Vジャンプ11月特大号に付属される「森の聖獣 キティテール」の効果が公開された。
今回はこのカードについて相性の良いカードや詳しく考察をしていきたい。
森の聖獣 キティテール
効果モンスター
遊戯王カードWiki
星2/地属性/獣族/攻 200/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の獣族・獣戦士族・鳥獣族・昆虫族・植物族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと元々の種族が同じとなるモンスター1体をデッキから墓地へ送る。
(2):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
デッキから「森の聖獣 キティテール」以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族・昆虫族・植物族モンスター1体を手札に加える。
5種族の墓地肥やしとサーチが可能
1つ目の効果も2つ目の効果も、獣族、獣戦士族、鳥獣族、昆虫族、植物族に対する効果を持っており、『森の聖獣』特有の多種族に対応している。
1つ目はデッキからの墓地肥やしを行える効果で、墓地の対象にしたモンスターと同じ種族のカードを墓地に送ることが出来る。
このカードに召喚権を消費して効果を発動しても良いが、特殊召喚時でも効果を発動できるので「森の聖獣 ヴァレリフォーン」蘇生して発動を狙うことも可能。
『森の聖獣』以外ならば、「レスキューキャット」からモンスター2体をリクルートして、「スプライト・エルフ」に繋げてリクルートするのも悪くない。
ただし、墓地のモンスターの種族を参照するため、予め墓地にモンスターを送っておく必要がある。
決して難しい条件ではないが、初動で使うには適さないだろう。
墓地へ落とすカードはデッキや状況に応じて様々だが、昆虫族主体なら「ゴキポール」を落とすのが面白い。
墓地へ送られた「ゴキポール」の効果で通常モンスターをサーチすれば、特殊召喚させてフィールドアドバンテージを得れるほか、除去も行うことが出来る。
2つ目の効果はサーチ効果で、こちらも5種族に対応しているため対象先が非常に広い。
代わりに、相手によって破壊されないと効果を発動できないため相手依存になってしまう点は欠点となる。
自爆特攻でも発動は可能だが、攻撃力が低いのでそれなりに戦闘ダメージを大きく受けるほか、バトルフェイズに移行してしまっているため、効果を使えるタイミングが遅く扱いづらさは残る。
汎用性の高さが魅力
『森の聖獣』にカテゴリ化されるカードだが、『森の聖獣』に関与する効果を持たず、サポートできる種族が5種類と非常に多い。
そのうえ、どの効果もデメリット効果を持たないため、5種類の種族のいずれかで統一されるデッキであればこのカードを出張させることが十分に可能だ。
最悪種族統一でなくても、5種類の種族のみで構築されているデッキでもよい。
植物と昆虫族は主軸となる『ナチュル』や、このカードと同じくレベル2で獣族を主軸とする『メルフィー』とも相性が良い。
他には『クローラー』や、『WORLD PREMIERE PACK 2022』で登場する『ビートルーパー』、ストラクチャーデッキで登場予定の『蟲惑魔』などが挙げられる。
カード名指定効果や制約が無い分自由度が広いので、様々なカテゴリで活躍できるだろう。
「輪廻独断」で5種族以外もサポート
1つ目の効果で対象に取れる墓地のカードの種族は、獣族、獣戦士族、鳥獣族、昆虫族、植物族の5種類に限定されているが、墓地へ送るカードは対象に取ったカードの元々の種族を参照するので、墓地のモンスターの種族を変えてしまえば、墓地へ落とせるカードはこの5種類に限ったことではない。
例えば、「輪廻独断」で墓地のモンスターを獣族にしてしまえば、墓地のどのモンスターでも対象に取ることが出来、元々の種族と同じ種族のモンスターを墓地へ送ることになるので、獣族になる前の種族のモンスターを墓地肥やしすることが出来る。
これにより墓地依存の展開を得意とするアンデット族などのデッキでも利用することが出来、『エルドリッチ』などと組み合わせるとより面白い動きが可能になるだろう。
まとめ
獣族、獣戦士族、鳥獣族、昆虫族、植物族の5種類の種族をサポートでき、制約やデメリット効果もないため、様々なデッキで活用することが出来る面白いカードとなっている。
「輪廻独断」と組ませれば実質参照先が無限になるため、使い方次第ではどんなデッキにも出張できる有能なカードになるかもしれない。
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