けものフレンズ3の『赤龍すてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「赤龍」が登場した。
同じタイミングに実装された星4フォト「譲れない一歩」も並べて解説していくことにする。
赤龍
「赤龍」はラブリー属性のフレンズで、サブ属性にファニー属性を持つ。
ステータスはいずれも最高クラスに高く、けもステータス、こうげきは全フレンズの中で2番目の高さを誇る。
4桁パーセントのけものミラクルダメージ量
やはり、「赤龍」の一番の目玉はけものミラクルのダメージ量1120%だろう。
必要MPは最高クラスに高いものの、それによって得られるリターンは過去に例を見ないほどのダメージ量の高さである。
高い攻撃ステータスとプラズムを駆使すれば、シーサーバル道場では文句なしのメインアタッカーとなってくれるだろう。
与ダメージバフ効果に関してはやや少なめだが、圧倒的なけものミラクルの火力がそれを余裕でカバーしている。
得意技でも相手に被ダメージ増加を負わせて疑似火力を増せるが、待機スキルと同様に継続効果が2ターンであるため、強化値の高い待機スキルの方が優先になるだろう。
一応待機スキルで多少のMPは補填できるものの、それでも1回分のけものミラクルのMP補填としては気休め程度にしかならないため、シーサーバル道場ではMP事故が絶対に起きないよう調整しておきたい。
心配であれば、「しあわせのうたごえ」をはじめとするMPが増加するフォトなどを装備して対策しておくべきだろう。
味方のカバーを含めた状態異常への強さ
「赤龍」は特性により自身が状態異常にならない効果を持つ。
非常にシンプルで優秀な効果で、「赤龍」をはじめ「セイリュウ」「真・青龍」「麒麟」全員が持っている効果のため、今後実装されるであろう「白龍」「黒龍」も全状態異常耐性を持っている可能性が高い。
ただ、「赤龍」は自身の状態異常の高さだけでなく、ラブリー属性の味方も状態異常から守ることができ、からげんき、ひやひや、ばてばてヒリヒリの耐性を付与できる。
さらに、けものミラクルではファニー属性も含めて味方の状態異常をすべて解除できるため、特性だけではカバーしきれなかった状態異常でもリカバリーが可能となっている。
必要MPが高すぎるため乱用するのは難しく、いざ使いたいときに使えないということはあるかもしれないが、長期戦になる高難度クエストなら十分使い道は出てくるだろう。
おまけに、「赤龍」は属性不問で味方の体力を毎ターン回復したり、自身がギブアップでなければルンルンきぶんも付与できデバフからも守ってくれることから、本当にアタッカーとは思えないほどのサポート力を持つ。
全員体力1で耐える?
「赤龍」のキセキ特性にはギブアップになるダメージを受けたとき1度だけ体力1で耐える効果を持っているが、説明文から読み取るにこの効果を味方全体に付与しているようにうかがえる。
また、もしそうなのであればこの体力1で耐える効果は各フレンズ1回ずつ発動するのか、パーティ全体共有で1回しか発動しないのかも気になってくる。
1人1回ずつ発動するという可能性は考えにくいが、その場合は相手からしてみればこの効果だけでパーティを全滅させるのに5回分の行動を多く要するようになり、ちからくらべでは絶対相手にしたくない敵となるだろう。
ただでさえちからくらべでは体力1で耐える効果が強いとされている環境で、この効果が5人全員に付与されたら勝負相手からすればたまったものではない。
実際のところどうなのかは効果は試してみないと何とも言えないが、はねかえし効果を持つ「アフリカタテガミヤマアラシ」「ソンゴクウ」などで固めたはねかえしパーティがさらに猛威を振るう可能性があることは認識しておくべきだろう。
シーサーバル道場での注意点
シーサーバル道場で「赤龍」を扱う場合は純粋にメインアタッカーとして使うが予想されるが、「赤龍」を運用する上で注意しておきたい点がいくつかある。
まずはけものミラクルによるバフ効果だ。
けものミラクルには与ダメージが35%も増加する驚異的なバフが存在しており、効果が3ターン続く。
このバフ効果の恩恵を得た状態で「赤龍」のけものミラクルを撃ちたいのであれば、1回目のけものミラクルを撃ってから2ターン以内にもう一度「赤龍」のMPを溜めてけものミラクルを撃つ必要がある。
