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【遊戯王OCG】「D・イヤホン」「D・テレホン」等が『デュエリストパック -輝石のデュエリスト編-』に登場!「D・テレホン」2枚で恐ろしい無限ループが…!?

遊戯王

5/21(土)発売の『デュエリストパック -輝石のデュエリスト編-』に、「D・イヤホン」「D・テレホン」「ガジェット・ゲーマー」「命の奇跡」を始め、『D(ディフォーマー)』関連カードが多数収録されることが決定された。
そのほかにも再録カードもいくつか公開されている。
今回は新規収録カードに着目して解説していきたい。

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D・イヤホン

シンクロ・効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをターン終了時までチューナーとして扱う。
(2):フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。
自分のフィールド・墓地からこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(3):このカードを装備したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A3%C4%A1%A6%A5%A4%A5%E4%A5%DB%A5%F3%A1%D5

1つ目の効果のモンスター1体をチューナー効果によって、続けてシンクロ召喚をして展開していきたいときに役に立つ。
自身も指定できるため、状況に応じてチューナーにしたいモンスターを選択し、シンクロ召喚へ繋げるのがベストだ。

2つ目の効果でこのカードを装備扱いとすれば、3つ目の効果で装備モンスターは2回攻撃することができるようになる。
フィールドからだけではなく、墓地からも装備できるので、戦闘に向かないこのモンスターをあらかじめシンクロ召喚等のコストにしておけば効率的だろう。
『D』ときて、装備カードというワードから、一番最初に連想する相性の良い装備対象モンスターといえば「パワー・ツール・ドラゴン」等の『パワーツール』シンクロモンスターだろう。
他には、『ヴァイロン』『焔聖騎士』は装備カードに関与したシンクロをメインとしたテーマであるため、使い方次第ではうまく嚙み合ってくれるかもしれない。

余談だが、イラストの髪型を見る限り、おそらく龍亜と龍可をモチーフにしたのだろう。
機械族モンスターはごつくなりやすいイメージだが、このカードは可愛く表現されていて非常に私好みだ。

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D・テレホン

チューナー・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
(1):このカードは表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振る。
自分は出た目の数×100LP回復する。
その後、出た目の数以下のレベルを持つ「D」モンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚できる。
●守備表示:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振り、出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中から「D」カード1枚を選んで墓地へ送る事ができる。
残りは好きな順番でデッキの上か下に戻す。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A3%C4%A1%A6%A5%C6%A5%EC%A5%DB%A5%F3%A1%D5

攻撃表示の効果のLP回復効果は最大でも600しか回復しないので、おまけと言ったところだろう。
サイコロの目に応じて墓地から『D』モンスターを蘇生する効果は、サイコロの運要素であるものの、コスト無しでモンスターを展開していけるのは大きなメリットになる。
特にレベル1であれば、サイコロの目に問わず出すことが可能であり、『D』のレベル1モンスターは「D・モバホン」を始め、有能なモンスターが多い。
モンスターをリクルートした後は、リクルートモンスターとこのカードでシンクロ召喚へ繋げるのがベターだろう。
このカードをシンクロ素材として使わないのであれば、「幻獣機アウローラドン」「水晶機巧-ハリファイバー」「リンクリボー」等のリンク召喚素材に使えば、無駄なく有効活用できる。
さらにこのカードの恐ろしいところは2枚以上で無限ループができるところだ。
フィールドの「D・テレホン」の効果で墓地の「D・テレホン」を吊り上げることができ、効果を使い終わった「D・テレホン」はシンクロはリンク召喚等のコストして墓地に送ったあと、フィールドに残った「D・テレホン」でまた吊り上げることができてしまう。
「D・テレホン」をいかに早く集められるかという話にはなるが、「機械複製術」なんかを使えば簡単に複数体揃う。
せめて「同盟カードの効果は1ターンに1度しか使えない」とか「D・テレホン以外を蘇生できる」という効果であればこのような無限ループは起きなかったのだが、そういった制約もない。
環境を壊すような使い方をされて即座に禁止や制限カード域にはならないことを祈る。

守備表示の効果は『D』カードを墓地へ送り、墓地肥やしすることができる。
『D』モンスターを墓地へ送ることで、他の「D・テレホン」や「ジャンクBOX」の効果でリクルートすることが可能であり、「D・スマホン」の特殊召喚のサポートとして起用できる。

ガジェット・ゲーマー

効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 300/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから機械族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札から「D」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、手札・デッキから「ガジェット・トレーラー」1体を特殊召喚できる。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%AC%A5%B8%A5%A7%A5%C3%A5%C8%A1%A6%A5%B2%A1%BC%A5%DE%A1%BC%A1%D5

1つ目の効果で召喚時にデッキからレベル1の機械族モンスターをサーチできる。
『D』モンスターをサーチしたのであれば、続けて2つ目の効果で特殊召喚することができ、さらにチューナーモンスターであれば、特殊召喚した「ガジェット・トレーラー」と組み合わせてレベル7のシンクロ召喚へ繋げられる。
即ち、これ1枚でレベル7アシンクロモンスターが出せるという驚きの機動力を持っている。

サーチできるカードは『D』に限られているわけではないので、レベル1機械族の多い『機皇帝』や、『サイバー・ドラゴン』デッキと組み合わせれば、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」をサーチでき、汎用性の高いカードでいえば「速攻のかかし」もサーチ対象の範囲に入る。
ただし、「速攻のかかし」はサーチしている時点で相手にバレているため、警戒されやすくなるのは注意が必要だ。

