ポケモンカード拡張パック『ロストアビス』に「スリーパー」が収録されることが決定した。
今回はこのカードについて相性の良いカードや詳しく考察をしていきたい。
スリーパー
注目すべき点は、1つ目の技の「サイケデリックコール」だ。
山札から1進化ポケモンを2体ベンチに持ってくることができ、大量展開を試みることができる。
たねポケモンを経由せずに出すことができるのが魅力で、2進化ポケモンへの早急な進化のサポートや、1進化ポケモンが持つ特性を気軽に使うために用いるのが主となってくる技だろう。
「サイケデリックコール」の注意点
1つ目に注意しなければいけない点は、「サイケデリックコール」ではポケモンVSTARや、ポケモンVMAXを持ってくることはできない点だ。
ポケモンVSTARや、ポケモンVMAXは「1進化」という扱いではなく、「V進化」という扱いになるので、「サイケデリックコール」の対象にはなってくれない。
そして2つ目は、「手札から出して進化したときに使える特性」は使うことができないという点だ。
例を挙げると、「うらこうさく」という特性を持つ「ジメレオン」は、手札から出して進化させたときに使うことができる特性となっている。
「サイケデリックコール」はデッキからベンチに出したという扱いになるので、「ジメレオン」の「うらこうさく」の発動条件には該当しないことになる。
そのため、1進化ポケモンで特性を持っているから何でもかんでも使うことができるというわけではないので、各カードの説明文をよく読んで、特性を使えるかを確認しておくべきだ。
「サイケデリックコール」と相性の良いカード
ドラパルト
同じく『ロストアビス』に収録される「ドラパルト」は、自分のベンチの「ドラメシヤ」をおラッシュしてダメージを与える「ドラゴンランチャー」を持っている。
「ドラゴンランチャー」の火力を上げるには、より多くの「ドラメシヤ」をベンチに集める必要があるが、「ドラパルト」自身の進化元に「ドラメシヤ」を使っているため、必然的に1体の「ドラメシヤ」は「ドラパルト」を立てるために消費してしまうことになる。
これを回避するために、「スリーパー」の「サイケデリックコール」で「ドロンチ」をベンチに出しておけば、「ドラメシヤ」を無駄に消費することが無くなるので、間接的に「ドラゴンランチャー」のダメージ量の底上げに貢献することができる。
アローララッタ、ダストダス、クロバット
「アローララッタ」の「いかりのまえば」で相手ポケモンのHPを残り10になるように削り、「ダストダス」の特性「どくだまり」で毒状態にして毒ダメージでどんなポケモンでもワンパンで倒すというコンボが存在する。
ありがたいことに、この「アローララッタ」も「ダストダス」も1進化ポケモンであるため、どちらも「スリーパー」の「サイケデリックコール」で揃えることができる。
また、「ダストダス」で倒さずに、「クロバット」の「クリティカルバイト」でとどめを刺して、サイドを大量にとっていきたいという場合でも「サイケデリックコール」は有効だ。
2進化ポケモンの「クロバット」を直接呼ぶことはできないものの、進化元である「ゴルバット」を呼び出せるのは非常に優秀である。
「アローララッタ」「ダストダス」「クロバット」の使い方については下記記事を参考にしてほしい。
パッチルドン
「パッチルドン」の特性「かじかむうず」は、相手が手札からエネルギーをポケモンに付けるたびに、そのポケモンに20ダメージを与えることができる。
また、この特性は重複して効果が発動するため、「パッチルドン」が多ければ多いほど、与えるダメージ量が多くなるのが魅力だ。
相手がサイドカードを取るたびにロストゾーンへ置かれる「ガメノデス」や、相手ポケモンの進化を止める「ウオノラゴン」等、この手の妨害特性を持つ1進化ポケモンは多数存在するが、「パッチルドン」は複数立てればその分効果が増す特性になっているため、2体の1進化ポケモンを立てられる「サイケデリックコール」をより効果的に使うことができる。
ユキノオー、コロトック、ミロカロス
「ユキノオー」の特性「タフネスアップ」はいちげきポケモンの最大HPを50、「コロトック」の特性「みなぎるせんりつ」は草ポケモンの最大HPを40上げることができる。
そこに、「ミロカロス」を立てれば、特性「ブライトヒール」によって毎ターンHPを20回復することができ、非常に高い耐久力を実現することができる。
これら3体のポケモンいずれもが1進化ポケモンであるため、「サイケデリックコール」だけで準備できるのは魅力である。
なお、「ユキノオー」と「コロトック」は複数体立てても、特性は重複して発動しない点については注意が必要だ。
まとめ
1進化ポケモンには強い特性を持つポケモンが多く存在するため、使うポケモンに応じて様々な戦術を考えることができる。
1進化ポケモンではなく、2進化ポケモンを軸に戦っていく場合でも、早く2進化ポケモンを立てられるとという点で、このカードは大きく活躍してくれるだろう。
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