だが、前述した通り「赤龍」の必要MPが160とあまりにも重すぎるため、Wけものミラクルはあまりにも無謀すぎる。
「真・青龍」であればけものミラクルで自身のMPを大きく加速できるほか、ためこみ上手で1回分のけものミラクルに必要なMPは少なかったためこれが可能だとなっているが、「赤龍」にはこのMP加速もためこみ上手もない。
よって、1回のけものミラクルにバフ効果を集約して火力を出す必要があり、どうしてもバフ効果を活かしたいのであればもう一人アタッカーを用意する必要がある。
2つ目の懸念は味方を体力1で耐える効果を付与することである。
一見ありがたい効果のように思えるが、これによりギブアップ数で火力が上がる「ギロロ」「【どこでも突撃!えんため隊】カラカル」や、ギブアップ時に味方全体のMPを加速させる「Welcome to ようこそ!」とはやや相性が悪い。
特に「Welcome to ようこそ!」が使いづらいとなると、このフォトを装備させてギブアップ前提で運用する「ムック」の採用がやや難しくなり、狙ったタイミングでギブアップさせるという作戦が成功しにくくなるという懸念も存在する。
3つ目はBeatフラッグを1枚しか持っていないことである。
「赤龍」だけがBeatフラッグ1枚しか持っていないという話であれば問題なかったのだが、シーサーバル道場で活躍するファニー属性のバッファーには「イエウサギ」「ステラーカイギュウ」「ウミネコ」「【オシャレリーダー】チャップマンシマウマ」「シマハイイロギツネ」などがいるが、いずれもBeatフラッグが1枚構成となっている。
そのため、これらのフレンズだけでパーティを組むと圧倒的にBeatフラッグが枯渇し、Beatフラッグのけもコーラスによる火力アップは非常に狙いにくくなる。
また、「イエウサギ」はBeatフラッグ時に味方の火力が上がる効果を持っているため、こちらとも相性が非常に悪く、一緒に採用するのが難しい。
ちなみに、同じくラブリー属性のアタッカーである「イリオモテヤマネコ」や「アリサ=サザンクロス」はBeatフラッグ2枚構成である。
運にも左右されるところはあるため、ただでさえBeatフラッグが少ないのにアタッカーを「赤龍」に交代してさらにBeatを少なくするという行為は決してダメというわけではないが、余程の運に恵まれない限りは希望は薄いと考えておいた方がいいだろう。
譲れない一歩
画像は完凸後の効果であり、完凸前は自身の与ダメージ増加が7%、みずべの場合に増加される与ダメージ増加が5%となる。
4桁をいく高い攻撃ステータスと2つの与ダメージ増加効果を持つ完全に火力に特化したフォトであり、是非ともアタッカーに持たせたい1枚となっているが、唯一の懸念はやはり味方へのバフ効果がみずべ地形に依存していることだろう。
水辺でなかった場合でもそこそこの火力は期待できるが、「みゃみゃみゃミラクル!」などもっと上をいくフォトは多く存在するので、汎用フォトとしての採用理由は薄くなる。
とはいえ、地形条件さえ満たせば火力は爆発的に上昇するので、今後のシーサーバル道場やちからくらべで該当する地形のシーズンが到来した時のために持っておくのは十分ありだ。
地形がみずべの時はアタッカーに持たせるも良し、味方のマイペース属性とファニー属性の火力も上がるため、完凸させずに複数枚を味方に装備させてアタッカーの火力を高めるのも良しと使い方も選択肢があるのは評価したい。
どうせなら、みずべ地形の場合に大きく火力が上がる「アリゲーター」などに持たせてより地形恩恵を受けて戦うのも面白いだろう。
まとめ
「赤龍」は驚異的なけものミラクルのダメージ量を持ち、他のアタッカーを圧倒するほどの火力を持つフレンズである。
また、アタッカーがメインであるうえに、味方の状態異常の耐性付与、状態異常解除、体力1で耐える効果付与、毎ターン体力回復、デバフ耐性付与とアタッカーとは思えないサポート効果を持っているため、パーティにいるかいないかで天と地ほどの運用快適さが生まれそうな内容となっている。
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