5/21(土)発売の『デュエリストパック -輝石のデュエリスト編-』に、「古尖兵ケルベク」が収録されることが決定した。
これらのカードについて触れて解説していきたい。
古尖兵ケルベク
効果モンスター
https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1524358665171439616
星4/地属性/天使族/ATK 1500/DEF 1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札・デッキからカードが相手の墓地へ送られた場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。②:このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合に発動できる。お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。その後、自分の墓地に「現世と冥界の逆転」が存在する場合、自分の墓地から罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットできる。
1つ目の効果を使うには2つの条件がある。
1つは相手の手札、デッキから墓地へカードが贈られることだ。
相手依存にはなってしまうが、最近のデッキは墓地肥やしのためにデッキからカードを墓地へ送ったり、手札誘発で手札から効果モンスターの効果が飛んできたりするので、この条件は満たしやすい。
2つ目は特殊召喚モンスターが相手フィールドに存在することだ。
特殊召喚を使わないデッキなどほとんどなく、現環境でよく使われる融合、シンクロ、エクシーズ、リンクモンスターなどのエクストラデッキから出てくるモンスターは確実に特殊召喚されたモンスターなので、こちらの条件も簡単にクリアできるだろう。
条件が揃えば、手札からこのカードを特殊召喚できるうえに、相手のモンスターのバウンスもできるので単純に強い。
最初にこのカードが手札に来ていれば、相手の先行1ターン目の展開中に妨害することも可能だ。
2つ目の効果はまさに「現世と冥界の逆転」の発動を手助けするための効果だろう。
お互いのデッキトップ5枚を墓地に落とす効果は「現世と冥界の逆転」の発動条件である「お互いの墓地のカードが15枚以上」を揃えるため使え、既に墓地に「現世と冥界の逆転」が落ちているならば、それをそのままセットすることができる。
この効果の面白い点は墓地から拾ってこれる罠カードに制限がないことだ。
汎用性のカードなども持ってこれるので使い方次第で期待以上の動きをしてくれるかもしれない。
ただし、セットする罠カードがバレている以上、奇襲性の高い罠カードであるほど、相手に警戒されてうまみが薄れてしまう可能性もあるので注意が必要だ。
ちなみに、効果を発動するためのトリガーは「墓森の罠」や「宿神像ケルドウ」の手札コストや、「おろかな埋葬」でデッキから墓地へ送れば簡単に条件を満たせる。
類似したカードで「古衛兵アギド」が存在する。
あちらはバウンス効果は無いが代わりに「古衛兵アギド」以外の地属性、天使族、レベル4モンスターを墓地からリクルートできる。
「古衛兵アギド」と同じレベル4を持ってこれるので、そのままランク4のエクシーズ召喚に繋げられ、非常に扱いやすい。
2つ目の効果の相違点は「現世と冥界の逆転」が墓地に存在する場合の追加効果で、「古衛兵アギド」は、さらに自分か相手のデッキトップから5枚墓地へ送ることができる。
「現世と冥界の逆転」の発動準備としても扱えるうえに、単純にデッキ破壊としても使うことができる。
「古尖兵ケルベク」も「古衛兵アギド」もどちらにも言えることだが、相手の墓地も肥やしてしまう以上、相手が墓地利用した時の展開力が上がるのは当たり前のことであり、自分がリスクをを背負うことになる。
なるべく、墓地に関与させないようにするために「墓森の罠」などで妨害しておくことを忘れないようにしたい。
まとめ
相手依存ではあるものの、簡単な条件で手札から特殊召喚し、相手モンスターをバウンスできる有能な効果を持っている。
もう一つの効果も「現世と冥界の逆転」を発動を手助けするための効果を持っており、「現世と冥界の逆転」を軸としたデッキ破壊で戦うのであれば、類似カードの「古衛兵アギド」も採用して、より「現世と冥界の逆転」を決めていきたいところだ。
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