けものフレンズ3の『オグロスナギツネすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「オグロスナギツネ」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「オグロスナギツネ」のみについて評価、解説していくことにする。
オグロスナギツネ
「オグロスナギツネ」はアクティブ属性のフレンズ。
体力はやや高めで、他のステータスにおいても標準的な数値であり、バランスの取れた内容と言える。
直近実装された「オジロスナギツネ」とは似ている名前を持ち、「オグロスナギツネ」との掛け合いがあるという情報も上がっている。(未確認)
サポート特化のサブアタッカー
「オグロスナギツネ」のステータスではアタッカーを務めることは可能だが、他のアタッカーよりは思ったほど火力が伸びないため、メインのアタッカーとして採用するのは難しい。
代わりに、味方へのバフや敵へのデバフ効果を多く持つため、攻撃しつつもこれらの効果を駆使したサポート寄りの戦い方が適していると言えるだろう。
特に、特性によるアクティブ属性の味方への与ダメージバフと、マイペース属性の敵への被ダメージ増加デバフは常時働くため、「オグロスナギツネ」以外のメインアタッカーを一人用意しておくのが好ましい。
けものミラクルでは相手の被ダメージを長い間大きく増加させ、待機スキルでは発動上限回数無しで味方の与ダメージを増加させる効果を持っているのが魅力だ。
これらの効果も駆使することが出来れば、味方のアタッカーの火力も大きく伸ばせることが出来るだろう。
おまけとしてキセキ特性で味方のMPを毎ターン増加させることが出来、これによりメインアタッカーのけものミラクルの発動を早められる点も優秀である。
ちからくらべの場合なら、「ヒグマ」を採用することで得意技による全体攻撃で効率よくダメージを稼ぐことも可能だが、「オグロスナギツネ」も「ヒグマ」もBeatフラッグが1枚しか持っていないため、Beatフラッグが少なめのパーティ構成になりやすい点には注意したほうが良い。
命中率デバフで苦手な攻撃を避けよう
けものミラクルでは19%の、得意技では中確率だが、12%の命中率デバフを相手に付与できる。
片方はけものミラクルであり、得意技のように使える頻度は低く、ちからくらべなどではけものミラクルで相手を倒してしまう可能性も高いので、命中率デバフが活かせない面もある。
そのため、この命中率デバフを扱っていくのであれば、高難度クエスト等の長期戦で使っていくのが最適となるだろう。
高難度クエストの敵にもなれば、厄介な状態異常攻撃を持っていることが多く、これを回避しやすくなるという点では大いに活躍が見込める。
他にも、敵の大技以外の複数体攻撃の場合、ヒット数が多い分敵の攻撃が外れる可能性も確率的に高くなる。
このような攻撃でさらに状態異常を付与する効果も持っているのであれば、相手の攻撃をかわしつつ状態異常も回避できるという恩恵も得られる。
回避を上げて同じような恩恵を得る場合は、被弾する各フレンズ全員が同じように回避を上げる必要があるが、相手の命中率を下げる効果であれば、対象の敵1体にデバフをかければ、味方全体の回避を上げた扱いと同じになるので効率が良い。
ただし、勿論のことデバフ効果にはターン数が決められているため、相手の行動パターンを把握したうえで、苦手な攻撃が来るタイミングに合わせて命中率を下げる攻撃をするように調整しなければならない点は注意しよう。
また、デバフ効果は大きいものの得意技とけものミラクルだけでは少し物足りないため、フレンズでは得意技で相手の命中率を下げられる「クズリ」「シロサイ」を、フォトでは回避を上げたり、「ガイドマップ」で相手全体の命中率を下げて補強しておけば、より相手の攻撃ミスを誘うことが出来る。
「インドサイ」との使い分け
「オグロスナギツネ」は、同じアクティブ属性の「インドサイ」とステータスが近く、備えている効果もよく似ている部分がある。
似ている点は下記の表にまとめてみた。
オグロスナギツネ | インドサイ | |
体力 | 18724 | 18323 |
攻撃 | 7273 | 7208 |
守り | 4233 | 4445 |
フラッグ構成 | Beat Action20 Action25 Try青 Try黄 | Beat Action15 Action20 Try黄 Try黄 |
けものミラクル | 被ダメージ、命中率、回避デバフ持ち | 命中率、回避デバフ持ち |
待機スキル | 自身のMP5増加 発動回数上限なし | 自身のMP5増加 発動回数上限なし |
特性 | 自身を除く味方全体に 与ダメージ10%増加 | サバンナ地形の時、 自身を除く味方全体に 与ダメージ10%増加 |
状態異常耐性 | キセキ特性により、 味方全体にばてばてヒリヒリ耐性付与 | 特性により、 味方全体にばてばてヒリヒリ耐性付与 |
これだけ似ている点が多いと差別化が難しくなるが、「オグロスナギツネ」と「インドサイ」には違いが存在する。
1つ目は役割の違いである。
「オグロスナギツネ」はサブアタッカーにはなるが、主な役割としてはメインアタッカーの火力を上げたり、敵の命中率デバフを稼いで攻撃の被弾回数をできる限り少なくしていく戦法を得意とする。
これらのバフ、デバフ効果を駆使して戦うサポート型と言えるだろう。
一方、「インドサイ」は自身のヘイトを上昇させて積極的に被弾していく戦闘スタイルとなっている。
元々の守りのステータスが高い他に、自身の回避を上げる効果を複数所有しているため、回避タンクとして運用させることが出来る。
2つ目の違いは、単体で完結しているか、味方と共闘するかの違いがある。
「インドサイ」は味方に対してバフ効果を付与する効果はほとんど持ち合わせていない。
代わりに、自身に対してのバフ効果が多く「インドサイ」1人で完結していると言えるだろう。
特に、与ダメージバフ効果は多くの種類を持っており、タンク役として活躍しつつ、アタッカーとしても運用することが出来る面白い特徴を持つ。
これに対して「オグロスナギツネ」は、味方に恩恵をもたらす効果を多く持つため、味方がいてこそかがやくフレンズと言える。
これは前述してきた「オグロスナギツネ」のバフ、デバフ効果もそうだが、キセキ特性にあるばてばてヒリヒリ耐性や、MP増加効果も味方を支援する効果と言えるので、これらを活かして味方を戦いやすくするのが役目となるだろう。
「インドサイ」の考察については下記記事を参考して欲しい。
まとめ
「オグロスナギツネ」は与ダメージバフ、被ダメージデバフ効果で味方の火力を上げたり、命中率デバフで相手の攻撃を避け続けたりと、サポート効果を駆使して戦況を優位な状況へ持って行くフレンズである。
同じアクティブ属性の「インドサイ」とは似たり寄ったりの部分が見受けられるが、役目はそれぞれで大きく違うため、バトルに応じて各々にあったフレンズを採用していくべきだろう。
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