けものフレンズ3の『ワオキツネザルすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「ワオキツネザル」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「ワオキツネザル」のみについて評価、解説していくことにする。
ワオキツネザル
「ワオキツネザル」はマイペース属性のフレンズ。
攻撃、回避、プラズムが高く、プラズムは同じマイペース属性の中で1位タイの高さ。
『けものフレンズぱびりおん』の時に登場したリデザ版の姿で、リデザ前の敬語で話す口調から陽キャな雰囲気に変貌を遂げた。
けものミラクルを何度も使っていくアタッカー
けものミラクルのダメージ量は然程高いわけではないが、相手の被ダメージ増加効果を持ち、この効果の継続ターン数が8ターンと非常に長い。
このデバフを利用して、けものミラクルを何度も狙っていくことが出来れば、けものミラクルを使うごとにダメージ量が加速することになる。
必要MPが100とやや重いため、どれだけ早くMPを溜められるかはカギになってくるだろう。
そのため、MP加速は「N・ハイランドワイルドドッグ」やフォトの「だいすきなぬいぐるみ」などに頼り、なるべく「ワオキツネザル」にMPが溜まるような運用を心掛けるべきだ。
また、けものミラクルを何度も使う以上、想定としては長期戦で扱うのが理想となる。
けものミラクルのデバフには命中率減少効果もあるため、重ねれば重ねるほど相手の攻撃をかわしやすくなり、場持ちもよくなる。
また、相手の全体攻撃による被ダメージも減少できるため、強敵の大技なども軽減出来、パーティの生存率も高められる点も長期戦で発揮しやすい効果と言えるだろう。
体力を減らして火力を上げる
「ワオキツネザル」は特性により、自身の体力を削れば削るほど火力が上がる効果を持っている。
10%体力減少につき4%の与ダメージ増加となるため、体力10%以下の状態で最大約1.42倍のバフ効果を発揮する。
そのため、最大火力を引きだしていくにはチキンレースのような運用が必要になってくる。
体力が減ると特性により回避が大きく増加したり、待機スキルにより体力を調整しながらヘイトを下げたりすることで相手の被弾を極力回避できるようになっている点は評価できる。
回避のステータスも高く、けものミラクルを何度も狙って相手の命中率を下げればさらに被弾率を下げることができ、生存率が上がる。
勿論、ギブアップ状態すれすれの状態で戦うことになるのでリスクはついてくるが、火力を上げていくのであればチキンレース運用は積極的に行っていく必要がある。
シーサーバル道場ではどう使えばよい?
けものミラクルを何度も使えば相手の被ダメージが増加するため、疑似的に自身の与ダメージの増加につながる。
即ち、これを狙っていけばシーサーバル道場でも高スコアを狙っていくことは可能だ。
ただし、理解しているとは思うがシーサーバル道場は限られた10ターンの制限時間があるため、けものミラクルを何回も発動させつつ、ほかのフレンズのMPも溜められるかはかなり疑問となるだろう。
そもそも、ほかのマイペース属性のアタッカーと比べてどのくらいの差になるか比較してみる。
以下のフレンズたちはレベル70、野生解放4段階目、けも級4、けものミラクルレベル5で計算しており、けもコーラス、フラッグ強化値、プラズム等は計算に考慮しない。
フレンズ | 攻撃 | けものミラクル | 与ダメバフ | プラズム | 合計ダメージ |
ワオキツネザル ※けものミラクル1回目 | 7914 | 630% | 味方4人以下 体力10%以下 約1.79倍 | 60 | 約89414 |
ワオキツネザル ※けものミラクル2回目 | 7914 | 630% | 味方4人以下 体力10%以下 約2.04倍 | 60 | 約101932 |
ワオキツネザル ※けものミラクル3回目 | 7914 | 630% | 味方4人以下 体力10%以下 約2.33倍 | 60 | 約116203 |
【わたしたちのプライド】 ライオン | 7996 | 相手が単体 996% | 約1.71倍 | 50 | 約131793 |
カマイタチ・切 | 7999 | 相手が状態異常 840% | 味方3人の時 約2.19倍 | 60 | 約147258 |
結果は表のとおりで、最大時のバフ量は高いものの、けものミラクルの低さが目立ってけものミラクル3回目のダメージでも他2人の火力には及ばない。
一応、ギブアップでない味方が3人という条件を満たせなかった場合の「カマイタチ・切」の火力は少しだけ超えることはできるが、低体力のリスク、MP事故リスクを踏まえて得る恩恵にしては小さすぎると言える。
また、体力を抑えて戦わなければならないため、体力回復効果を持つバッファーの「シーサー・ライト」「コアラ」とは相性が悪く、体力が低いとバフ効果が発動しない「オフショット」「ちょっとはいしゃく!」も使えないのは難点だ。
基本的に一緒に運用するフレンズは「N・ハイランドワイルドドッグ」「【優秀な助手の出番なのです】ワシミミズク」などのMP加速と与ダメージバフ効果の両方を持つフレンズが良いだろう。
「ワオキツネザル」のキセキ特性の発動条件になっているギブアップでないフレンズ4人以下を達成させるには「ムック」がオススメだ。
マイペース属性ではないため、シーサーバル道場ではより運用が難しくなるが、得意属性ではないという逆をついてギブアップ要員として運用できる。
それでいて属性を問わないMP加速と与ダメージバフ効果を持ち合わせているのでかなり理にかなったフレンズと言える。
まとめ
「ワオキツネザル」のけものミラクルのデバフは継続ターンが長く、重ね掛けで恩恵を得られることや、自身の体力を削って火力を上げる点から長期戦に及ぶ強敵相手に挑むのが非常に有効となるフレンズと言えるだろう。
極限の極限まで火力を振り絞ればシーサーバル道場でも通用するアタッカーにはなるが、運用が難しく、リスクが非常に大きいため初心者が使うには骨が折れるフレンズとなる。
コメント