けものフレンズ3の『9月体力測定しょうたい』にて、新フレンズ「クビワペッカリー」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「すきなにおいに包まれて」も並べて解説していくことにする。
クビワペッカリー
「クビワペッカリー」はラブリー属性のフレンズ。
味方の体力回復効果に加え、多種多様のバフ効果を持つのが特徴で、体力はラブリー属性の中で2番目の高さを誇る。
『けものフレンズフェスティバル』でリデザ版が登場し、チアガール衣装で実装されたことにより「クビワペッカリー」を初めて知った人も少なくないだろう。
タンク役よりヒーラー役
被ダメージを大きく減少させる効果を持つ「クビワペッカリー」はタンク役として活躍させてもよいが、被ダメージ減少効果の一つであるけものミラクルも、疑似的に被ダメージを抑えられる得意技の効果も持続ターン数が決められている。
そのため、MPを積極的に溜めて継続的にけものミラクルを発動するか、得意技で攻撃し続けなければ、永続して被ダメージ減少バフを得ることは難しく、この運用を狙っていくのは非現実的だろう。
とはいえ、「クビワペッカリー」は明らかに攻撃よりも守りに特化しているフレンズであるため、守りとしての運用する方針は変わりない。
そこで、けものミラクルで発動する体力回復効果に着目して、ヒーラー役として採用するのが好ましい。
体力回復量の合計はすべて合わせると計42%とヒーラーとして申し分ない。
また、バフ効果とは違い、体力回復に持続ターン数という概念はないので継続的にけものミラクルを撃つ必要がなく、パーティ全体の体力が少なくなってきたときにけものミラクルが発動できればよい。
その結果、適度にActionフラッグによる行動を混ぜるだけでよいので、比較的安易な運用でバトルに挑むことが可能だ。
パーティの耐久を強化できる
「クビワペッカリー」の被ダメージ減少効果は、けものミラクル、特性のどちらも自身ではなくラブリー属性の味方全体に付与できる点が非常に強みとなっており、得意技による相手の与ダメージ減少も、こちらのパーティ全体の被ダメージ減少に繋がる。
これにより、「クビワペッカリー」はラブリー属性のパーティの耐久を大きく強化でき、最悪タンク役がいなくても、それなりに味方全体の場持ちの良さを維持してくれる。
特に、相手の全体攻撃から守る際は大いに活躍し、ちからくらべなら得意技で全体攻撃を放つ「ヒグマ」「メンダコ」、MPが溜まりやすく速攻で全体攻撃けものミラクルを狙ってくる「ハクトウワシ」等には効率的にダメージを軽減できる。
また、「クビワペッカリー」以外にもパーティの被ダメージを軽減できるフレンズやフォトを採用すれば、相性の悪い「カタカケフウチョウ」の得意技や、「ハクトウワシ」よりダメージ量が高い「チンチラ」のけものミラクルも耐えてくれる可能性は高まるだろう。
また、ちからくらべで猛威を振るう「ケロロ」や、その「ケロロ」を初回で5回行動させられる「麒麟」はどちらもアクティブ属性であるため、「クビワペッカリー」の得意属性に当たる。
「クビワペッカリー」がラブリー属性の味方に大きくバフを付与できるため、自分のパーティをラブリー属性で固めれば「ケロロ」の猛攻も突破しやすい。
また、「ケロロ」と「麒麟」によるコンボ攻撃は初ターンさえ凌げばあとは息切れしやすいので、2ターン目以降はこちらの思うような戦況に持っていきやすく、得意な長期戦へと切り替えていくことも可能だ。
長期戦が得意
「クビワペッカリー」は耐久型である以上、強敵の相手と戦う長期戦を得意とするフレンズである。
けものミラクルに必要なMPも80と低く、発動する機会も多くなりやすい点は強みと言えるだろう。
また、キセキ特性でも毎ターンMPを2加速できるほか、Actionフラッグが3枚構成であるため、単純にMPを溜めやすい内容となっているので、けものミラクルを撃ちたいときにMPが溜まっていないという事故は防ぎやすい。
ちからくらべでは前述のとおり仮想敵はいるのである程度戦ってはいけるが、短期戦を極めてくるパーティ構成が多いので、そのスピードに圧倒されないようにパーティの防御力は整えておく必要があり、味方のフレンズも場持ちの良いフレンズをなるべく採用しておくのが好ましい。
味方の被ダメージを軽減させつつ、蘇生効果も持つ「アオツラカツオドリ」「オイナリサマ」「アルパカ・ワカイヤ」を一緒に採用すれば、万が一耐久の高い味方が倒れても蘇生効果で復活させて、より嫌らしい持久戦に持ち越すことができる。
とはいえ、ラブリー属性中心のパーティ構成になってしまうため、苦手なマイペース属性が相手の場合はかなり苦戦を強いられるだろう。
すきなにおいに包まれて
画像は完凸後の効果であり、完凸前の効果は与ダメージ増加と被ダメージ減少は5%となる。
与ダメージ増加、被ダメージ減少、体力回復とこのフォト1枚で3役を担ってくれるオールラウンダーな気質を持ったフォトとなっている。
ただし、多方面に優れている分、特化した強みがないのでこのフォトを優先して採用する場面があまり見いだせないのが難点。
攻撃ステータスが低い代わりに、体力と守りのステータスは高いので、どちらかと言えば耐久寄りのフレンズに装備させてあげるのがいいだろう。
似た効果を持つフォトとしては「お気に入りのごちそう」があり、あちらは僅かに与ダメージバフ効果と攻撃ステータスが高いことから攻撃型のフレンズに装備させるのが良い。
まとめ
「クビワペッカリー」は被ダメージ減少効果と体力回復効果に特化したフレンズであり、自身のみを強化するタンク役ではなく、味方全体を強化できるのでパーティ全体の耐久を底上げすることが可能だ。
これにより、全体攻撃持ちの相手を得意とするほか、「クビワペッカリー」以外に味方の耐久を強化するフレンズやフォトを採用すれば、より長期戦に持っていき、優位な状況で戦うことができるだろう。
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