けものフレンズ3の『ステラーカイギュウすてっぷあっぷしょうたい』にて、新フレンズ「ステラーカイギュウ」が登場した。
今回は同時に実装されたフォトはないので、「ステラーカイギュウ」のみについて評価、解説していくことにする。
ステラーカイギュウ
「ステラーカイギュウ」はラブリー属性のフレンズ。
守りのステータスが非常に高く、ラブリー属性で2番目の高さを誇る。
リデザ後はリデザ前の灰色基調から青色基調が強くなった印象。
リデザ前後ともに、海の上でぼーっと漂う癖はあるが、アクティブになることも多々ある性格のようだ。
シンプルで扱いやすいタンク役
守りが高い「ステラーカイギュウ」ではあるが、体力も高い水準ではあるため、両方を活かしてタンク役として活躍するのが好ましいだろう。
体力管理は一時的に大きく回復できる待機スキルと、毎ターン継続的に回復できるキセキ特性の両方を備えている点が優秀である。
守りに関しては、けものミラクルで大きな被ダメージ減少バフを得られ、得意技でも相手の与ダメージを減少させられるので、疑似的な防御アップが可能となる。
ただし、ヘイトに関してはけものミラクルと待機スキルで得られるものの、常時ヘイトを上昇させる術は持ち合わせていないため、「大海を往く」等のフォトでヘイト上げは怠らないようにしたい。
また、体力回復と被ダメージ減少効果はどちらかというと体力回復の方に偏りがあるため、からげんき状態の影響は大きい傾向にある。
これを和らげるためにも、「アリサ=サザンクロス」「アラビアオリックス」をパーティに加えてからげんき耐性を整えておきたい。
3ターンバフでWバフが狙いやすい
けものミラクルによる味方の与ダメージのバフ効果が大きい「ステラーカイギュウ」は、シーサーバル道場のバッファーとしても活躍できるだろう。
そして何よ強みであるのが、バフ効果が3ターンと長く続くうえで、けものミラクルに必要なMPが少ないため、十分にWバフを狙っていきやすいことにある。
ラブリー属性のフレンズのバッファーは2ターン継続のものが多く、Wバフを狙えるフレンズが「【オシャレリーダー】チャップマンシマウマ」か、バフ値が低い「ヤンバルクイナ」くらいしか選択肢がなかったが、「ステラーカイギュウ」の登場により大きな選択肢が増えたといっても過言ではないだろう。
また、「【オシャレリーダー】チャップマンシマウマ」よりもけものミラクルに必要なMPが低く、Actionフラッグの質も高いため、よりWバフが狙いやすいようになっている。
ただし、シーサーバル道場で使われるラブリー属性のフレンズには「【オシャレリーダー】チャップマンシマウマ」「シマハイイロギツネ」「ウミネコ」が存在し、これらのフレンズはBeatフラッグを1枚しか所持していない。
そして、「ステラーカイギュウ」も同様にBeatフラッグは1枚しかないため、パーティの構成次第ではBeatフラッグが極端に少なくなってしまう点には注意したいところだ。
他のバッファーとの比較
ここで、「ステラーカイギュウ」が他のバッファーとどのくらい張り合えるか比較を行う。
以下のフレンズたちはラブリー属性の主力のバッファーで、レベル70、野生解放4段階目、けも級4、けものミラクルレベル5で計算しており、けもコーラス、フラッグ強化値、プラズム等は計算に考慮しない。
「シマハイイロギツネ」の得意技による相手の被ダメージ増加も非計算として考えることにする。
フレンズ | けものミラクル | 得意技 | 待機スキル | 特性 | キセキ特性 | 合計バフ値 |
ステラーカイギュウ | 1.39倍 | なし | なし | 1.15倍 | なし | 約1.60倍 |
ステラーカイギュウ Wバフ | 1.9321倍 | なし | なし | 1.15倍 | なし | 約2.22倍 |
HCチャップマンシマウマ | 1.4375倍 | なし | 2回発動 1.1664倍 | 1.03倍 | 1.15倍 | 約1.99倍 |
HCチャップマンシマウマ Wバフ | 2.06640625倍 | なし | 1回発動 1.08倍 | 1.03倍 | 1.15倍 | 約2.64倍 |
ウミネコ | 1.5625倍 | なし | なし | なし | なし | 約1.56倍 |
シマハイイロギツネ | 1.25倍 | なし | 2回発動 1.1025倍 | 1.05倍 | 1.15倍 | 約1.66倍 |
二ホンカワウソ | 1.3倍 | なし | 1.1倍 | 1.05倍 | 1.12倍 | 約1.68倍 |
「ステラーカイギュウ」のバフ効果は、けものミラクルと特性でしか持ち合わせていないため、結果は「ステラーカイギュウ」が1回のけものミラクルのバフでは下から2番目の低さとなってしまう。
そのため、「ステラーカイギュウ」でほかのフレンズより大きくバフを狙うには、Wバフを使う前提で運用しなければならない。
代わりに、待機スキルの発動率や発動条件によるバフ効果を「ステラーカイギュウ」は持っていないため、最大バフ値の揺れが無い点は強みと言えるだろう。
比べて、「【オシャレリーダー】チャップマンシマウマ」「シマハイイロギツネ」「二ホンカワウソ」はこの辺の確率運が入ってくるため、最高バフ値をとれる安定感は低いと認識しておいた方が良い。
また、シーサーバル道場で高スコアとりたいと考えているのであれば、Wバフが苦手な人こそこの「ステラーカイギュウ」を運用してほしい。
理由は単純で、Wバフを成功させやすいラブリー属性のフレンズであり、成功時のバフもかなり期待できるバフ値となっているからである。
「ヤンバルクイナ」のように格段にWバフが狙いやすいフレンズもいるが、あちらはWバフでようやくバッファー1回分以上のバフくらいの水準であるため、Wバフの達成感があまり感じられない。
よって、効果も成功率もほどほどに高い「ステラーカイギュウ」はまさにWバフ初心者向けのフレンズと言っても良いだろう。
例え失敗しても練習という意味ではいい経験値になるはずだ。
失敗を重ねて、よりWバフの成功しやすい運用やパーティ構成を練ってほしい。
まとめ
「ステラーカイギュウ」は高い守りと体力を活かしてタンク役として活躍させるという表面と、シーサーバル道場ではWバフを狙える期待のバッファーという2つの面で扱えるフレンズとなっている。
Wバフが苦手な初心者でも比較的成功させやすいないようとなっているため、これを機にシーサーバル道場でWバフの練習をしていくのも十分にありだろう。
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