2022年10月8日発売予定の『デッキ改造パック 旋風のフォルテシモ!!』に「風彩のプロフェシーフレーズ」と「闘奏のバンディージョ」が収録されることが決定した。
今回はこの2枚のカードについて考察や評価していくことにする。
風彩のプロフェシーフレーズ
互いの手札枚数に応じて効果が強化
バーンダメージの威力と相手モンスターの攻撃力ダウンの弱体値は、お互いの手札枚数に依存する。
基本的にラッシュデュエルでは、次の自分のターンのドローでカードをなるべく多くドローできるようにするために、自分の番の終わりに手札を消費させている傾向にあるため、相手の手札枚数だけに頼るのは効果的ではないだろう。
そのためにも、ある程度自分の方でも手札枚数は残しておく必要はある。
先行1ターン目で使えば、相手の手札も多いためバーン効果はより強力になるが、その分相手に墓地肥やしと手札交換をさせてしまう点には注意したい。
逆に自分の手札も0枚にできるので、次の自分のターンで手札交換ができると考えれば、手札をすべて消費するコストもそこまで大きなデメリットにはならないだろう。
ロマンス・ピックとの噛み合いが悪い
サイキック族で墓地肥やしが優秀なカードと言えば「ロマンス・ピック」が存在するが、「ロマンス・ピック」は光属性であるため、「風彩のプロフェシーフレーズ」の効果の発動条件である自分フィールドのモンスターが風属性のみという条件を満たせなくなってしまう。
かと言って、「風彩のプロフェシーフレーズ」の効果を優先させて「ロマンス・ピック」を手札に温存させてはコストで墓地に送られてしまうため、微妙に噛み合いが悪い部分がある。
「風彩のプロフェシーフレーズ」の効果は、手札をすべて消費する以上、展開しきった後で使うべき効果なので、「ロマンス・ピック」の効果を先に利用して、必要なくなったら「風彩のプロフェシーフレーズ」のアドバンス召喚のリリースコストにしてしまうのが良いだろう。
闘奏のバンディージョ
サルベージして自身を強化
「風彩のプロフェシーフレーズ」と同じくお互いの手札の枚数に依存して効果が強化される内容となっているが、こちらは手札を消費することが無く、発動後は手札が増減しても強化値は変わらないので、手札を多く保有しているターンの序盤に積極的に使っていきたい。
先行1ターン目なら相手の手札も多いため高い強化値を狙えるが、ルール上先行1ターン目は攻撃できないためあまり意味が無い。
1000LPを払うという点で相手よりLPを砂くできるので、「ロマンス・ピック」の発動条件を満たせるくらいのことなら出来る。
レベル2以下のサイキック族通常モンスターをサルベージできるので、最低300の攻撃力が上がることは保証される。
サルベージするカードは同じパックに収録される「ロバリム」でも良いが、属性指定は無いため「JAM:Pアップ!」や、様々なフュージョンモンスターのフュージョン素材となって墓地へ送りやすい「アマ・リリス」や「CAN:D」も可能だ。
重装ダブルネクスカリバーと好相性
同じパックに収録される「重装ダブルネクスカリバー」とは相性が非常に良い。
「闘奏のバンディージョ」を召喚後に「重装ダブルネクスカリバー」のコストでレベル2以下の風属性サイキック族通常モンスターを墓地へ送れば、コストにしたカードを「闘奏のバンディージョ」の効果でサルベージできる。
さらに、「重装ダブルネクスカリバー」の効果で「闘奏のバンディージョ」は2回攻撃できるうえに、「闘奏のバンディージョ」の効果で最低300は攻撃力が強化されているので、攻撃力2800以上の2回攻撃という強力なアタッカーが誕生することになる。
まとめ
お互いの手札に依存して効果を強化する2枚のカードを紹介した。
相手の手札枚数や、発動するタイミングも多少求められるため、安定した強化値を得ることは難しいが、使い方次第で大きな効果を生むことが出来るので期待できるカードと言えるだろう。
コメント