けものフレンズ3の『イリオモテヤマネコすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「イリオモテヤマネコ」が登場した。
今回は新フォトは実装されていないので、このフレンズのみに着目して評価していくことにする。
イリオモテヤマネコ
「イリオモテヤマネコ」は攻撃が高いラブリー属性アタッカーだ。
その高さは、金曜シーサーバル道場では利用者がかなり多い、あの「【一撃の極意】ブラックジャガー」を抑え、ラブリー属性の中で2番目の高さを誇る。
プラズムの高さ、けものミラクルのダメージ量も申し分なく、アタッカーに能力値を全力で振ったステータスとなっている。
強敵相手に超高火力を狙える
「イリオモテヤマネコ」のアタッカー寄りのステータスは、攻撃、プラズム、けものミラクルのダメージ量だけではない。
得意技、待機スキル、特性、キセキ特性の全てにおいて与ダメージ増加効果を持っている。
得意話は2%の増加効果と低い値だが、継続ターン数は9ターンと非常に長く、その間にBeatフラッグで攻撃すればするほど、バフの相乗効果が生まれるので、かなりの与ダメージ増加を狙うことができる。
9ターン維持するので、10ターン制のシーサーバル道場でも大きく活躍できる。
特性とキセキ特性では、強敵が相手の時に与ダメージを大きく増加させることができるので、ボス戦等では優秀なアタッカーとして機能してくれるだろう。
長期戦が得意
けものミラクルの必要MPは100と少し高めだが、けものミラクルの効果自体にMPを24増加させる効果を持っている。
即ち、2回目以降のけものミラクルは76で発動することができる。
また、地形に依存するが、水辺の場合はBeatフラッグによる攻撃でMPを3増加させることができ、与ダメージも増加させられる。
そのため、同じフレンズがけものミラクルを2回以上打つくらいの長期戦では、優位に活躍してくれるフレンズと言えるだろう。
長期戦となると、相手が強敵である場合が多いので、前述した強敵時に与ダメージが上がる効果も重なって、高いダメージ量を高頻度で打つことに期待できる。
体力管理が勝利へのカギ
攻撃面に関しては何も申し分ないステータスではあるが、諸刃の刃のような部分はある。
それは単に、体力や守りが低いということではなく、特性とキセキ特性のダメージ増加効果は、体力が80%以上であるという条件を持っていることだ。
体力が80%未満になり、特性とキセキ特性のダメージ増加効果が消えると、合計39%分のバフ効果が消え、これは「【一撃の極意】ブラックジャガー」の全ての与ダメージ増加効果を加えた状態と比較すると大きく劣ってしまう。
待機スキルでは自身が狙われにくくなるが、強敵の相手が持つ必殺技にはよくある全体攻撃技の場合では全く意味をなさない。
待機スキルやキセキ特性には体力回復効果もあるが、発動回数が1回しかないということを考慮すると、確実に別途ヒーラーが必要だ。
このように、「イリオモテヤマネコ」は長期戦に向いており、高火力アタッカーではあるものの、体力次第では機能しなくなるので、体力管理が非常に重要なフレンズである。
アタッカー2人目は不要
他のラブリー属性のアタッカーには、先程話に挙がった「【一撃の極意】ブラックジャガー」や「【正義の家庭教師】ミーアキャット」がおり、このフレンズたちは自分の与ダメージを上げるほかにも、味方の与ダメージを増加させたり、けものミラクルでは相手の被ダメージを増加させることができるので、味方の別のアタッカーのサポートをする効果を持っている。
しかし、「イリオモテヤマネコ」はそれが無い。
数あるバフ効果も、すべて自分のみの効果であり、味方に対して付与できる効果は、しょんぼりきぶん耐性と被ダメージ減少効果のみで、アタッカーへのサポート効果は持ち合わせていない。
また、前述した通り「イリオモテヤマネコ」は体力80%を維持させる必要があるので、他のフレンズたちで「イリオモテヤマネコ」のHPが減らないように全力でサポートしてあげることが重要だ。
「シマハイイロギツネ」や「二ホンカワウソ」なら体力を回復できるほか、味方の与ダメージ増加効果もあるので、「イリオモテヤマネコ」の攻撃によるダメージ量増加も見込める。
他にも、ばてばてヒリヒリや、ズキンズキン状態は行動しなければどうにかなるが、必ず一定量のダメージを受けるどく状態は対策しておきたい。
どく状態だけなら「アオツラカツオドリ」のキセキ特性で対策可能なうえに、けものミラクルで与ダメージも稼げる。
「アオツラカツオドリ」の性能については下記記事を参考にしてほしい。
ズキンズキン状態も併せて対策するなら、フォト「はなまるだね!」を完凸させてもよい。
このように「イリオモテヤマネコ」は体力を維持してこそ火力を保つことができるので、アタッカーは「イリオモテヤマネコ」のみに任せて、他のフレンズはヒーラー役やサポート役のフレンズで編成したほうがいいだろう。
味方のアタッカーに恩恵を与える効果を持ち合わせていないことも考慮すると、2人目のアタッカーを用意する意味は薄い。
まとめ
「イリオモテヤマネコ」は高い攻撃を持ち、自身のバフ効果でかなりの高火力を見込めるが、体力80%を維持しなければ諸刃の刃になってしまう。
「イリオモテヤマネコ」以外のフレンズはサポートに徹底して、意地でも体力80%を保てるように運用していきたい。
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