6/17(金)に発売されるポケモンカード強化拡張パック『Pokemon GO』に「アローラコラッタ」と「アローララッタ」が収録されることが決定した。
今回は「アローララッタ」の方に注目してカードを紹介することにする。
アローラコラッタ
技「ひっさつまえば」は無色エネルギー2個で使える50ダメージを与える技だ。
HP40のたねポケモンが与えるダメージとしては大きいダメージ量だが、コイントスの運要素を絡むため、安定性は欠ける。
この技のためだけに「ツインターボエネルギー」を使うのはどうかと思われるが、「アローララッタ」にて無色エネルギー3個で使えるようになる技があるので、無駄になることはない。
アローララッタ
「アローラコラッタ」でも同じことがいえるが、以外にも弱点は草タイプになる。
おそらく、虫タイプが弱点なので、その意味での草タイプなのだろう。
ゲームでのポケモンであれば、格闘タイプが4倍弱点に当たるので、闘タイプが弱点でもよかった気はするが…。
注目すべき点は2つ目の技の「いかりのまえば」だろう。
この技を主に注目して後述していくことにする。
「いかりのまえば」の使い方
技「いかりのまえば」は相手のHPの残りを10になるようにダメカンを乗せる強力な技となっている。
相手のHPの高さに関係なくHPを残り10にできるので、HPが高いポケモンVSTARやポケモンVMAXに対して致命傷を負わせることができる。
残りHPが10なので、「ガラルジグザグマ」の特性「かんしゃくヘッド」や、「インテレオン」の特性「クイックシューター」を使えば、次の番で確実に倒すことができる。
ただし、この方法では対象のポケモンを気絶させる前に、相手に番を与えてしまっているので、回復されてしまう恐れがある。
相手の番にわたる前に確実にとどめを刺したいのであれば、予め毒や火傷状態にさせてポケモンチェックで倒すのが良いだろう。
毒や火傷を狙うなら、進化時に毒と火傷状態にできる「ウツドン」の特性「きけんなねんえき」、スタジアムがあるとき相手を毒状態にできる「ダストダス」の特性「どくだまり」、手札の超エネルギーをトラッシュすることで相手を火傷状態にできる「ヒスイバクフーン」の特性「あやかしだま」などがある。
逆に、あえて一撃で倒さずに特定のポケモンの技でとどめを刺してサイドを多く取る方法もある。
それが「クロバット」の「クリティカルバイト」だ。
「クリティカルバイト」は相手に30ダメージを与えて、この技で気絶させられればサイドを2枚多く取ることができる強力な効果を持っている。
相手に逃げられたとしても、ベンチに対しても攻撃が届くので、「ボスの指令」等でバトル場に引きずり出す必要が無く痒い所に手が届く。
また、「クロバット」は「アローララッタ」と同じく悪タイプなので、「ダークパッチ」や「ネズ」に対応しているのも評価できる。
別のカードとして、「ムーランドV」の「おかわりファング」でもサイドを多く取ることができる。
こちらの場合は、たねポケモンなので「クロバット」の2進化ポケモンのように準備に苦労しない。
また、ポケモンVなので耐久力も高めで長めに戦い続けることができる。
欠点としては「クロバット」よりサイドを取れる枚数が少ないことだ。
その他には「ヨクバリスVMAX」の「まるもうけ」でも、「クロバット」の「クリティカルバイト」と同じ枚数のサイドを取ることができる。
無色エネルギー2個で使える技なので、「クロバット」や「ムーランドV」よりも必要エネルギーが少なく、ポケモンVMAXであるため耐久力も非常に高いが、倒された場合は相手もサイドを3枚取ってしまうリスクがあるので注意したい。
エネルギー加速手段
「いかりのまえば」は無色エネルギー3個必要で少し重めとなっている。
早めに技の準備をしたいのであれば、「ツインエネルギー」が一番最初に思い当たるだろう。
「ダブルターボエネルギー」でも「ツインエネルギー」と同じく無色エネルギー2個分の働きをしてくれるうえに、ダメージという扱いではない「いかりのまえば」は「ダブルターボエネルギー」の『技のダメージが-20になる』デメリット効果を受けることもないので、「ツインエネルギー」と「ダブルターボエネルギー」の両方を採用することもできる。
また、先程も述べたように「アローララッタ」は悪タイプなので、「ダークパッチ」によるエネルギー加速も可能だ。
悪エネルギー1個で使うことができる技「みつけだす」はどんなカードでもサーチできる優秀な技なので、準備が整っていない序盤でこの技を使って、戦況を整えるのもいいだろう。
「ヌケニン」の立ち位置
話が変わるが、「ヌケニン」には「いのちをしぼる」という残りHPを10にする技がある。
即ち、「アローララッタ」の「いかりのまえば」と同じ効果である。
「ヌケニン」は普通に手札からベンチに出すことはできず、「テッカニン」の特性を経由しなければベンチに置くことができない。
この欠点が重く「ヌケニン」はあまり使われてこなかったが、『Pokemon GO』のパックで登場する「メタモン」の特性「いきなりへんげ」により扱いやすくなり、「ヌケニン」の採用価値が見出されていた。
しかし、今回の「アローララッタ」により、「ヌケニン」の立ち位置がかなり危ぶまれていると私は思っている。
「メタモン」はたねポケモンで「レベルボール」や「レスキューキャリー」にも対応しているため、ある程度差別化はできるが、『相手のHPを残り10にする』という「ヌケニン」特有の技そのものは、誰にも奪われてほしくなかったというのが筆者の思いだ。
まとめ
「アローララッタ」は「いかりのまえば」により、ポケモンVSTARだろうが、ポケモンVMAXだろうがHPを残り10になるようにダメカンを置くことができる。
毒や火傷状態にさせれば、ポケモンチェックを含めてワンパンすることができたり、「クロバット」の「クリティカルバイト」で倒せば、サイドを多くとることができたり、組み合わせによって凶悪且つ面白い戦い方ができるので、様々なコンボを見つけてほしい。
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