遊戯王OCGにて『ダークウィング・ブラスト』に「暗黒界の魔神王 レイン」「暗黒界の傀儡」「暗黒界の龍神王 グラファ」「暗黒界の登極」が収録されることが決定された。
今回はこれらのカードについて相性の良いカードや詳しく考察をしていきたい。
また、『開かれし深淵の扉パック』に収録されるカードは下記のとおりである。
- 暗黒界の龍神王 グラファ
- 暗黒界の登極
- 暗黒界の龍神 グラファ
以下は再録カードとなる。
- 暗黒界の魔神 レイン
- 暗黒界の武神 ゴルド
- 暗黒界の軍神 シルバ
- 暗黒界の尖兵 ベージ
- 暗黒界の狩人 ブラウ
- 暗黒界の取引
- 暗黒界に続く結界通路
- 暗黒界の雷
暗黒界の魔神王 レイン
効果モンスター
遊戯王カードWiki
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守1800
(1):このカードは自分フィールドのレベル7以下の
「暗黒界」モンスター1体を持ち主の手札に戻し、墓地から特殊召喚できる。
(2):このカードが効果で墓地へ捨てられた場合に発動できる。
デッキから「暗黒界の魔神王 レイン」以外のレベル5以上の「暗黒界」モンスター1体を手札に加える。
相手の効果で捨てられた場合、さらに自分のデッキ・墓地から
レベル4以下の「暗黒界」モンスター1体を選んで自分または相手フィールドに特殊召喚できる。
1つ目の蘇生効果にはターン1の制限が無い。
フィールドにレベル7以下の『暗黒界』モンスターを共有できる限り、このモンスターを何かしらの素材等で何度も再利用することができる。
勿論、アタッカーとしても成り得るので、展開後はこのカードもフィールドに戻して戦闘に参加させてあげたい。
2つ目の効果は、このカードがカードの効果で墓地へ捨てられた場合にレベル5以上の『暗黒界』モンスターをサーチできる。
サーチしたモンスターをフィールドに出せるのであれば、このカードの1つ目の効果により、このカード自身をリクルートすることができる。
また、可能であれば、墓地へ捨てられる効果は相手の効果によるものを狙っていきたい。
相手の効果で捨てることができれば、レベル4以下の『暗黒界』モンスターをリクルートできるので、そのまま1つ目の効果を満たすことができる。
ちなみに、デッキからリクルートするモンスターは相手フィールドにリクルートしても良いため、「暗黒界の導師 セルリ」とも相性が良い。
暗黒界の傀儡
速攻魔法
遊戯王カードWiki
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):お互いの墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
その後、手札から悪魔族モンスター1体を選んで捨てる。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
1つ目の効果で相手の墓地アドバンテージを削りつつ、自分は手札の悪魔族を捨てて、『暗黒界』モンスター特有の効果を狙っていくことができる。
速攻魔法であり、且つ自分の墓地のカードも場外できるため、相手の「墓穴の指名者」に対してチェーンで打ち、対象に取られたカードを除外すれば、「墓穴の指名者」の効果を阻止することができる。
2つ目の効果は除外されている悪魔族を手札に加える効果で、「暗黒界の門」等の効果によって除外した悪魔族を回収することができる。
一応、1つ目の効果で自分の墓地の悪魔族を除外した場合は、そのカードも回収する子は可能だが、このカードが墓地へ送られたターンには2つ目の効果は発動できないので、少し遅れて回収することになってしまう。
暗黒界の龍神王 グラファ
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守2300
「暗黒界の龍神 グラファ」+闇属性モンスター
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターの効果・通常魔法・通常罠カードを発動した時に発動できる。
その効果は「相手は自身の手札を1枚選んで捨てる」となる。
(2):融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「暗黒界の龍神 グラファ」1体を選んで特殊召喚する。
その後、手札があるプレイヤーは自身の手札を1枚選んで捨てる。
1ターンに1度だけ、相手の大半のカードの効果を「相手は手札を1枚選んで捨てる」の効果に書き換えることができるので、相手の展開や妨害を阻止しつつ、『暗黒界』にとってメリットになる効果を受けることができる。
墓地へ送られるということは『ティアラメンツ』とも相性が良く、このカード自身も闇属性の『ティアラメンツ』モンスターと「沼地の魔神王」で融合召喚を狙うことも可能だ。
2つ目の効果は、「暗黒界の龍神 グラファ」を除外からでも呼び戻すことができるので、後述する「暗黒界の登極」によって除外されたものも帰還させることができる。
フィールドから離れた場合に発動する点も、条件が緩く評価できる。
特殊召喚後はお互いの手札を1枚捨てさせることができ、相手にとってはディスアドバンテージを背負わせ、自分は『暗黒界』おなじみのメリット効果を受けられる。
融合素材モンスターに「暗黒界の龍神 グラファ」が指定されていることにより、「融合派兵」で「暗黒界の龍神 グラファ」をデッキからリクルートできたり、「E・HEROプリズマー」で「暗黒界の龍神 グラファ」を墓地へ送り、自己蘇生を手助けすることができたりと、間接的に「暗黒界の龍神 グラファ」を展開する手段が増えている点は面白い。
「暗黒界の龍神 グラファ」以外の融合素材は闇属性モンスターであれば何でもよいので、「超融合」で相手モンスターの巻き添えを狙うのも良い。
暗黒界の登極
速攻魔法
遊戯王カードWiki
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):お互いのメインフェイズに発動できる。
自分のフィールド・墓地から、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
「暗黒界」モンスターを融合召喚する場合、手札のモンスターを捨てて融合素材とする事もできる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札に加える。
その後、手札から「暗黒界」モンスター1体を選んで捨てる。
墓地から融合素材を指定できる速攻魔法であるため奇襲性は高いが、バトルフェイズでは発動できないことには注意したい。
また、『暗黒界』融合モンスターの融合召喚のために使う場合は、手札から融合素材を指定することも可能で、さらに手札から指定した融合素材モンスターは捨てる扱いになる。
そのため、『暗黒界』の効果を発動させるためのトリガーとしても役立ち、痒い所に手が届く。
このカードによって融合できるモンスターは悪魔族であるため、『暗黒界』以外にも汎用性は高い。
特に『デストーイ』『DDD』『E-HERO』辺りは無理なく採用可能だろう。
融合素材がそれなりに重い「三相魔神コーディウス」や「暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ」の融合召喚にも使うことができる。
2つ目の効果は、手札の『暗黒界』モンスターを捨ててこのカードを再利用できる。
このカードが墓地にあるだけで、『暗黒界』の「手札から捨てられた場合」の特有トリガーを準備できる点は評価できる。
まとめ
今回紹介したほとんどのカードが、「手札から墓地へ捨てる」効果を持っており、『暗黒界』特有の「手札から捨てられたと場合に発動する」効果が狙いやすくなっている。
また、「暗黒界の登極」は汎用性が高く、『デストーイ』『DDD』『E-HERO』等、様々なデッキに採用を検討する価値がある。
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