けものフレンズ3の『ちびくまモンステップアップしょうたい』にて、新フレンズ「コウノトリ」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「コウノトリ」のみについて評価、解説していくことにする。
コウノトリ
「コウノトリ」はラブリー属性のフレンズだ。
体力と守りのステータスが高いのが魅力となっており、守りにおいては現時点ラブリー属性のフレンズの中で3番目に高さを誇る。
けものミラクルでMPを加速させるほか、Actionフラッグを3枚持っているので、比較的MPを溜めやすい内容となっている。
味方の全てのステータスをサポート
「コウノトリ」は味方のステータスを強化、補助できる効果を多く持っているのが特徴的だ。
与ダメージバフなら待機スキルと特性で、被ダメージ減少なら待機スキルでバフをかけることができる。
その他にも、体力回復をけものミラクルで、MP加速をけものミラクルと特性で補うことができ、キセキ特性では命中率と回避の両方をバフできるおまけ付きだ。
味方のサポートを得意とする同じラブリー属性のフレンズでは「シマハイイロギツネ」がいるが、味方のMP加速や命中率までは関与していない点を考慮すると、「コウノトリ」のサポート範囲が広いことが分かる。
味方の全ステータスをサポートでき、且つどのバフや回復強化値をとっても申し分ない値であるのがなお扱いやすく、汎用的なフレンズと言えるだろう。
タンク役は可能だが…
「コウノトリ」は特性で条件なしで常時発動するヘイト上昇効果を持っており、タンク役として扱うなら非常に優秀な効果を持っていることになる。
また、最初にも述べた通り、ラブリー属性の中で「コウノトリ」の守りのステータスが3番目に高いことも、大きな強みと言える。
ただし、タンク役として扱うには自身に対する耐久面を強化する効果が非常に乏しい。
必須の効果になる被ダメージ減少効果や、回避増加効果はあくまで味方にしか付与できず、自身へのバフは備えていない。
体力回復効果もけものミラクのみと心もとなく、そのけものミラクルを発動させるために必要となる特性の毎ターンMP増加効果も、味方のみで自身には適用されない。
さらに、「コウノトリ」の特性には体力80%以上、キセキ特性には体力60%以上が発動条件となっている効果も保持しているため、耐久力に関する効果が薄い「コウノトリ」で高い体力を維持しながら運用するのはなかなか難しく、ヘイト上昇効果も逆にデメリットにしかなりかねない。
そのうえでタンク役として採用するのであれば、フォトで被ダメージ減少や体力回復効果を付与させるのは必須であり、何なら耐久面を強化するフォトだけで構成しても良いくらいである。
それが難しいのであれば、タンク役は他のフレンズに任せた方が良いだろう。
シーサーバル道場で様々なフレンズと好相性
待機スキルや特性で味方の与ダメージを増加させることができるので、ダメージ量を稼ぐことが目的となるシーサーバル道場で活躍しやすいフレンズと言える。
それだけであれば他のバッファーを得意とするフレンズとは変わりないが、「コウノトリ」は与ダメージバフ効果以外にも大きく恩恵をもたらしてくれる部分が多く存在する。
例えば、けものミラクルや特性では味方のMPを加速させることができる他、Actionフラッグが3枚構成であるためMPを溜めやすいことから、他のバッファー役のフレンズのWバフを狙いやすくなる。
どちらの効果もラブリー属性の味方全体に適用されるため、バッファーのフレンズを複数人採用していれば、そのフレンズ全員がWバフを狙える可能性も出てくるので期待が膨らむ。
他にも、けものミラクルの体力回復効果は、「イリオモテヤマネコ」や「ゲンブ」のように体力が一定以上の時に与ダメージバフ効果が働くフレンズと相性が良く、バフ効果を発動させるための手助けとなってくれる。
また、今シーズンのシーサーバル道場では体力を削られるズキンズキン攻撃をしてくるので、その耐性をパーティ全体に付与でき、少しでも高い体力維持をできるのはありがたい。
得意技では高確率でズキンズキン状態が狙えるので、「【私の時代も来たかなー】フェネック」や「【蒦眼の悪魔†】オーストラリアデビル」の状態異常時によるバフ効果も狙いやすい。
このように「コウノトリ」は与ダメージバフ以外にも大きく貢献できる動きをすることができるので、シーサーバル道場で採用する価値は十分にあり得る。
まとめ
「コウノトリ」は味方をサポートすることは得意だが、自身を強化する効果が乏しいため、タンク役として扱う場合はフォト等でそれなりの補強が必要になるだろう。
そして、シーサーバル道場では使い勝手が非常によく、Wバフや「イリオモテヤマネコ」、「ゲンブ」の与ダメージバフを手助けできるのが魅力であり、是非とも採用したいフレンズである。
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