遊戯王OCGにて『ダークウィング・ブラスト』に「赫の聖女カルテシア」が収録されることが決定された。
今回はこのカードについて相性の良いカードや詳しく考察をしていきたい。
赫の聖女カルテシア
「アルバスの落胤」を墓地へ置く運用が必要
1つ目の効果は、「アルバスの落胤」がフィールド化墓地に存在することで、このカードを手札からリクルートすることができる。
下級モンスターであるため、リリースコスト無しで通常召喚はできるものの、リクルート効果があるのならば狙って発動していきたいところだ。
ただし、「アルバスの落胤」は召喚時に自身の効果で融合召喚を行い、自身を融合素材としてすぐに墓地へ送られてしまうことが多い。
また、融合召喚先の「烙印竜アルビオン」や「神炎竜ルベリオン」の効果によって、墓地に存在する「アルバスの落胤」が墓地から離れてしまうことが大半だ。
そのため、このカードの1つ目の効果を狙っていくのであれば、意識的に「アルバスの落胤」を墓地へ送る必要がある。
それが難しいのであれば、「アルバスの落胤」の同名カーとして扱うことができる「黒衣竜アルビオン」や「灰燼のアルバス」を採用するのが必須だろう。
「赫の聖女カルテシア」はフィールドか墓地に「アルバスの落胤」が存在する必要があるが、「黒衣竜アルビオン」も「灰燼のアルバス」も、フィールドと墓地のどちらに存在しても「アルバスの落胤」として扱えるので、問題なく「赫の聖女カルテシア」のリクルート条件を満たすことができる。
融合、シンクロ、エクシーズ素材に使える
2つ目の効果により、融合関連のカードが無くても自身の効果だけで融合召喚を行うことができる。
融合素材に「アルバスの落胤」が必要となるものは「黒衣竜アルビオン」や「灰燼のアルバス」で担ってもらい、あとはこのカード自身なり、他の融合素材条件を満たすモンスターなりを融合素材することで、「アルバスの落胤」関連の融合モンスターを融合召喚できる。
「黒衣竜アルビオン」や「灰燼のアルバス」自身もリクルート効果があるため、容易にフィールドに並べやすい点も、このカードと相性が良い。
また、このカード自身がチューナーであるためシンクロを狙えるほか、「灰燼のアルバス」とならランク4のエクシーズも狙うことができるため、使い方が多様なのは評価できる。
条件の緩いサルベージ効果
3つ目の効果はエンドフェイズと遅いが、融合召喚を多用とする個々のテーマであれば条件を満たすのは容易だろう。
融合モンスターが墓地へ送られればよいので、相手による除去や、融合素材として使用した場合でも効果の対象となる。
その他にも、「フィールドから墓地へ送られた場合」などの送り元の指定もないので、「氷剣竜ミラジェイド」の効果で直接エクストラデッキから融合モンスターが墓地へ送られても対象となるのは非常に強力である。
まとめ
「アルバスの落胤」と関連するカードであるが、「アルバスの落胤」自身の仕様的に都合が悪く効果がかみ合わな点が多い。
これを解消するには「アルバスの落胤」として扱うことができる「黒衣竜アルビオン」や「灰燼のアルバス」の採用が必須になるだろう。
また、得意の融合意外にもシンクロやエクシーズも狙っていけるので、使い方次第でいろんな戦術を編み出すことができる面白いカードとなっている。
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