【けもフレ3】「マナティー」が登場！多人数相手に有力なアタッカーだが…？

けものフレンズ3の『マナティすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「マナティ」が登場した。

今回は同時に実装されたフォトはないので、「マナティー」のみについて評価、解説していくことにする。

マナティー

「マナティー」はリラックス属性のフレンズ。

高い体力と攻撃のステータスが特徴となっている。

穏やか、温厚な性格で懐っこいことでも有名。

水質汚染や生息地の破壊により数は減少してきていることが問題となっているが、保護、保全活動をするにあたってもどのような手段が有効か明確化していないのが現状の模様。

「マナティー」は高い攻撃とけものミラクルダメージ量の他に、得意技、待機スキル、特性、キセキ特性のそれぞれにおいて自身の与ダメージバフ効果を持っているのが特徴となっている。

これにより、多くの与ダメージバフ効果を発動させていけば、効率よくダメージを稼ぐことができるようになっているのが強みと言えるだろう。

問題はいくつかのバフ効果においては発動条件があることだ。

例えば、キセキ特性のバフ効果は体力50％以上が発動条件となっている。

条件を見る限りでは然程厳しいものではなさそうだが、「マナティー」自身の耐久が非常に低いため、中長期戦の場合はこの条件を満たせない可能性が出てくる。

待機スキルやキセキ特性に体力回復効果を持っているものの、効果の対象は自身以外の味方となるため、体力をリカバリーする手段も持っていない。

よって、「マナティー」の体力管理を行うためにヒーラー役のフレンズや毎ターン体力回復フォトなどで補ってあげる必要はありそうだ。

他にも、待機スキルのバフ効果は継続ターン数が3ターンと長いのは扱いやすく利点となるが、発動率そのものが70％とやや安定性に欠けるのは難点である。

特にシーサーバル道場であれば、Wバフを狙うフレンズがActionフラッグを連打したり、Tryフラッグを連打してプラズムを稼いだり、おかわりゲージを消費したりと同じフレンズが複数回行動する可能性は非常に高い。

複数回行動により発動率も70％から半減されれば、より待機スキルの不発が目立つようになるうえに、継続ターン数が3ターンなので最大限待機スキルのバフ効果を得るには低い発動率で2回連続で発動させなければならない。

以上の点からバフ効果が豊富であっても容易に全てのバフ効果を発動できるわけではないので、多少は運用技術が問われることになるだろう。

アタッカーに分類される「マナティー」だが、ささやかながら味方の支援も多少可能になっている。

待機スキルとキセキ特性の体力回復効果と、特性の被ダメージ減少効果を兼ね備えていることにより、味方の盾役の耐久をサポートするのには活躍してくれそうだ。

毎ターン6％の体力回復効果が付与されるのも強力だが、被ダメージ減少効果も付与してくれるので、耐久の2つの方面で支えてくれるのはありがたい。

また、味方のMP減少解除という珍しい効果を持っており、MP減少攻撃を仕掛けてくるシーズンのシーサーバル道場では有効活用できる。

特に、リラックス属性のフレンズにはけものミラクルをなども打つ必要がある「【ブームの予感ですよ？】チベットスナギツネ」や、MP減少状態だとためこみ上手持ちでけものミラクルが連発できない「真・青龍」など、MP減少状態を苦手とするフレンズが多いので「マナティー」で対策を取っておきたいところだ。

全体攻撃が可能なけものミラクルや、相手が4人以上の時に真価を発揮する得意技など、多人数戦で得意そうな効果をいくつか持っているが、単体相手でも差異は然程ないように思われる。

まず、けものミラクルは均等割ダメージとなるので相手の人数が少ないからと言ってダメージが量が少なくことは無く腐らない。

そして得意技は相手が4人以上必要となるので基本的にはちからくらべで活かすことになる。

しかし、効果の内容は自身の与ダメージバフ5％が2ターンと内容は薄く、これのためにちからくらべで採用するという理由にはさすがに至らない。

また、短期決戦に持ち込まれやすいちからくらべでは「マナティー」のけものミラクルに必要なMPはかなり重く、役目を果たす前に決着をつけられる可能性も高い。

シーサーバル道場や高難度クエストでも敵が4体以上いる場面はかなりレアケースなので、この効果を活かす機会は少ないだろう。

そのため、「マナティー」が多人数相手に有効的に戦える事実はあるものの、それを活用する場面はなかなか無いので、多人数戦で得意という理論はあってないようなものと考えておいた方が良い。

「マナティー」は体力と攻撃が特化されたアタッカー型のフレンズで、自身の与ダメージバフ効果を豊富に持っているのが強みとなっている。

ただし、全てのバフ効果を活用していく場合は、運用スキルや運に左右される部分もあるため過信は禁物と言えるだろう。