けものフレンズ3の『メガネカイマンすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「メガネカイマン」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「メガネカイマン」のみについて評価、解説していくことにする。
メガネカイマン
「メガネカイマン」はフレンドリー属性のフレンズだ。
体力と守りのステータスが非常に高く、現時点でフレンドリー属性の中で1番の高さを誇る。
特に守りの高さは驚異的で、全フレンズの中で観ても現時点1位の「ゲンブ」に次ぐステータスとなっている。
一般的には今月のシーサーバル道場用
高い体力と守りのステータスは魅力ではあるものの、自身の耐久力を上げる効果は体力を15%回復する待機スキルしか持ち合わせていないので、壁役として採用するのは物足りなさを感じてしまう。
待機スキルには他にも被ダメージ減少効果を持っているが、水辺地形に依存する効果のため使い勝手は悪い。
逆に高い与ダメージ増加効果をも複数持ち、けものミラクルも攻撃技となっているためアタッカーとして採用したいところだが、元々の攻撃がお世辞にも高いと言えず火力不足は否めないだろう。
タンク役もアタッカーも中途半端になりそうだが、現時点では今月のシーサーバル道場では活躍しやすい効果となっている。
まず、得意技により相手の回避率を減少させられることから、回避強化を使ってくる今回の敵には適した効果と言えるだろう。
無論、回避強化をしている相手に得意技を当てなければ何の意味も果たせないが、特性とキセキ特性で自身の命中率を上げられるので、他のフレンズよりは比較的攻撃は当て易いだろう。
けものミラクルでも相手の回避強化状態を解除はできるが、攻撃技となっているためなるべくバトルの終盤でけものミラクルを使いたいことを考慮すると、それまで相手の回避強化状態が続き、攻撃が外れ易くことになるので根本的な解決策にはならない。
また、これは直接的に有利になるわけではないが、「ブチハイエナ」とも相性が良いのは大きなメリットだろう。
今月の敵は対策を怠ると永続的にくたくた状態になってしまう攻撃が非常に厄介なので、パーティ全体にくたくた耐性を付与できる「ブチハイエナ」を採用が推奨される。
この「ブチハイエナ」はけものミラクルで相手をくたくた状態にできるので、「メガネカイマン」のけものミラクルの追加ダメージも狙うことが出来る点で相性が良い。
それ以外にも「サーバル」のけものミラクルでもくたくた状態にできるほか、シーサーバル道場以外で使用する場合は「シロヘラコウモリ」や「火の鳥」の得意技でもくたくた状態を狙っていくことが可能だ。
水辺では一時的なタンク役
前述した通り、待機スキルの被ダメージ減少効果は水辺限定の効果となっているため扱い辛さはあるが、タンク役として採用する場合はこれを活かさない手はないだろう。
被ダメージ減少効果は破格の45%と驚異の高さを持っている。
そのため、相手のけものミラクルやセルリアンの大技を大きく抑え込むことが可能なので、相手が次の番で大技を発動するかを見計らって待機スキルを発動させ、「大海を往く」等のフォトでヘイトを上昇させつつ耐久面を上げて大技を身構える運用が効果的だろう。
問題はヘイトを上昇させた場合、勿論大技以外の時も攻撃を受けやすくなるので、常に耐久面の高さが求められる点だ。
「メガネカイマン」は体力回復と被ダメージ減少効果を持つ待機スキルは2回までしか使えず、それ以外の耐久面を上昇させる効果持ち合わせていない。
そのため、少なくともフォトで耐久力を最大限補強してあげる必要がある。
フォトで補強したら、あとは持ち前の体力と守りの高さでカバーできることを祈るだけだ。
高い命中率でキツネパーティに有利?
「メガネカイマン」はけものミラクルで相手の回避強化状態を解除できるほか、得意技で相手の回避率を下げ、特性とキセキ特性で自身の命中率を上げることが出来、技の命中に関する点において大きな強みを持っている特徴がある。
これを活かして回避率の高いフレンズに対して強く出ることが出来るのは評価できるポイントだ。
ちからくらべでは採用率の高い「ジャイアントペンギン」や「ウィッチ」は自身の回避率を大きく上げてくるので、「メガネカイマン」の命中率を上げる効果が活躍する。
「ジャイアントペンギン」くらい爆発的に回避率を上げられると命中率の安定感は欠けるが、他のフレンズよりは圧倒的に命中しやすくなるほか、フォトで命中率を最大限に高めれば「ジャイアントペンギン」の待機スキルによる回避率増加効果を打ち消すほどの命中率を出すことが出来る。
他にも、回避率を大きく上げてくる「ワシミミズク」「クジャク」「クロヒョウ」相手にも安定して攻撃を当てやすく、属性から見ても有利に立ち回れる。
また、キツネ系統のフレンズで統一しているパーティ相手でも活躍を見込める。
キツネ系統のフレンズ | 属性 | 回避ステータス | 回避増加効果 |
フェネック | リラックス | 7.0% | 1ターン自身の回避23%増加 |
【私の時代も来たかなー】 フェネック | ラブリー | 7.0% | ギブアップ中でない味方が2人以下の場合、 自身の回避30%増加 |
ギンギツネ | ラブリー | 1.0% | 寒冷地の場合、自身の回避15%増加 |
【天才発明家・G】 ギンギツネ | マイペース | 4.0% | なし |
キタキツネ | ラブリー | 4.0% | なし |
【ぷろげーまー】 キタキツネ | リラックス | 4.0% | 自身の回避5%増加 |
アカギツネ | ラブリー | 4.0% | なし |
チベットスナギツネ | ラブリー | 1.0% | 自身の回避15%増加 |
【ブームの予感ですよ?】 チベットスナギツネ | リラックス | 3.0% | なし |
シマハイイロギツネ | ラブリー | 4.0% | ラブリー属性の味方の回避10%増加 |
ホッキョクギツネ | ラブリー | 1.0% | ・ひやひや状態の場合、自身の回避35%増加 ・寒冷地の場合、自身の回避10%増加 ・ギブアップ中でないフレンズ1人につき、 自身の回避が2%増加 |
オイナリサマ | ラブリー | 6.0% | 自身の回避15%増加 |
オオミミギツネ | ファニー | 1.0% | なし |
ちからくらべでキツネのフレンズで統一しているパーティは多からずも、御目に掛かることはあるだろう。
キツネ系統のフレンズは上記の表のとおり、元々の回避のステータスが高めだったり、回避を強化する効果を持ち合わせているフレンズが非常に多い。
このように、どのフレンズをとっても回避率が高いパーティが相手の場合は、「メガネカイマン」のような安定した命中率がありがたい。
ちからくらべでは攻撃1回外すだけでも計算が狂ったりすることは少なくないため、1回1回の攻撃を確実に狙っていける「メガネカイマン」は扱いやすいだろう。
ちなみに、「オオミミギツネ」だけは回避率も低く、回避増加効果も持っていない他、属性的にも苦手な相手のため「メガネカイマン」では優位に立ち回ることが出来ない。
まとめ
「メガネカイマン」はステータスでは耐久面が高く、効果では攻撃面が強化できるものが多いというように、タンク役とアタッカーのどちらとして利用しても中途半端になりやすいが、今月のシーサーバル道場や水辺地形等、一部の局所的なシーンでは活躍できる性能を持っている。
また、攻撃の命中のしやすさから回避を強化してくるフレンズに対して大きく立ち向かうことが出来るので、安定して手数を無駄にせずに戦っていく点に関しては大きな強みを持っているフレンズだ。
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