半の与ダメージバフ効果は継続ターンが3ターンとなっているため、シーサーバル道場ならWバフを狙っていきたいところだ。
Wバフが決まれば強化値は約2.18倍となり、「オオフウチョウ」のWバフ約2.07倍を超え、「イエイヌ(雑種)」のWバフと同等の値となる。
ただし、必要MPは110と重く、「オオフウチョウ」より20多い形となっている。
「オオフウチョウ」よりはActionフラッグの質は良くなるがそれも誤差レベルであるため、基本的にはフォトやみかたのMP増加効果を活かしてWバフの成功率を上げておきたい。
堅い守りと高めの回避
耐久面のステータスが高い「エナガ」はやはり壁役として有力な存在となってくれるだろう。
そしてステータスだけではなく、けものミラクルと待機スキルでは体力回復効果も備えているため、そう簡単に倒れることは無い。
ただ、回復量はやや控えめの性能なので、フォトなどで毎ターン体力回復効果や被ダメージ減少効果なので補強してあげるのが良い。
また、「エナガ」は回避のステータスは低いものの、キセキ特性を開放すれば回避が常時15%増加するため、「リボンえらび」など回避を強化するフォトなので固めて回避タンクとして運用するのも面白そうだ。
得意技により中確率で回避を強化できるため、ダメ押しで回避を上げて相手をイライラさせることもできる。
貴重な味方はねかえしむし付与
待機スキルにフレンドリー属性の味方全体にはねかえしむし状態を付与する効果を持っている。
味方にはねかえしむしを付与できる効果は非常に貴重で、フレンドリー属性では「エナガ」が初めてとなる。
自身のみはねかえしを無視できるフレンズや、相手のはねかえし状態を解除するフレンズもフレンドリー属性では非常に少なく、今回の「エナガ」の登場は大きな存在となる。
また、今シーズンの月曜日のシーサーバル道場ははねかえしによる反射ダメージが非常に痛いため、まさに「エナガ」を使って対策してくださいと表明しているようだ。
フレンドリー属性統一とパーティ5人運用が前提
フレンドリー属性の味方に対しては大きな恩恵をもたらしてくれる「エナガ」だが、逆に言えば属性混合のパーティで使う場合のメリットはかなり薄いと言える。
フレンドリー属性以外のフレンズに効果があるサポートはけものミラクルの前半の与ダメージバフ効果と待機スキルの被ダメージ減少効果しかない。
他の効果はすべてフレンドリー属性限定となるため、出張でほかのパーティに組み込むといった使い方は難しいだろう。
また、キセキ特性の火力バフ効果はギブアップしていない味方が5人である必要があるため、ギブアップの仲間がいれば火力が上がる「ヒクイドリ」や、ギブアップ前提で運用する「ジャック・オー・ランタン」「マーモット」とは相性が悪い。
特にシーサーバル道場で「ムック」をギブアップ前提で出張採用している場合も相性が悪く、上級者にはやや向かないかもしれない。
こだわりの新しいおうち
画像は完凸後の効果であり、完凸前は与ダメージ増加が6%、被ダメージ減少が6%で発動条件が体力40%以下の時となる。
攻守の強化値のバランスは良く、ステータスもバランスがとれている。
一応、耐久の強化の方に偏りがあるため、耐久型のフレンズに持たせたいところだが、肝心な被ダメージ減少効果は体力条件付きとなっているのがネックである。
「すてきなにおいに包まれて」「お気に入りのごちそう」なら強化値は下がるものの、体力条件を持たず体力回復効果も持っているあちらの方が扱いやすい。
また、攻守のバランスに優れている以上、何かに特化した強みが無く、他のフォトとの差別化が図りにくい点も懸念である。
とりあえず、攻守の両方を強化しておきたいという目的で安易に装備させられるフォトとしては使えるかもしれないが、このフォトではなくても良いという考えがある以上、最適なフォトとは言えない点は考慮して使いたいところだ。
まとめ
「エナガ」はフレンドリー属性に特化した与ダメージバフ効果を持つサポート型フレンズで、耐久や回避の高さから壁役としても採用できる。
ただし、属性混合パーティでは恩恵がないことや、ギブアップさせる前提のフレンズとは相性が悪く、輝ける場面はある程度限定的な点は理解しておきたい。
コメント