命の奇跡

装備魔法
地属性Sモンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時のみ、
その相手モンスターの攻撃力は1500ダウンする。
(2):1ターンに1度、モンスターの表示形式が変更された場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
自分フィールドの「パワー・ツール」Sモンスター1体をリリースして発動できる。
EXデッキから「ライフ・ストリーム・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%CC%BF%A4%CE%B4%F1%C0%D7%A1%D5

カード名の読み方は「ライフ・エクストリーム」
装備対象は地属性のシンクロモンスターなので、それなりに対象範囲は広いが、「機械竜パワー・ツール」は闇属性なので装備することができないことは注意が必要だ。

1つ目の装備効果はバトル時に自分の攻撃力を上げるのではなく、相手の攻撃力を下げる効果だ。
値も1500と大きくダウンさせられるので、相手も迂闊に攻め込むのは難しいだろう。

表示形式が変更された時、フィールドのカードを1枚除去できる2つ目の効果は、表示形式で効果が変わる『D』や、モンスターの表示形式を変更できる効果を持つ「パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン」と非常に相性が良い。

3つ目の効果は「ライフ・ストリーム・ドラゴン」をシンクロ召喚できる効果で、コストとして「パワー・ツール」シンクロモンスターをリリースしなければならない。
このカードは2つ目の効果と相性の良い「パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン」や「パワー・ツール・ドラゴン」に装備することが想定されたカードだと思われるので、装備モンスターが破壊された時にこのカードも墓地に行くことを考えると、必然的にもう1体の「パワー・ツール」シンクロモンスターは用意する必要があるので非常に重い。
また、「パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン」自身の効果で、装備されたこのカードを墓地に送ればすぐに発動はできるが、「パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン」はモンスター効果を無効にできたり、このカードとのコンボで、フィールドのカードを除去できる効果を持っている。
「ライフ・ストリーム・ドラゴン」では、無効や除去効果を持っておらず、代わりに破壊耐性を持っている。

無暗に入れ替える必要があるかと聞かれると悩むところがある。
「パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン」の装備魔法が少なくなり、効果を使い切りそうな場合や、除去は済んだので破壊耐性を付与したい等、入れ替えるタイミングを見計らう必要があるだろう。

D・コンバートユニット

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式によって以下の効果を適用する。
●攻撃表示:対象のモンスターとはカード名が異なる「D」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
その後、対象のモンスターを持ち主のデッキの一番上に戻す。
●守備表示:対象のモンスターを攻撃表示に変更し、手札からレベル4以下の機械族モンスター1体を特殊召喚する。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A3%C4%A1%A6%A5%B3%A5%F3%A5%D0%A1%BC%A5%C8%A5%E6%A5%CB%A5%C3%A5%C8%A1%D5

攻撃表示モンスターを選択した場合は、デッキから『D』モンスターをリクルートし、対象のモンスターはデッキトップへ移動する。
この際、「D・モバホン」以外の『D』モンスターを対象にとり、リクルートするモンスターを「D・モバホン」にすれば、デッキトップに戻したモンスターを「D・モバホン」の効果で確実に呼び戻すことができる。
また、対象に取ったモンスターの効果を使い終わった後に、このカードでデッキトップに戻し、「D・モバホン」で呼び戻せば、効果を再利用することも可能だ。

守備表示モンスターを選択した場合、対象を攻撃表示に変更し、手札から機械族のレベル4以下のモンスターを呼び出せる。
こちらはコスト無しでフィールドを展開できるのが強く、機械族なので『D』モンスターに限らなくてよいのも評価できる。
表示形式で効果が異なる『D』モンスターであれば、守備表示の効果を使った後に攻撃表示にしてもう一つの効果を利用できるという魅力もある。
「命の奇跡」と相性が良いのも嬉しいところだ。

ちなみに、攻撃表示、守備表示のどちらを選択したにせよ、「モンスター1体をデッキから特殊召喚する」という効果を持つこのカードは「灰流うらら」で無効化されてしまうのは注意だ。

再録カード一覧

今回の新規カード公開に伴い、以下のカードの再録が決定している。

  • D・モバホン
  • D・スマホン
  • パワー・ツール・ドラゴン
  • ライフストリームドラゴン
  • ジャンクBOX
  • ダブルツールD&C

ほとんどのカードが今回の新規カードと噛み合う効果を持つものばかりなので、持っていないカード、足りないカードがあれば集めておきたいところだ。
「ガジェット・トレーラー」を特殊召喚できる、「ガジェット・ゲーマー」が登場したことで、「ガジェット・トレーラー」自身も再録されるかもしれない。

まとめ

今回登場した新規カードはどれも『D』デッキ、『パワー・ツール』を主軸としたデッキを使うのであれば必須級のカードになるだろう。
特に「D・テレホン」の無限ループは非常に恐ろしい。
すぐに禁止、制限カード域にならないこと願うくらい猛威を振るいそうだ。

再録カードも新規カードと噛み合うものばかりなので、これらのデッキを作るのであれば必要になるだろう。
足りないカードがあれば、このパックで集めて、強化された龍亜デッキを楽しみたいところだ。



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