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【遊戯王OCG】20年以上前のカード「マタンゴ」が『クシャトリラ』対策として注目を浴びる!?

マタンゴ遊戯王

『クシャトリラ』はレベル7を軸としたモンスターで、手札から特殊召喚できる効果を利用しながらアドバンテージを稼ぎ、相手の様々なカードを裏側表示で除外したり、モンスターゾーンや魔法&罠カードゾーンを使用不能にしてロックをかけて、相手の行動を封殺しながら戦っていくデッキである。

展開力に非常に優れているため、モンスターを早く並べて相手にプレッシャーをかけることが出来るので、現環境ではトップ入りするほどの強さを誇り、『クシャトリラ』デッキを使用しているデュエリストも多く、『クシャトリラ』のミラーマッチになることも少なくない。

そんな『クシャトリラ』一色の現環境において、今から20年以上前に登場した「マタンゴ」というカードが、対クシャトリラ対策として優秀だと注目を浴びている。

今回はそんな昔に登場したカードが、現佳境においてどう役に立つのか紹介していきたい。

ただ、その前に『クシャトリラ』がどのような動きをするかを理解しておく必要があるので、『クシャトリラ』の戦術を理解したい方は下記記事を先に読むことをお勧めする。

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マタンゴ

マタンゴ

「マタンゴ」は2000年1月27日に発売された『Vol.7』で登場したカードで、今から22年前から存在するカードとなる。

ステータスや効果は下記の通りだ。

効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1250/守 800
自分のスタンバイフェイズ毎に、
コントローラーに300ポイントダメージを与える。
自分のエンドフェイズに500ライフポイントを払えば、
このカードのコントロールは相手に移る。

遊戯王カードWiki

カードのコントローラが相手に移る特殊な効果を持っているが、それ以外は然程使い道がなさそうな昔ながらのカードと言える。

一見、『クシャトリラ』を止められそうな力をなにも持ち合わせていないように見えるが、「マタンゴ」は、下記4点において『クシャトリラ』対策として絶妙な効果を発揮してくれる。

  • カードのコントローラが相手に移る効果を持つ
  • スタンバイフェイズ毎に、コントローラーに300ポイントダメージを与える効果を持つ
  • 戦士族である
  • レベル3である

では、その詳細な『クシャトリラ』対策方法を見ていこう。

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『クシャトリラ』の手札からの展開を封じる

まず、『クシャトリラ』はレベル7のモンスターが多く、通常召喚するにはリリースとして2体のモンスターを用意する必要があるが、それではあまりにもコストが重く、現環境におけるスピードには到底追いつけない。

そのため、『クシャトリラ』の共通効果である「自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。」という効果を起点とし、ここから様々何展開へと繋げていくのが主流である。

そこで、この「マタンゴ」のコントローラが相手に移る効果が役に立つ。

『クシャトリラ』は自分フィールドにモンスターが存在しない時しか手札から特殊召喚できないということは、「マタンゴ」の効果で「マタンゴ」自身を相手に送りつけてしまえば、相手は『クシャトリラ』展開することが出来ず初動を止められるということになる。

「マタンゴ」が相手にコントローラを移すには、LPを500だけ払えばいいので非常に低コストでおくりつけることができる。

さらに、『クシャトリラ』デッキは特殊召喚で展開するカードがほとんどのため、通常召喚権を「マタンゴ」に残すことが出来るのもメリットだ。

『クシャトリラ』の展開を封じられた相手は、場の「マタンゴ」を処理するところから始めなければならない。

処理できなければ完全に展開を止めることが出来、処理されたとしてもその処理に要するカードの効果等でディスアドバンテージを負わすことが出来るのは優秀だ。

戦士族&レベル3という絶妙なステータス

相手にモンスターを送ればよいというだけであれば、「マタンゴ」以外にも「夢幻崩界イヴリース」「異次元への案内人」等候補はあるが、相手に送りつけることが出来れば何でもいいというわけではない。

相手にモンスターが送られるとそれを利用してリンク召喚や、エクシーズ召喚で処理される上に、相手を有利にしてしまう可能性があるからだ。

「夢幻崩界イヴリース」はサイキック族モンスターであるため、『クシャトリラ』でリリースなしで通常召喚できる「クシャトリラ・ライズハート」から、「空牙団の懐剣 ドナ」をリンク召喚されてしまう。

