けものフレンズ3の『フクロオオカミすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「フクロオオカミ」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「フクロオオカミ」のみについて評価、解説していくことにする。
フクロオオカミ
「フクロオオカミ」はリラックス属性のフレンズ。
体力と守りが高めで耐久寄りのステータスとなっている。
複数の味方与ダメージ増加効果を持ち、サポートとして立ち回るのを得意とする。
パーティにいるだけで味方を大きく支援
多種の味方与ダメージバフ効果を持つが、その中でも目を引くのがキセキ特性だ。
自身の体力が20%につき与ダメージが5%増加するため、バトル開始時点から約1.28倍のバフ効果を得られる。
さらに、状態異常でない時に発動する特性のバフ効果も加えれば合計で約1.53倍の与ダメージ増加となる。
バトル開始時にいきなり大きなブースト効果を得られるので、早期に決着をつけたいちからくらべではやや有利に働くだろう。
万が一体力が減った場合は、キセキ特性の他にけものミラクルや待機スキルで体力を補填できたり、状態異常になった場合は自身のけものミラクルで状態異常を解除できるので、発動条件を満たせなくなった場合もある程度自身の効果でリカバリーできる点は非常に評価できる。
ただ、自身のリカバリー効果だけに頼り切るのは不安な部分はあるので、フォト等の効果で耐久を底上げしておくのが良いだろう。
状態異常を解除できる
けものミラクルは与ダメージバフ効果と思いきや、味方の体力回復と状態異常解除、状態異常耐性付与と言った回復支援を主としたサポート効果となっている。
味方をフォローするだけでなく、前述した通り自身のバフ効果発動条件を満たすためとしても有用な手段となり、使い勝手が良い。
状態異常解除という効果をより活かしていくのであれば、「カニクイアライグマ」と組み合わせることで、「カニクイアライグマ」の与ダメージバフ効果もサポートできる。
状態異常耐性付与はかなり貴重な効果で、リラックス属性全員に「まよなかぴかぴか」を装備させるのとほぼ同等の効果となる。
耐性は中確率なので必ず安全とは言えないが、状態異常全体攻撃を仕掛けてきた時の恩恵は非常に大きいものとなるだろう。
くたくた等の状態異常はけものミラクルを封じられるため、被弾してからけものミラクルで解除することが出来ない。
そのため、被弾する前にけものミラクルを撃って、予め耐性を得て状態異常から守るという使い方はありかもしれない。
耐久寄りだが盾役は不向き
耐久が高いステータスとはなるが、キセキ特性により体力が高い時のバフ効果が強力になる点や、特性の状態異常時でない時にバフ効果が得られる点を考慮すれば、あまり相手の攻撃を被弾させたくないのが本音だ。
そのため、耐久とヘイトを大きく上げるフォト「大海を往く」等を使うよりは、純粋に被ダメージ減少と体力回復効果を持つ「あまおおのしらべ」や、「ゆったり、の~んびり」等でヘイトを下げておくのが好ましい。
また、状態異常でない時のバフ効果を活かすために、多種の状態異常から防げる「はなまるだね!」「まよなかぴかぴか」との相性も良い。
「フクロオオカミ」はけものミラクルで状態異常を解除できるので不要に思われるが、必要MPが重いのでいつでもけものミラクルを発動できる準備をしておくのは難しい。
さらに、くたくた状態やひやひや状態などの、けものミラクルを発動できない状態異常になってしまっては元も子もない。
それなら、予めある程度状態異常耐性を持っていた方が都合がよく、扱いやすくなるのでオススメである。
別属性「タスマニアデビル」との選択
状態異常解除効果を持ち、味方に与ダメージバフ効果を持つリラックス属性のフレンズには「フクロオオカミ」のほかに「【こっわーい悪魔だぞぉ!】タスマニアデビル」(以下、「タスマニアデビル」)が存在する。
「タスマニアデビル」は大きく味方の火力を上げるけものミラクルと、ズキンズキン状態の相手に火力が上がるキセキ特性が強力で、特性のバフ効果を除いても1.74倍のバフ効果となり、「フクロオオカミ」よりも高い。
そのため、ズキンズキン状態を狙えるパーティで、瞬間火力を求めるのであれば「タスマニアデビル」の方が向いていることになり、瞬間火力を求めるシーサーバル道場で活躍させやすい。
逆に「フクロオオカミ」はいるだけで常時味方の火力を上げられるのが強みであるため、バトル中常に高めの火力を維持したいのであれば「フクロオオカミ」の方が最適となり、長期戦になりやすい高難度クエストで扱いやすいだろう。
まとめ
「フクロオオカミ」はパーティにいるだけで特に何もしなくても味方に大きなバフ効果を与えてくれる優秀なバッファーである。
ただし、体力が減ったり、状態異常になるとバフ効果も弱まってしまうため、極力被弾しないようにフォトで耐久を上げたり、ヘイトを下げる工夫をしておきたいところだ。
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