「空牙団の懐剣 ドナ」は自分の『空牙団』と相手モンスターを1対ずつ破壊することが出来るため、「空牙団の懐剣 ドナ」自身を破壊すれば、モンスターが存在しない状態を作らせてしまう。

「異次元への案内人」の場合はレベル4であるため、こちらも「クシャトリラ・ライズハート」と組めばランク4のエクシーズ召喚へと展開されてしまう恐れがある。

一方、「マタンゴ」は戦士族であるため「クシャトリラ・ライズハート」と種族が被り、「空牙団の懐剣 ドナ」の「種族が異なるモンスター2体」というリンク召喚条件を満たすことが出来ない。

さらに、「マタンゴ」はレベル3であり、「クシャトリラ・ライズハート」のレベル4と異なるため、ランク4のエクシーズ召喚に利用されることもない。

この絶妙なステータスのおかげで、相手も「マタンゴ」の処理が非常に難しくなる点が優秀である。

強制効果で『クシャトリラ』の効果を誘発できる

「マタンゴ」のコントローラへダメージを与える効果は、コントローラのスタンバイフェイズ時に強制的に発動する効果である。

『クシャトリラ』は相手のモンスター効果が発動した際に相手のカードを除外できる共通効果を持っており、この点と非常に相性が良い。

前のエンドフェイズで「マタンゴ」を送っておけば、次のスタンバイフェイズで「マタンゴ」効果が相手のモンスター効果として発動するため、『クシャトリラ』の共通効果へと繋げることが出来る。

相手の行動開始前に、相手のキーカードとなるものを除外することが出来れば、それだけでも大きく行動を封じることになるため、有利な展開へ持って行きやすいのは評価できる。

「マタンゴ」の弱点

ここまで、「マタンゴ」ならではの対『クシャトリラ』に対するメタの強さを紹介してきたが、一応「マタンゴ」にも弱点は存在する。

それは「崔嵬の地霊使いアウス」だ。

「崔嵬の地霊使いアウス」は相手の墓地の地属性モンスターを自分のフィールドに特殊召喚させる効果を持っている。

これを利用することで、送られてきた「マタンゴ」と「クシャトリラ・ライズハート」で「崔嵬の地霊使いアウス」をリンク召喚し、リンク召喚に利用した「マタンゴ」を蘇生して、「崔嵬の地霊使いアウス」と「マタンゴ」から「空牙団の懐剣 ドナ」へ繋げることが出来るので、モンスターを存在させない状態を作られてしまう可能性はある。

しかしこれにも対策法はあり、予め「クシャトリラ・ユニコーン」や『クシャトリラ』モンスターからエクシーズ召喚できるランク7の「No.89 電脳獣ディアブロシス」の効果で相手のエクストラデッキの「崔嵬の地霊使いアウス」を除外しておけば、この打開策を潰すことが出来るので、まさに「マタンゴ」のメタに対するメタのメタ対策となる。

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「マタンゴ」を手に入れるには…

「マタンゴ」は20年以上前のカードとなるため、カード専門店でさえも品切れである可能性は高く、安売りの状態で買うのであれば、ストレージコーナーにある途方もない大量のカードの中から運よく見つけ出すしかない。

そのため、古いカードである「マタンゴ」を手に入れるなら、トレーディングカードのフリマアプリである『magi』をお勧めする。

多くのユーザがカードを出品しているため、品揃えも良く、ワード検索で見つけることが出来るため希望のカードを簡単に見つけることが出来る。

『クシャトリラ』と「マタンゴ」の相性に目を付けて、「マタンゴ」を出品しているユーザも増えてきているため、一度利用してみるのもありだ。

逆に、偶々「マタンゴ」を持っていて、今後使用する予定がない人は高値で売るチャンスにもなるので、この機会に「マタンゴ」を出品してみるのも良いだろう。

また、「magi」は買取も行っているため、出品すら面倒である場合はそのまま買取を依頼してしまうのも手だろう。

まとめ

現トップ環境で猛威を振るう『クシャトリラ』に対して、20年以上も前に登場した「マタンゴ」1枚で展開を止められるという驚異のめたーカードが存在したことに、直近の遊戯王界隈では「マタンゴ」がかなり話題となっている。

昔のカードが今になって活躍することになるという事象は、遊戯王ならではの出来事であり非常に趣がある。



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